日本語学校

ベトナムの日本語学校を見学してきた芽生えた2つの感情


ベトナムは本当に日本語や日本へ行くことの需要がとても高い。
なぜこんなに日本はベトナムでここまで人気なのか知りたく、ホーチミンにある日本語学校に見学をしてきた。

この日本語学校では、毎日1時間半大学生に日本語を教えていて、20人くらいのクラスが5つほどあった。
また、この日本語学校はベトナムの様々な地域で日本語学校を開いている。
すべての教室を合わせたら1000人はゆうに超えていると思う。

なぜ日本語を学びたいのか全員に質問してみた

・日本の技術を学びたいから
・日本は空気が綺麗で美しい場所が多いから
・日本で学んだことをベトナムに活かしたいから
・日本の文化や食事が好きだから
・日本人は優しく、過ごしやすそうだから
・日本の働き方はプロフェッショナルだから
・ベトナムより日本の方が給与が高いから。
・日本の歴史、特に江戸時代が好きだから

日本で働きたい理由は上記に記載したことだった。
一番驚いたのは全員が日本に対してポジティブな印象を持っていることだ。
僕はこの回答を聞いて自分の中に2つの感情が芽生えた。

1つ目は、単純に嬉しかった
生まれ育った国に対して好印象を持ってくれていて、将来働いてみたり旅行をしてみたいと思ってくれていたことが。

ただその一方で、ポジティブな印象を持っているベトナムの人たちに
申し訳ない気持ちが生まれた
ベトナムの生徒たちがあげてくれた日本のことは間違ってないし、あっていることも多くあると思う。

けれども、実際日本で働いている在日外国人(特に技能実習生)は過酷な労働を強いられているケースが多くある。
地方の工場で洋服を規定を超える労働時間で働かされて精神的にも肉体的にも辛い思いをしていることがよくあるらしい。

これい追い打ちをかけるように今年の4月から入管法が改正されてもっと技能実習生がVISAをもらいやすくなった。
しかもこの法律では受け入れ体制(日本語を教えたり、法律を守らせたりなど)は受け入れ企業に任せるとされている。
労働力不足で悩まされている日本ではますます過酷な労働を強いられてしまう外国人は増えてしまうことが容易に想像できる。

日本に対してポジティブな印象を抱いている分、現状のギャップが違いすぎて苦しんでしまうのではないかと心配になる。
これはベトナムにいる日本で働きたい学生たちを見て初めて当事者として思わされた。

外国人が日本で働く企業をもっと選べたら、ブローカーに頼らずに日本企業とマッチングできたら、事前に日本のことや日本の会社・働き方がもっと届けられれば変わるのではないかと考えさせられた1日になりました。

留学やインターンで大事なことは、そこで感じた課題や、マイナスの感情をそのままにせずに帰国してから行動に写すことが何よりも大事だと思っている。
行動しなければ現状が改善されることはないから

まだ、帰国してからやることは完璧に決まっていないが、考える材料の1つにはなった。
短い時間の滞在だったがとても有意義なものになりました。