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30代後半、未経験で売上1兆円企業の経理職内定を勝ち取るまでの戦略と戦術

自己紹介

皆さま、はじめまして。キョン君です。

今回、30代後半かつ未経験でプライム企業の経理職内定を手に入れた身として、その時の体験談を書こうと思います。

最初に断っておきますが、正直、私の経歴は結構ピカピカです。売上1兆円以上のプライム企業に、経理未経験で経理職に内定するには、これくらいの経歴と戦略と運と根気が無いと大変なのでは、という事は正直思います。しかし、多くのヒントが私のNoteに詰め込まれていますので、皆様の手持ちのカードで戦略を練るきっかけにしていただければと思います。

本Noteでは、私の経験をもとにした転職活動の戦略や考え方を、余すところなく説明したうえで、そこから未経験経理職に入るうえで気にかけたこと、自分の職歴を見直して変えてきたところなどを書いていきます。未経験経理に興味がなくとも、転職活動をするうえでの重要なポイントは、自分の体験だけですが、全部盛り込みました。ぜひ僕がやってきたことを追体験して、内定を勝ち取ってください!

当方、まだ入社前ですので、拡散されるリスクを考え、有料にしています。ただ、この金額で一人の人間がの経験を知ることができるというのは、非常に有用だと思いますので、購入の検討をしていただければと思います。また、自己紹介ページからのTwitterも良ければフォローください。そっちでは緩く思う事を書いています。

なお、買っていただいた方々への礼儀として、転職後も有料は継続します。

今回の記事の対象者

1.制度会計の経験がない30代社員の方で経理転職を考えている方
2.未経験の職種に興味があるけど、その一歩が踏み出せない方
3.経理を志望しているが、書類通過がなかなかできない方
4.その他、僕のファン

メインのターゲットは上記の通りですが、僕と違う経歴の方々も勉強になる内容を書いています。(こんな経歴無いからプライム企業への転職は無理だよ、という方にも有益だと確信しています!)

本編の内容について

  1. 私が転職活動にかけた全体スケジュール

  2. エージェントとの連携方法について

  3. 求人の探し方、エージェントの選び方

  4. 大事なのは職務経歴書

  5. 面接に進む時点で、プラス評価

  6. 面接での練習方法、個人的なお勧め方法

  7. 補足:エージェントとの連携(面接前後)

  8. 未経験で経理を志望する前にやっておくべきこと

  9. 未経験経理を志望する際の職務経歴書の書き方

  10. 未経験経理を志望するうえでの面接準備

  11. まとめ

それでは、本編へ進みます。

私が転職活動にかけた全体スケジュール

私の転職にかけた時間はかなり長く、足掛け2年の長丁場でした。もちろん、2年間ずっとやっていたわけではなく、時期を空けて、定期的にエージェントとの連絡を取っていました。

私が利用していたのはリクルートエージェントなのですが、この2年間の間に、担当者が変わっていき、結局3人のエージェントの方とやり取りすることになりました。

まず、大まかなスケジュールを示しますと、
20年10月 初めて転職エージェントに接触
20年11月 職務経歴書を書き上げ、添削依頼
20年12月 一度、駐在先だったインドに戻る
21年05月 一時帰国し、再度エージェントと接触
21年12月 日本へ正式帰任
22年05月 改めて職務経歴書を書き上げ、添削依頼
22年07月 気になる企業に応募
22年08月 面接開始、第三志望内定
22年09月 第一志望内定、転職活動終了

となっています。ほとんど職務経歴書の書き上げに時間を割き、たまに気が向いたときに、志望動機も考えていました。私は地方在住で、その地域にあるプライム企業に勤めていましたが、2つ目のキャリアとして経理の専門性を身に着けたいと思い、ちょっと距離はあるものの、別のプライム企業に応募することにしました。(結果論ですが、内定後に確認したら年収はほぼ同等でした)

もちろん、現職でも経理への異動は実際に転職希望先への応募前に相談したのですが、残念ながら異動はかないませんでした。この辺りは別の記事で書きたいと考えています。

いずれにせよ、私の経歴は大学も有名な私立でして、現職もプライム企業、ということで、かなり恵まれた環境でのチャレンジでした。

エージェントとの連携

さて、エージェントとの連携ですが、転職活動をしようと思ったら、まずは転職サイトに登録する必要があります。それに先立ち、登録の前にまず、エージェントのモチベーションというのを、しっかりと掴んでおく必要があります。まず確認ですが、エージェントの報酬はどこからどうやって出てきているか、ご存じですか?そしてエージェントの職務は何なのかを理解していますか?

まず、ここをしっかり理解していないと、エージェントを上手に活用することは難しくなってくると思います。それでは答えたいと思います。

結論から申し上げますと、エージェントの職務は営業であり、あなたとのビジネスパートナーとなります。間違っても、サポートしてくれる人、助けてくれる人などと、思ってはいけません。助けてほしいなら、そのメリットを提示しなければ助けてはくれない、ってことをしっかり理解しておいてください。

人材紹介会社のようなところは、私たち応募者からお金をもらうのではありません。お金を請求する相手は、採用した企業です。採用した企業で私たちが入社したことで実績となり、その後に人材紹介会社に採用企業が年収×〇%という報酬を払うという形になります。

そうなってくると、エージェントが実績を上げようとするには、私たちに対して無理に年収の高い、時間のかかりそうな所を紹介するよりは、すぐに内定の出そうな所を紹介して、さっさと活動を終わらせて、売り上げを立たせるのが合理的な選択となります。

ここまで読めば、エージェントの人たちのモチベーションが何なのか、しっかりと把握できると思います。彼らは私たちを商材として、企業に売り込まなければなりません。でも、時間を掛けずに勝手に内定取ってくれるのであれば、他の求職者に注力できます。ですので、間違いなく楽々内定が取れる所を薦めてくるわけです。

皆さんもエージェントの立場になったらどうですか?同じことをするんじゃないでしょうか?だって、エージェントが評価される指標ってのは間違いなく売り上げですから。良い企業に送り込んだってのは、何の評価にもなりません。だって、それはその時の企業が出す求人票に、大きく左右されるのですから。

エージェントに支払われる報酬が私たちの年収の30%だとして、800万円の年収の人間を10人送り込めると、800万×10人×30%で2,400万円の売り上げとなります。例えば500万円で同等の売り上げを上げようとするなら、16人を送り込めば、同じだけの結果を出すことができます。高い年収の人間を送り込むよりも、人数を増やす方がずっと楽なのは、想像に難くありません。

そうなってくると、エージェントはあなた達に対して、こういった求人はいかがでしょうか?という提案の中身について、想像がつくと思います。つまるところ、エージェントの方々は、あなた達をサポートしたいと思っているのではなく、営業を掛けているんです。もし皆さんが自分の能力を安く売るのであれば、エージェントからしたら、楽なものです。ですので、決してエージェントを仲間だとは思ってはいけません。私たちが考えるべきは、エージェントをうまく活用して、最高の成果を出すこと。彼らはビジネスパートナーであると、強く心に刻むことです。

求人の探し方、エージェントの選び方

さて、では、求人の探し方に移りたいと思います。ここで大事なのは、「当事者意識」をもって、自分でまずは企業の採用情報ページを見る事。そして自分で求人検索をすること。この2点は絶対に守ることだと考えています。順番に説明します。

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