一期一会

出会いは本当に素晴らしい


『一期一会』
知っている単語だが、特別意識して生きてはいなかった。

けど、出会った人とまた出会う保証なんてないし。
出会うこと自体が偶然の積み重ねなのかもしれないと
今日初めて思った出来事がある。

別の大学の友達が、たまたま今いるインドのブッタガヤに来ていて
2週間くらい前にあった。
そこで、1つの学校を紹介してもらい、今日その学校を訪れた。

まさかの学校は今日休校だったのですが、(インドではしょっちゅう宗教の行事があり休校になる笑)そこの学校をコンサルしているというデンマーク人に出会った。

日本人とのハーフで、日本語が堪能なこともあり1時間くらい話した。
話を聞いているうちに目指している社会が僕と同じで、
しかも考えているだけでなく社会人として実現のために行動していた。

インドに来てから一番興奮し、楽しい時間だったかもしれない。

彼は人が皆、平等ではないことに腹が立ち、一人一人にできることを実行する世の中を作るために活動している。
生まれるときはすべての人が平等かもしれない、
だが、生まれた国が違うだけで子供のうちに餓死してしまう状況に陥ることがある。
または、物乞いをしなければならない家庭に生まれるかもしれない。
そんな世の中はおかしいと思い行動しているらしい。

彼がやっていることは、学校の先生と一緒に今後の学校の方針を考えたり、
生徒が学べる環境を作ったり、キャリア教育を行っている。
そして上手くいけば他の学校に展開していけたらと考えている。
どれも僕がインドでやろうとしていること、そして将来実現したい世界が似ている。
こんな人になりたいと思ったし、真似できることは徹底的に真似しようと思う。
だから、来週は何回かその学校を訪れどんな活動をしているのか見ていく。

デンマークの彼が発していた言葉の中で、自分の中で腑に落ちた言葉がある。

「全ての人にこうなるべきと押し付けたくはない。人それぞれ価値観や生まれた環境は違うからできることは違う。でもその人にできることを最大限行って欲しい。それが社会を良くする方向になればなお嬉しい。」

もしかしたら、僕は全ての人はこうあるべきという考えがあったかもしれない。これでは押し付けていてその人のためになるとは限らない。

でも、彼はその人にできることをやればいいし、それがその人のためになるという考えを持っていた。
この言葉を聞いて将来やりたいことがまた一つクリアになった気がする。
本当に出会えてよかった。


友達に連絡を取り、会いに行かなかったら学校の紹介をしてもらえなかった。
デンマーク人は来週帰ってしまうので今日その学校を訪れなければ出会うことはなかったかもしれない。
そう考えると人との出会いは当たり前のものではなく偶然の積み重ねなのかもしれない。

もちろん行動しなければ人との出会いも限られてしまう。
会った人とまた巡り会うことなんてないだろうから、
出会いを大切にして、いいなと思った人とは仲良くなり今後も連絡を取り続けられる関係をいろんな人と作っていきたい。

そんなことを思った1日でした。