見出し画像

Vol. 72 「アナロジー的思考」

開いて下さりありがとうございます。宜しくお願いします。


ビジネスで成功するために必要だと言われている要素は多くありますが、「アナロジー的思考」もその中の一つです。

Analogy =”類推”、”類比”という意味ですが、物事を比喩的に表現できる人は共感を生みやすく、聞き手を納得させることができます


今日はその「アナロジー的思考」について詳しく書いていこうと思います。


【アナロジー的思考とは】


先述した通り、Analogyには類推や類比という意味があり、自分が今までの経験から知っている情報を知らない分野に当てはめて応用することを指します。

例:

→小さな努力を継続させたから、第一志望に合格できた

スポーに当てはめたら...

→小さな努力を継続させることができたら、全国優勝できるかも

ビジネスに当てはめたら...

→小さな努力を継続させることができたら、プロジェクトを成功させられるはず


このように、これまでの経験から得た学びを法則化し、他の分野に応用する思考法を、アナロジー的思考と言います。


【アナロジー的思考の手順】


このアナロジー的思考ができる人は、日々の何気ない出来事や遊びからビジネスのヒントを得たり斬新な発想を思いついたりします。

例えば、任天堂の大人気ゲーム「ポケモン」をプレイしながら、そこで得た知識を法則化し、マーケティングに役立てることができるのです。


アナロジー的思考1:「情報や経験を得る」

A、何も考えず、漠然とプレイしていたらゲームを攻略できない

B、ポケモンたちは敵のポケモンを倒すことでレベルアップしていく

C、ポケモンは色々な技を覚えることで強くなる


アナロジー的思考2:「学びを得る」

A、ポケモンは、どこでどんなポケモンを入手できるか、ジムの難易度などの全体像をあらかじめ知っておけば攻略しやすい

B、ポケモンを効率良くレベルアップさせるためには、経験値が多く貰え、尚且つ簡単に倒せる相手と優先的に戦う必要がある

C、それぞれのポケモンのタイプや性格、特性に適した技を覚えさせないと強くならない


アナロジー的思考3:「法則化する」

A、物事を攻略するにはまず全体像を把握し、それぞれのセクターの難易度を事前に見極める必要がある

B、効率良く成長するためには、優先順位を考える必要がある

C、スキルアップには、個々の個性や性質に合った方法を見つける必要がある


アナロジー的思考4:「異なる分野に応用する」(今回はマーケティング)

A、マーケティング能力を身につけるためには、まずマーケットの全体像を把握し、各セクターの難易度を査定することが大切

B、マーケティング能力を向上させるには、取り組むべきことに優先順位をつけて行うことが大切

C、マーケティング能力を向上させる方法に”絶対”はなく、個々の特性に適した方法を考えることが大切


ざっとこの様な流れが、アナロジー的思考の手順です。あくまでこれは一例に過ぎず、アナロジー的思考に優れている人は、日常で得る情報(1)を法則化し、ありとあらゆる分野(10)に応用することができます。この能力はビジネスの世界で非常に重宝される力です。


【アナロジー的思考のメリット】


アナロジー的思考を身につけることで生じるメリットは、大きく分けて3つあるとされています。

1、一度の経験で得た学びを何倍にもすることができる(1から10を生み出す)

2、枠外発想、斬新な発想ができるようになる(他者とは違う発想ができる=貴重性が増す)

3、コミュニケーション能力が高まる(相手にわかりやすく伝えることができ、共感を得ることができる)



【まとめ】

今日は「アナロジー的思考」について書いてきました。私はまだ社会人ではありませんが、ビジネスの場面だけでなく、スポーツや学業の面でもアナロジー的思考が効果的であることを今回学びました。有効性を学んだと同時に、まず前提として、日頃から様々な分野にアンテナを張り、知識を増やすことが必要ということも学びました。

情報を取りにいっている時間(新聞読みやニュース閲覧)以外でも、街を歩いている時や、友達と喋っている時などに知識を蓄えるチャンスはいくらでもあります。常に学びの意識を持って生活して行こうと思います。



今日も読んで下さりありがとうございました。もし記事を気に入って下さった方がいたら、是非フォロー、スキ、コメントを宜しくお願いします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?