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悩んで人生にブレーキをかけていないか? #62

誰しも日々悩むことはあると思う。そして人によって解決法も全く異なるはず。悩んでも無駄だと思う人や悩めば悩むほど解決から遠ざかってしまう人様々だ。実は、その悩み自体の本質を理解していなければいつになっても本当の解決はしない。きっと目の前の悩みが解決したと思ったら、またすぐ次の悩み事が顔をだす。この繰り返しになってしまう。このループは誰にでも経験があるかもしれない。悩み無き方がもしかしたら珍しいかもしれない。
解決できる、できないとか、どう解決するべきか考える前に、まずは自分には悩みがあり、ブレーキを踏んでいるんだと認識すること、ブレーキが存在することを知るだけでいい。それが最初の一歩になる。
どうしたらブレーキを踏まずに生きていけるか。
以下に紹介するので、参考にしてほしい。

テーマ

実はこのブレーキ悩みがあるときだけでなく、踏む必要がないときにもブレーキを踏んでいる。まず、踏む必要がないのに踏んでいるということを理解して欲しい。改めて解説するが、どうしたらブレーキを踏まないようにできるのか?
それは、手法ではなく”ブレーキを踏まない覚悟”だけである。

認識をする

では、どこでブレーキを踏んでいるのか?簡単な事例をもとに説明する。
30代も中頃に差し掛かると、転職・結婚・出産など人生におけるライフイベントが起こる。その中でも「転職」にフォーカスをしよう。
転職を考えるときのポイントとして、年収アップ・人間関係・仕事が向いているかどうかわからない・挑戦したい・環境を変えたいなど挙げたらキリがない。当然、プラスの意識が強く転職をする場合と、マイナスの意識が強い転職があると思う。さて、ここがポイントでマイナスの意識が強い人は、今の上司が変われば、ひいては会社が変われば自分は今の自分と大きく変われると思っていることだ。果たして本当にそうだろうか?
ここで話をする”ブレーキ”は、何かを決断する時ではなく、決断をした後になる。
仮に転職を考えているのがAさんだとすると、今現状Aさんは営業成績がなかなか振るわず社内の人間関係が良好でない。こんな毎日は嫌だから転職をすると決断をした。無事に転職が決まりAさんはこれで環境が変わるから新たな気持ちでリセットができる。そして自分自身も変わることができると思います。そこに落とし穴がある。一番大事なのは、現時点でブレーキを踏んでいるAさんが、転職した先でアクセル全開で進めることができるのが一番。が、しかし、転職先でしばらくするとAさんはまたブレーキを踏み始める。結局は転職する前と同じ悩みに直面をすることになる。
なぜこうなるのか?
進んでいるようで進んでいなかったから。
2台の車が直線100mの道を走る競争をする。1台はアクセルを踏み、1台はアクセルとブレーキとサイドブレーキを一緒に行っている。さて、どちらが早くゴールができるか?
答えはおわかりだろうが、実はほとんどの人がアクセルを踏んでいると同時にブレーキも踏んでいるので進んでない。
悩みもそうで、進んで解決しているように見えて、同時にブレーキを踏んでいるためになにも進んでいない。
どうしたらよいのだろうか・・・

覚悟を決める

悩みを減らすために必要なことは、ブレーキの存在を知ることと、ブレーキを踏まない覚悟をすること。ブレーキを踏まない方が自分の人生にとってプラスになるのだから、ブレーキを踏まないように努めてみよう!と決断する。覚悟を決めることが実はとても大事なこと。
ただ、覚悟を決めるといっても些細なことでクヨクヨしてしまうのに決断なんて・・・など様々な意見があるでしょう。
一生の覚悟ではなく、期間限定で決断するのはどうだろうか。
2年間はその道をなるべくブレーキを踏まないで進んでみる。
0か100で決断を重たく考えてしまいやすい人も多いが、とりあえず2年間ブレーキを踏まずに頑張った体験がその後の人生にも大きなプラスになると思う。
結局は、今の現状を脱するも、今のままでいるのかも他人は決められない。自分の人生だから自分で決めなくてはいけないけれど、どちらにしてもその選択をしたあとは、その道ではブレーキを踏まずに進んだ方が人生プラスになるということ。

さいごに

自分の悩みはだいたい同じようなことの繰り返しに思う。
そんなすぐに思考は変わらないし。無意識に自分の心にブレーキをかけている状況と、自分は心にブレーキをかけてしまっていると認識しているとでは大きく変わってくるはず。
年末年始で色々悩んだり、新たな目標を掲げることもあるだろう。
新たな目標を立てて実行するなら、ブレーキをかけずに、また、ブレーキをかけてしまう自分がいることを自覚して進んでいって欲しい。

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