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Vol. 52 「人工知能の進化」

開いて下さりありがとうございます。宜しくお願いします。


近年至るところで”人工知能(AI)”の話題が出ています。高度な情報処理能力を持ち、凄まじいスピードで進化していっているため、近い将来に人間の仕事がAIに奪われてしまうと危惧する人々も大勢います。

近未来(おそらく1−2年以内に)、AIが現在存在している多くの仕事を人間の代わりに行う日が来ると、実際に言われています。

その時代を生き抜くためには、AIの得意なこと、苦手なことを理解し、AIが苦手な職種を選択する、またはAIを使う立場に回ることが重要だと過去のセミナーで学びました。

しかし、昨日の朝の日経新聞を見た時に、本当にそれだけでいいのかと思ってしまいました。


その記事のタイトルは、「AIに五感、人間らしく」


正直実現不可能と勝手に思っていたことが、こうもあっさり始まるのかと思ったと同時に、これはAI革命の大きな一歩だと感じました。


そもそも、AIが以前から得意としていた領域は、大きく二つあります。

1つ目が、データがたくさんある領域です。AIは膨大なデータの処理を最も得意としています。特に、人間には馴染みのない、多くの次元があるデータ(ハイディメンション・データ)の分析に優れています。例としては、人間の行動などの「振る舞いデータ」の処理などがあります。

2つ目が、ゴールが数値化できる領域です。例としては、株価の予測や商品の最適な価格の設定などがあげられます。


また、AIが苦手としている分野は、ズバリ、

「感情に関わるもの」

です。AIは人の「感情」や、所謂その場の「空気」のようなものを感じ取ることが苦手です。当然と言えば当然です。AIはどれだけ優れているといってもロボットであり、生命体ではありません。相手の気持ちを理解するのはかなり難しいと思います。


しかし、「マルチモーダルAI」という、人間が五感を通じて周囲を理解するように、画像や映像、音声、文書などの複数のデータをもとにより高度な判断を下すことができるAIが、既に生み出されてこの世に存在しているみたいです。

主な能力は、「会話の内容だけでなく、感情の変化やしぐさも動画で読み取る」などがあります。

この能力があれば、今までAIが使われてこなかった、「感情を汲み取ることが必要な職種」をAIが行うことは大いに可能になります。

考えられる例としては、企業の人事部です。人事の仕事は”人”を相手に行うものであり、相手の振る舞いや言動から気持ちを読み取り、内面までに注意が必要です。従来のAIでは出来なかったことですが、マルチモーダルAIでは可能になるかもしれません。むしろ、人と接するたびにデータを蓄積し、それを分析する能力が高いので、人間が行うよりも断然効率が良くなるかもしれません。数十年後の人事部は、全てロボットなんてことも、考えられると思います。


人工知能(AI)がものすごいスピードで進化しているということは、それだけ人間に求められることも変化します。永久などない、常に先を予測し、変化していく人間にならなければ、生き残っていくことは出来ません。常にアンテナを張り巡らせ、行動していこうと思います。


今日も読んで下さりありがとうございました。もし記事を気に入ってくださった方がいたら、是非フォロー、スキ、コメントを宜しくお願いします。













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