中学受験、する?しない?

戦略的中学受験のすすめ

息子は現在中学一年。
去年中学受験を経験し、幸い希望の学校に入学することができ、今は楽しく通学していますが、ちょうど1年前の今頃は何をしていたか思い出してみました。

・受験本番まで100日を切ったぞ!!と塾の先生からハッパをかけられ、やたら焦らされる ➡ 塾の廊下にはカウントダウンの張り紙が…
・親はあちこちの学校説明会に足しげく通い、募集要項に目を光らせる ➡ 人気校は説明会すら予約先着順で一日で埋まってしまうこともある…
・子供は過去問に取り組み始めたものの、全く合格ラインの点数に届かず、親子でガガーンとなる ➡ 息子、開き直る…
・インフルエンザが出始めたと聞き、うげ~となる ➡ でも我が家はインフルの予防接種は受けない主義なのでどうしようもない…

とまぁこんな感じの日々をすごしておりました。

今年受験生だったり、来年以降子供が受験を控えている友人から色々聞かれることも多いので、我が家の中学受験についてシリーズで書いていこうと思います。
どなたかの参考になれば^^

我が家で中学受験のことを考え出したのは息子が小学校4年生のとき。
今は小学3年生の2月の新4年生から入塾する、というのが中学受験におけるスタンダードです。なのでこれはむしろ遅いほうなのですが、丸3年間(小学校の半分)も塾に費やす必要はない、というのが私の持論でした。

というのも、母親の私は中学受験を経験済み。
5年生の終わりに、塾の合格体験談のチラシを玄関でたまたま読み、ここに入りたい!となかば衝動的に親に切望し、親もビックリのあれよあれよと怒涛の、そして地獄のような10か月の受験生活を経て終えた中学受験でした。

さすがに10か月という期間に4科目は無謀ともいえる挑戦でした。特に塾の算数が苦手だった私は、つるかめ算やら植木算、時計算など特殊な計算方法が全くわからず、しまいには先生から「計算だけでもできてくれよ…」と言われる始末。小学校の算数では困らなかったのに、こんなに違うのか!なんだこれは!!とカルチャーショックを受けたことを覚えています。

なので、いざ自分の子供が中学受験をするとなったとき、1年間では時間が足りないし、3年間では遊びたい盛りの子供には長期間すぎて酷だと思い、新5年生(小学4年の2月)からの2年間でいいかなと思っていました。

それに息子には食物アレルギーがあり、経口免疫療法という自宅での長期間かけて行う治療を4年生から始めたい(=中学までにアレルギーを克服したい!)という希望があり、4年生は治療を優先したかったのです。

一般的に、女子はコツコツ型で築き上げていくタイプが多く、男子は短期集中追い込み型で、スイッチが入った後の集中力と粘り強さは目を見張るものがある、と言われています。

また、中学受験には向き不向きがある、とも聞きます。私も、花開く時期が中学受験か高校受験かは個人差があると思っています。息子は6歳のときに父親を亡くすというショッキングなことを経験したからか、同学年の男の子と比べても精神年齢が高めでしっかり者という一面がありました(別シリーズで書いているようなチャラ男な一面ももちろん多々ありますが…)。さらに負けず嫌いで数字やパズルが好きという息子は、勉学で勝負する過酷な中学受験に向いているのではないかと密かに思っていました。

でも向いているからといって、親から塾に行きなさい!受験しなさい!ということはしたくなかったのです。子供とはいえ、自分で決めてこそ、やる気につながると思うからです。それに超がつく頑固者な息子は、自分で納得しないと動かないし続かないだろうと思ったのです。

そこで、4年生の夏ごろにお風呂に一緒に入った時に、将来のことについて息子と話をしました。
「日本にいる限り、たいていの人は行きたい学校に入るために受験というものを経験するの。それが中学だったり高校だったり大学だったりする。ママは中学と大学を受験したし、パパは高校を受験して大学はそのまま上がった。おじさんは高校と大学を受験した。色々な道があってこれが正解というものはないけど、選べる環境にあるのは幸せなこと。将来やりたいことが見つかった時のためにも勉強は必要なものなの。今すぐ決めなきゃいけないわけではないけど、ちょっと考えてみてほしいんだ」

普段ふざけてばかりの息子も、お風呂という逃げ場のない場所で、母親がいつになく真剣に話しているのを聞き、素直に「わかった」と言いました。

そして数日後。
息子「オレ、中学受験する」
私(内心、よ~し!シメシメ…と思いながら)「どうして?」
息子「オレ算数得意だけどさ、クラスで○○にだけは勝てないんだよ。○○は塾に行ってるからだと思うんだ。だから○○に塾ってどう?って聞いたら楽しいんだって。だからオレも塾に入って○○を抜かしたいんだ!」
私「わかった。じゃあ今度その塾で無料の公開テストっていうのがあるみたいだから受けてみる?」
息子「受けるっ!!」

そんなこんなで、4年生の秋に公開テストを受けることになりました。こうして初めて塾に足を踏み入れることになったのですが、長くなったので続きは次回にしたいと思います。。

お読みいただきありがとうございました。
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