辻響平

俳優

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最近の記事

『アリはフリスクを食べない』に向けて

11月14日から始まる『アリはフリスクを食べない』、いよいよ本番が近くなってまいりました。10月1日から始まった稽古も、気づけばあと4日です。 この作品は、2014年に初演、2019年に再演があり、今回は再再演です。 僕が伊藤さんの作品に初めて出演したのは2019年の再演で、それから5年、改めてこの作品に挑む機会をもらいました。もともと俳優専門だった伊藤さんが初めて筆をとったアリは、もちろん伊藤さんにとって、そしてきっと色んな人にとって特別なものだと思います。僕もそのうちの

    • 夏を終えて

      7月の青年団リンクやしゃご『きゃんと、すたんどみー、なう。』 8月のMrs.fictions『伯爵のおるすばん』 9月の肋骨蜜柑同好会 特別企画『田瓶奇譚集』(Mrs.fictions『そして誰もいなくなるまで待って』で参加) ありがたいことに忙しくさせてもらった期間がおわり、一区切りとなりました。この3作品について振り返るのは、もうちょっととっておこうと思います。 その間には所属するかわいいコンビニ店員飯田さん『とりあって』の公演もありました。3年ぶりの飯田さんの公演は

      • 明日から本番

        青年団リンク やしゃご『きゃんと、すたんどみー、なう。』が、いよいよ開幕します。 やしゃごとの出会いはこの芝居でした。 僕はそれまでいわゆる青年団系の芝居は生の舞台では観たことがなかったんじゃないかと思います。大学の授業で映像で東京ノートを観たぐらいだったかと。しかも、まあ、ダメな大学生の例に漏れずちゃんと真面目に観てはいなかったと思います。その頃の僕は(今もかもしれない)熱量だろ!エネルギーだろ!汗だろ!と思って斜に構えてたのもあり…… 時は経ち2017年、俳優仲間が出

        • 6月

          2022年も半分過ぎました。 7月に出演する青年団リンク やしゃご『きゃんと、すたんどみー、なう。』のチケットが発売され(整理番号の記載についてご指摘いただいた件があり、申し訳ありませんでした)、稽古も始まっております。7/7のプレビュー公演、まあ初日ですね、まで、あと1ヶ月。 ありがたいことに、やしゃご4作目の出演です。 『アリはフリスクを食べない』 『ののじにさすってごらん』 『てくてくと』 いろんな役をやらせてもらいました。思い入れがある作品ばかりです。今回の『きゃ

        『アリはフリスクを食べない』に向けて

          ツイッター

          特別な理由もなくつぶやかない期間がちょっとできると、ツイートしようと思っても無駄な自意識から手がひっこんでどんどん発信から離れてしまう。 行きたい芝居やお誘いもらって気になった芝居で、行けなかったやつもたくさんありました。みにいけたやつは遡ると 第27班 アナログスイッチ 劇団スポーツ 映画美学校アクターズ・コース卒業公演 劇団狼煙組 青年団 ブロードウェイ・バウンズ(配信) 中野坂上デーモンズ  年明けてからはたぶんこれぐらい。映画は別。観劇は基本的に一人で行くので、

          ツイッター

          2022年

          あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします、と本当は直接たくさんの人に言いたいです。 コロナ禍が続く中ではありますが、気をつけつつ茨城の実家に帰っておりました。なかなかに近いので(特急乗れば上野から1時間)、東京出てきて以来、錦を飾るまでは帰らん!という気概もないまま年に2回は帰省する感じだったのですが、2020年(おととし)、この頃はコロナがどんなもんか今より未知だったので、一度も帰省しませんでした。そんな間に、ものごとは思いもよらずにいろいろ変わっている

          炎上とは

          陣内智則さんの郵便配達員のネタがプチ炎上したというネットニュースを見た。 自分はそのネタをみてもいないし、別に全くもって何も言う必要はないんだけど、考えるがままに文字にしてみようと、ふと思った。 そのニュースの中で、陣内さんは、銀行強盗のネタとかだってあるのに的なことを言っていたみたいだったけど、まあそこで、確かにそうだ、と思って終わる気なら終われる。じゃあ何が違うのか?銀行強盗のネタで炎上することはないのに、なんで陣内さんは炎上したのか?(そもそも騒いでるのは神経質でう

          Art-school

          エッセイとかコラムとかもともとけっこう好きだけど もうだいぶ昔、こんな文章書きたいな、と思ったのが上のやつでした。大そうな文章じゃなく、ただめっちゃ心打たれた。 Art-schoolというバンドがあり、その中のカノンという曲は、イギリスのバンド、The Cureのhighという曲と、日本の90年代のバンド、エレキブランのメルトという曲とめちゃくちゃ似てる。というかArt-schoolの曲は元ネタのまとめサイトがあるぐらい引用だらけで有名。(そもそも引用のない芸術なんてない

          吹原さん

          ポップンマッシュルームチキン野郎の吹原さんが旅に出てから1年が経ちました。 この1年はコロナ禍だったこともあり、変な1年でした。ここから先の1年はどうなるでしょう。自分はどうするでしょう。そもそも普通の1年て、どんな1年でしょう。なんか梅雨入るの早いし……自分は低気圧で頭痛くなったりはしないけど、湿度に気が滅入って体が重くなります。 吹原さんは2回、ご一緒させてもらいました。2019年の1月と、12月。それぞれ二本立て公演だったので、作品としては4つです。 出演した芝居

          Mitski -Your Best American Girlについて

          2016年にめちゃくちゃ話題になっていた曲みたいですが、自分は今年になってSpotifyのおすすめかなんかでたまたま出会いました。 Mitskiという日本人名から来ているだろう名前と、完全にアメリカのインディーロックの音作り、陰鬱ながらもポップなメロディと曲構成(ありきたりな表現ですみません)に、何者なんだろう…?という思いをもったまま、あんま調べないで曲だけ聴いてました。 この間、ふと調べたところ、彼女は日本で日本人とアメリカ人の両親の間に生まれ、幼少期から海外を転々と

          Mitski -Your Best American Girlについて