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『スイス人銀行家の教え』本田健

本田健さんの『ユダヤ人大富豪の教え』『大富豪からの手紙』(本50)をかつて読んでいて、スイス人銀行家の話も出ていたので読んでみた。ルパン三世に出てくる知識くらいしか知らないがスイス銀行ってなんかすごい特別なんでしょう?

まず今回ショックだったのは『大富豪からの手紙』の内容をすっかり忘れているということ。片っ端から読んだ本の内容を忘れていくので、感想を書くことにしたが、それでも覚えていない。大富豪になるためのヒントをもらったはずなのに。そして感想を読み直して「なるほどー!いいこと言ってる」と思った。ぜんぜん教訓が身になっていない。この本もそうなってしまうだろうけど、深層心理に刻まれてポジティブなことになっていると信じたい。

教訓はさておき、賢くなったのは「スイスにはプライベートバンクというものがある」ということ。投資でお金を増やすことを目的とし相談にのる銀行ではなく、既にある資産を守りながらよい人生を送るための手伝いをする大金持ちのための銀行だそうだ。そこでバンカーはお金の相談ややりとりをするだけでなく、子供達のために良い学校を探したり、結婚相手を探すことすらあるらしい。はーアナザーワールド。そんなスイスのプライベートバンクのオーナーであるホフマンさんに大学生のケン君が実践含むレクチャーを受ける。


お金への自分の思い込みが実生活でのお金に投影され、まだ癒されていないことをあぶり出すという。それは親からの教えや、パートナーとの関係に影響される。ケチな親を見れば「ああなりたくない」とお金を使うし、パートナーが浪費家であれば自分はケチになるというように。人間はバランスをとるために相手とは逆の立場をとる、などなど。箇条書きになっていたり、太字になっている大事なことがところどころに出てきたが、正直たくさんあったし覚えられない。読みやすいのでスルスル読み終わった。残念だがきっとまた忘れることだろう。


ユダヤ人大富豪、スイス人銀行家ときて、次は何かなと考えた。次回は大富豪になったケン君が子供にどう智恵や資産を引き継ぐか、帝王学を学ぶ『インド人マハラジャの教え』というのはどうだろう。

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