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留学、海外移住を考えたら読みたい4冊

海外で暮らしてみたい!留学したい!という希望を持ち始めると、
気になるのが「どうやって?」
先に行動を起こし、実際に生活している人たちの物語を知りたくなります。
わたしも日本に帰国し長くなってきた頃、再び海外行きを考え始めていました。
その頃、情報を探したどり着いた本が数冊あります。
読んで「やっぱり行こう」と自分の希望を改めて意識させてくれたのが次の本です。
留学や海外移住を考えている方達に4冊オススメします。

1.『渡英2年 うめだまのイギリス自由帳』 うめだまりこ著

日本の美大を卒業後、ゲーム会社に就職し、イギリスに渡って現地で就職、そして大学院を卒業したうめだまさんがイギリスでの生活から英語学習に
ついて描いたマンガです。

シャワーのみで暮らしていると猛烈に抱く湯船への欲望や
炊飯への飽くなき挑戦など…
ひどく頷く場面や初めて知るイギリスの文化など、
イギリス滞在に興味がある人にはオススメの一冊です。

留学をキャリアチェンジの要にし、現在はアメリカで映画製作に関わり活躍されています。
Twitter: @umedama


2. 『ベルリンうわの空』 香山哲著

「ベルリンという街に「なんとなく」で移住してしまった僕は、派手な観光も、胸躍る冒険もなく、ただ毎日を平凡に過ごしている。」
サイトより引用

この言葉、究極です。
どこかに行きたい・住んでみたいって気持ちは、
本当はものすごくシンプルかつストレートな心からの声のはずです。
純粋な好奇心がそういう気持ちを呼び起こすというか。

だけど、自分をお膳立てするために理由を考えて言葉を埋めてみたり。
正しい「理由」がないと自分の声に従ってはダメなのではないか、
そんな不安がよぎることが多々あります。
そこにこんなストレートな表現が飛び込んできたので
初めて彼のマンガを読んだときは頭が真っ白になりました。
マンガ、ゲーム、文章などの制作をしているフリーランス。
場所を選ばず仕事ができるのは、強みです。

心のクウェート
こちらはベルリン移住の前に、居心地のいい場所を探し
ヨーロッパ各地で暮らした時のお話です。
印刷されたものも販売されていますが、
オンラインで読むことができます。


3. 『世界の果てでも漫画描き 1 キューバ編』 ヤマザキマリ著

こちらはご存知テルマエロマエで(さらに)有名になった漫画家、
ヤマザキマリ氏がどのような幼少期〜学生時代を送ってきたのか
描かれた漫画です。世界中を回っている漫画家!
この漫画でも北海道から香港、イタリア、キューバ、、、と
どんどん舞台が変わっていきます。そして話に出てくる国名はその倍以上…これだけいろんな拠点で仕事を続けている漫画家は
彼女の他にこの世にいないのではないかというくらい移動距離がすごい。

この漫画を読む前は、超人のように見ていたのですが、
旅の苦労はあって当然、という姿に親近感が湧きます。
(あんなに引越しや旅を経験しているマリ氏でも大変だと思うのかーとか、平気なフリしなくてもいいんだなーとか)

それでも「そんな人生もなかなか楽しくて最高」
と言い切れるのはやっぱりさすが。
旅自体が彼女の生活となっていて、
一箇所に留まることを最良としなくてもいいのだなと
わたしはとても気が楽になるのです。
大人になることとひと所に落ち着くのが同意語だと思い込んで
苦しかった時期に出会ってよかった漫画です。
落ち着くべきか、それとも、、、と悩む人にオススメです。


番外編『生きるって、なに?』 たかのてるこ著

こちらは世界の旅人・たかのてるこさんの本。
「移住」「海外で暮らす」というテーマからは外れるのかもしれないけれど、「世界を見たい」という思いのある人すべてにオススメの本です。

たかのさんは日本を拠点に、大学時代、会社員時代から世界各国に旅をし、その体験エッセイを出版し続けてきた旅人でありエッセイストです。

彼女の旅は毎回とても濃厚、その経験を重ねてきたからこそ
この本の中には、にじみ出てくる言葉が綴られています。
旅先で出会った人たちを間近で収めた写真からは、
彼女自身が世界とどう触れ合っているか、
そして目の前の相手と心から会話している彼女を
彼らがどんな眼差しで見ているかが伝わってきます。

そして、ページをめくるごとに幸せのあり方に境界線はないのだと
何度も何度も実感させられます。
悩んで立ち止まった時に、読み返したい本です。


まとめ
「こうしたい、だけどどうしたらいいかわからない」
という入り口に立ったら、先行く人たちの言葉や絵に出会うことで
自分なりの考えがもっとハッキリ見えてきたりします。
こんなので悩むのは自分だけかな、
なんて心細くなった時も、今は輝いている人たちでも、
同じように悩むことがあるのだと気付ければもう一回力も湧いてきます。
そうして本に助けてもらうのは、具体的な方法だったり、
気持ちの面だったり両方です。

忙しい時期ほど、情報を得るのが難しかったりして視野も狭くなりがち。
あえて本を読む時間をとって、こういう風に暮らしたい!と
強く思い描くことはとても大事です。

今回記載の本を引っ張り出してきて、
また読みたくなっています。


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