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京都ってところはさ。#3

今年の大河が始まったばかりだというのにもう来年の大河ドラマが決まったようですね。来年は紫式部が主人公になるとか。来年の京都も賑やかになりそうです。

大河ドラマはその舞台となる土地を訪れるファンも多いようです。来年は京都御所、紫式部の邸宅跡等が賑わいそうな予感。スポットを当てられた人物の過ごした土地に興味を持って訪れるというのもある意味面白い観光の仕方であるような気がします。ある意味「巡礼」ですね。

「巡礼」にも最近は色々あるようで、アニメやドラマ、小説の舞台になった場所を巡る所謂「聖地巡礼」と言われるものが最近は一番身近なような気がします。

そしてこの「聖地巡礼」は観光にも大きく密接しています。単純な話、人が動くと商売が盛んになり現地経済が潤います。巡礼ともなれば、宿泊しての旅をする人も多いでしょうし、巡った先では「推し」の食べたものや、買ったもの、を食べたり購入したりしたいでしょう。そうすると宿泊施設、お土産物屋、飲食のジャンル人が集まります。街をあげてコラボをした日には、現地限定グッズなんていうのもあったりして、特定の店や場所だけではなく、地域として潤うようにしているところもあります。

ただ、この「聖地巡礼」はどこまで続くのでしょうか?アニメやドラマの人気が衰えたらやはり訪れる人は少なくなるような気がします。そう考えると一過性の物として心構えを持っているのがいいのでしょうか。難しいところです。

さて、ここ京都は考えてみると「巡礼」の持続性はある街だと思います。まず、「巡礼」の対象になるものが多いのです。

京都は古都にして新しいものも受け入れる柔軟さというか懐の深さも併せ持っている街です。なのでアニメの制作も割と行われています。アニメファンが見込めます。

件の大河ドラマ。京都は割とどの人物の歴史にもどこか掠っているので、そちらの面でも訪れる人は見込めます。刑事物ドラマも何故か京都府警が舞台の物が多い。あまり刑事物ドラマの巡礼はあまり聞いたことありませんが、中にはいらっしゃるでしょう。

そして何よりも宗教巡礼(元々はこちらが巡礼の本義でしょう)。西国三十三所巡礼、数珠巡礼等があるので絶えず巡礼者がいる街となっています。宗教的意味はないとしてもお寺で最近よく見かける花手水や素晴らしい切り絵などの御朱印などもある意味巡礼者を呼び込むために役立っていますよね。

そう考えると京都は街全体で外から人を呼び込むシステムがきちんと出来上がっている、そんな街なのだと思います。観光資源がたくさんあっても、それらを繋げて循環させなければ観光地としては成り立たないのではないかと最近よく思うのです。

京都ってところはよく出来てる。

京都に巡礼旅に訪れる際は是非「御宿つむぎ」へご宿泊を!


拙い文章を読んでくだりありがとうございます。細々と描き続けられたらいいなと思っています。