炎上とは
陣内智則さんの郵便配達員のネタがプチ炎上したというネットニュースを見た。
自分はそのネタをみてもいないし、別に全くもって何も言う必要はないんだけど、考えるがままに文字にしてみようと、ふと思った。
そのニュースの中で、陣内さんは、銀行強盗のネタとかだってあるのに的なことを言っていたみたいだったけど、まあそこで、確かにそうだ、と思って終わる気なら終われる。じゃあ何が違うのか?銀行強盗のネタで炎上することはないのに、なんで陣内さんは炎上したのか?(そもそも騒いでるのは神経質でうるさいやつらだけ、ほっとけばいい、炎上なんていうほどじゃない、という意見もよく見るけど)
銀行強盗は犯罪だ
という前提が確固たるものだからなのではないだろうか。加えて、もちろん重大な犯罪だけど、非常にアナログで、人の顔が見える、極端に言ったらかわいげがある。銀行強盗は基本的に人を殺すことが目的ではないし、このご時世、顔の見えないネット上の犯罪とか、なんかもっと本能的におそろしいと思う犯罪はたくさんある中で、銀行強盗はネタにできるぐらいの非効率で、組織的じゃない、馬鹿っぽい感じもする。
それに対して、郵便局員が暇つぶしで郵便の中身を見るというのは、明らかな犯罪としての前提があるほど犯罪っぽくないし、やってる人自身が犯罪として認識してやってるテイじゃないから(これは見てないから分からないから仮定)、銀行強盗のとは構造が全然違う。覗き見ている行為を良しとしているのか、悪しとしているかがはっきり示されていないから、そこに敏感な人は気持ち悪さを感じる。覗き見する必然性があるか(それこそ陣内さんがプロデューサーから提案されたような? 善意から覗き見せざるを得ない状況を作る)、暇つぶしじゃなくて、ガッツリ悪意を持って犯罪としてやってるという提示がされれば、その気持ち悪さはなくなるのではないだろうか。そもそもうるさい奴らにも気持ちよく見てもらえる前提を作るために無駄な設定と尺を使わせるなよ、という意見もあるでしょう。
ここまで考えて詰まりました。
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