経済を歴史から紐解く➀
おはようございます。
朝晩の寒暖差で若干風邪気味の
きょーしゃんです。
お久しぶりです!
今回から経済を歴史から理解し、これからの生活において経済的リテラシーを高めていく記事を書いていきます。分かりやすく面白く解説していきます☺︎
昔は紙幣なんて信用したのか?
世界では元々金や銀などの貴金属が
メイン通貨として扱われていました。
(現在でも海外では通貨と同じように扱われています。日本では商品として扱われています)
金属の供給量は有限ですので、
不足した時の為に
民間金融業者が預かりの証明として紙幣や貨幣を発行していました。
世界初の紙幣は中国北宋の『交子』でした。
なぜ紙幣が登場したか。
それは四川における貿易による
高額取引に鉄銭は重く
大きな取引に向いていないと
気づいたからです。
☆確かに1億円の取引に1円玉で持って来れられたら困りますよね…
しかし、政府はそれを無駄遣いし
紙幣を乱発することによって
インフレを起こし、
通貨価値が下落してしまいました。
インフレが起きると、
物品がお金にならなくなり
農民たちは度々暴動を起こし
王朝はそれぞれ滅びていきました。
☆政府のお金の使い方で王朝が滅びていってしまったなんて…しかし失敗なく繁栄は訪れませんね笑
中世では絶対王政だった為
王様の命令は絶対従わなければ
殺される始末でした。
☆ジャイアン状態
権力を拡大するため
戦争のため戦費に資金を
調達しなければなりませんでした。
そこで王は大商人に高利で返すから貸してよと
頼み、調達しました。
しかし絶対王政ですから、王は後になって
やっぱり返さないよと言い踏み倒しました。
☆大商人たちも努力して富を得てきたのに絶対王政によって好き勝手お金を奪われて最悪ですよ笑
中央銀行の設立
草分けはスウェーデン王国のカール10世
ストックホルム銀行を設立しました。
しかし紙幣発行権は政府が握っていたため
戦費で度々紙幣を乱発し、
ストックホルム銀行は数年で倒産しました。
そこで中央銀行のリクス銀行を設立しました。
これは国王による恣意的支配から独立した銀行で、政府に好き勝手暴走させない権利を持った銀行でした。
イギリスでは金細工師(ゴールドスミス)が草分けでした。
名誉革命で即位したウィリアム3世が
フランス植民地戦争により財政赤字になったことがきっかけでした。
国債(国の借金)をロンドンにてイングランド銀行の設立によって消化しました。
イングランド銀行が王から得たものは
自国通貨であるポンドの発行権と
国債の利払いでした。
国債を引き受けさせるために
政府は中央銀行に通貨発行権を独占させました。
これが今世界の基準になっており
通貨の需給のバランスを保っているのです。
☆政府があれこれにお金を使いたいと中央銀行にお願いしますが、中央銀行はそれに抵抗し、急激なインフレによる通貨価値の下落を防いでいる訳なのです。
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