見出し画像

Netflix:マイケル・ジョーダンのドキュメンタリー「THE LAST DANCE」を観て(史上最高傑作のスポーツマーケティング)

皆さん、おはようございます。

昨日にNetflixの「THE LAST DANCE」を観ました。(この時点では、第6話までです)

これは、あのマイケル・ジョーダンのドキュメンタリーになります。

内容としては、マイケル・ジョーダンという1人のアスリートの全てを映し出し、スーパースターであることの葛藤、ナイキとの関係など、マイケル・ジョーダンの偉大さをマジマジで見せつけられたドキュメンタリーです。

ESPNでも市場最も視聴されたドキュメンタリーになっているようです。

流石、神様マイケル・ジョーダン

現在は、第6話まで配信されております。

画像1

5月11日に7、8、5月18日に9、10.で全10話の配信が終わります。

画像2

個人的にマイケル・ジョーダンも好きですし、当時のシカゴ・ブルズのことは、ちょっとだけ知っていたつもりですが、スコッティ・ピッペンの凄さなどは、実はそこまで知らなかったです。デニス・ロッドマンに関しても、あの悪そうな風貌が好きで本も買ったことがありましたが、自分自身が知らないロッドマンがいたりと、マイケル・ジョーダンの周りにいた選手、スタッフにもフォーカスされ、またそれらがマイケル・ジョーダンの人間味などを含めた、すごさを増幅させます。

私は、スポーツブランドに勤めていることもあり、マイケル・ジョーダンとナイキの関係性もすごく気になった内容でした。

それが第5話です。

正直、ナイキからしたら神回です。

画像3

マイケル・ジョーダンは、明確に「試合で結果を出せば、チャンスが広がっていく。頼りない成績しか残せなければ、企業との契約は果たせない。実績が全て」というを発言していました。

そんなマイケル・ジョーダンですが実は、ナイキが大好きで契約をしたのではなく、ナイキが「提示した金額と内容」でナイキを選ぶ。元々は、コンバースやアディダスと契約をしたかったが当時、コンバースは、マジック・ジョンソンなどのスーパースターを抱えていて「特別扱いはできない」との回答。アディダスは経営難で「契約したいが今は難しい」とマイケル・ジョーダンへの契約金を支払うことができないために契約には至らず。アスリートとして、評価と言うのは、やはり金額と内容。金額は、当時10万ドル(当時の為替が230~240円)のところを25万ドル。内容は、マイケル・ジョーダンモデルのシューズを作る。つまりは、シグネチャーモデルの約束。ここは、スポーツブランド側にいますが、お金を支払うよりも好条件であり、ブランド側も提示するのは、相当難易度が高いものであります。つまりは、アスリートとしては、最高条件の内容ともいえると思います。「ナイキは嫌だ」とまで言っていた選手が契約をする。ナイキの企業努力です。

そんな条件で始まったナイキとの契約ですがマイケル・ジョーダン=ナイキです。本人のシグネチャーである、エアージョーダン。もはや、シグネチャーを越えて、完全に一つのブランドです。しかも、ただの製品ブランドというよりも企業ブランドにより近い製品ブランドだと思います。

オリンピックのエピソードは有名なエピソードですがそれもしっかりと出てきました。表彰台でリーボックのロゴを星条旗で隠すという行動。

リーボックとしては、言うまでもなくマイケル・ジョーダンの露出が一番のPRです。そのマイケル・ジョーダンが最後の最後で、あれです。リーボックとしたらたまらないですが、逆にこのようなエピソードがあるからこそ、この年のユニホームがリーボックであったことはより記憶に残ったかと思います。ナイキとしては、マイケル・ジョーダンに「一生パートナーでいよう!」なんて伝えたい行いです。(良いか悪いかは、ちょっと何とも言えないんですが)

「ナイキが嫌だ」と言っていた選手とは思えないほどの忠誠心。共に頑張ろう、という仲間なのだと思います。

この他にも一話、一話の内容が濃く、スポーツブランドに勤めていなければ、マイケル・ジョーダンファンになって、AJかナイキの商品を買ってしまいかねないです。

Nasやジャスティン・ティンバーレイクなどもインタビューで出てくるのですが、Nasの小さいことのエピソードも当時のマイケル・ジョーダンの人気ぶりを象徴するエピソードでした。

「子供にとって❝ライフセーバー❞と同じだ。エアジョーダンを履き、彼のようになりたい。子供たちの憧れだった」

素晴らしいです。

アスリートの一つの役割、与える力として、子供たちや憧れを抱いているこれからのアスリートの夢であること、また、その夢をプロダクトとメンタリティでサポートをする。

これだけアスリートの力と言うのは、偉大であると個人的にも思っています。

その他のワード

「THE LAST DANCE」

クーコッチ、クロアチアという内戦がある国で育った人間の強さ

異様な競争心

ナイキへの忠誠心

全員を満足させることは無理

手本になれるように行動してきた

モハメドアリを尊敬する。ただ、俺は政治家には向いていないんだ。

俺は、自分ができる仕事を全うした。

H・グラントの濡れ衣

暴露本

アイザイアとの確執

第6話までしかまだみていないですがスポーツマーケティングの奥深さを感じる内容であり、ナイキのプロモーションにも感じました。マイケル・ジョーダンのエアージョーダンというのは、歴史上でも唯一成功しているシグネチャーと言えるほどのブランドなので、これを全てのシグネチャーに求めてはいけないですが、これが理想であり最終形な気がします。

本人自身の存在がオリジナリティであり、語り継がれるストーリーである。

またスポーツマーケティングやスポーツマネジメントに興味が湧いてくるようなドキュメンタリー。

マイケル・ジョーダンとナイキの関係は、史上最高傑作のスポーツマーケティングと言っても過言ではない。

アンダーアーマーの契約選手である、ステフィン・カリーはどこまで上りつめることができるのか。

そんなことにも非常に興味があります。

最後に。(大切です、毎回言います)
noteを読んだよという方が周りに増えてきたのですが、気がつけばハート(スキ)とかが増えません...モチベーションに繋がるので、ウェブで読んでる方は右下、左下にある♡をタップ、アプリで読んでる方は「♡スキ」と最後にあるので同じくタップお願いします。あと書いてほしい事がありましたらTwitterでもnoteでもコメントよろしくお願いします!

読了ありがとうございました。

松坂恭平

note継続96日目/119記事目




この記事が参加している募集

私のイチオシ

宜しければサポートをお願い致します。頂いたサポートは、やはり、僕は野球に育ててもらったので野球界への還元を行いたいと思います。今は、漠然としていますが「何をしたか」は必ずnoteで報告させて頂きます。何卒宜しくお願い致します。