早高叶

怪奇幻想小説を書いています。怖い話・奇妙な話・読むのも書くのも大好き。第二回尾道てのひ…

早高叶

怪奇幻想小説を書いています。怖い話・奇妙な話・読むのも書くのも大好き。第二回尾道てのひら怪談優秀賞。新紀元社『幻想と怪奇』4、7、10に書評掲載。小説同人誌、販売中。https://kyohayataka.booth.pm/ kyo.hayataka@gmail.com

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    文学フリマ出展の告知・報告などをまとめました

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    早高叶の読書日記。読んだ本のなかで面白かったもの・印象深かったものについて記録しています。not for meだった本については書かないことにしています。

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    早高叶の掌編小説と短編小説。気軽に読める短いものをあつめています。

  • 小説「生きている人魚」全5回

    早高叶の短編小説「生きている人魚」です。

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短編集『春の夜に降る雨は』販売&掌編小説を無料公開中

同人誌販売のお知らせです。 新刊『春の夜に降る雨は』の販売を開始しました。 通信販売サイトBOOTHにてお買い求めいただけます。 幻想的な短編小説、4作を収録。 「春の夜に降る雨は」 「秋の真昼に舞う蝶は」 「沈める寺で」 「風の過ぎゆく」 実はこちら、新刊とは言うものの実際に書いたのは少し前……というか10年ばかり前になります。 詩と小説の学校「大阪文学学校」、略して「文校」という場所がありまして。 私は2012年から2014年の3年間、通っていました。 その間に文校の

    • 文学フリマ大阪12終了、御礼とご報告

      8日(日)の文学フリマ大阪12、無事に終了しました。 ブースに遊びに来てくださった方、本をお買い上げいただいた方、またTwitter(X)やnoteでの連日の宣伝を「いいね」や拡散で応援してくださった方…… 皆さま、本当にありがとうございました! さて今回旅立っていった本たち、このようになりました。 新刊『春の夜に降る雨は』……32冊 『水にまつわる奇譚集』……19冊 『人形参り』……3冊 『もし今、〇〇に戻れたら』……3冊 合計57冊でした。 たくさんの本をお届けする

      • いよいよ明日になりました〜、お待ちしてます! 文学フリマ大阪12 9/8(日) 12時から17時 ・会場: OMMビル 2F A・B・Cホール ・詳細: https://bunfree.net/event/osaka12/

        • 所属している同人誌『カム』、あらためて自己紹介&メンバー紹介のページが作成されました。よかったら見てくださーい。 https://note.com/fine_swan201/n/nc4846fc325e8

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        短編集『春の夜に降る雨は』販売&掌編小説を無料公開中

        • 文学フリマ大阪12終了、御礼とご報告

        • いよいよ明日になりました〜、お待ちしてます! 文学フリマ大阪12 9/8(日) 12時から17時 ・会場: OMMビル 2F A・B・Cホール ・詳細: https://bunfree.net/event/osaka12/

        • 所属している同人誌『カム』、あらためて自己紹介&メンバー紹介のページが作成されました。よかったら見てくださーい。 https://note.com/fine_swan201/n/nc4846fc325e8

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          【お知らせ】文学フリマ大阪12に出展します

          9月8日(日)、文学フリマ大阪12が開催されます。 毎年出展しているこちらのイベント。 今年も出ます! 【文学フリマ大阪12について】 日時:9/8(日) 12:00〜17:00開催 場所:天満橋 OMMビル2F A・B・Cホール もより駅:京阪電車天満橋駅、大阪メトロ天満橋駅 (いずれも地下でOMMビルに直結、歩いてすぐです) ☆入場無料 ☆文学フリマとは?→https://bunfree.net/attend/ ☆イベント詳細→https://bunfree.net/e

          【お知らせ】文学フリマ大阪12に出展します

          読書日記2024年8月 真夏のホラーあれこれ

          夏といえば怖い話ですね、ホラーですね。 出版社のご事情でしょうか、7月8月はホラーや怪談の本がたくさん発売されます。いいですね~。 まあ、怖い話が好きな人間は季節に関係なく読んでいますが。 できたら夏に限らず、秋には物寂しい心をより切なくさせる秋ホラー、冬には冷え込む心をあたためる冬ホラー、春には浮つく心をひんやりさせる春ホラー、みたいに四季を問わず出版してもらいたいものです。 さてそんな感じで真夏のホラー、いろいろ読んでいますが、印象に残った本について感想を。 以下の本に

          読書日記2024年8月 真夏のホラーあれこれ

          【短編小説】殺し屋の夏休み

          <はじめに> こちらの短編小説は『異形コレクション 夏のグランドホテル』(井上雅彦監修/光文社)へのオマージュ、二次創作作品です。 書き下ろしホラーアンソロジー『異形コレクション』。 どの巻も大好きなのですが、『夏のグランドホテル』は特に舞台設定が魅惑的で。 自分もこのホテルを舞台に何か書いてみたい!と、つい一編をしたためてしまいました。 (許諾はいただいておりません。勝手にすみません……) 普段の作風とはちょっと違うテイストのお話になりましたが、楽しんで書けました。 殺し

          【短編小説】殺し屋の夏休み

          読書日記2024年7月 『幻想と怪奇 不思議な本棚 ショートショート・カーニヴァル』

          新紀元社の雑誌『幻想と怪奇』。 いつも面白く拝読していますが、今号の『ショートショート・カーニヴァル』はとりわけ楽しみにしていました。 だって名だたる書き手たち27人が、みんなショートショートを書いてるんですよ……? おまけに第二回ショートショート・コンテストの入選作品まで収録。 ショートショート大好きな私としては、大変嬉しい一冊。 楽しく面白く、時に怖がりつつ、読ませていただきました。 テーマは「不思議な本棚」とあるように、本、本棚、本を読む人etc. 特に好みだった下記

          読書日記2024年7月 『幻想と怪奇 不思議な本棚 ショートショート・カーニヴァル』

          読書日記2024年6月 『ミステリー小説集 脱出』など

          6月の読書日記です。 読んだ本の中から、印象に残ったものの感想を書いていきます。 今回取り上げる本は、以下の通りです。 『ミステリー小説集 脱出』(空木春宵ほか/中央公論新社) 『感傷フォンタスマゴリィ』(空木春宵/東京創元社) 『金閣寺』(三島由紀夫/新潮文庫) 『花紋』(山崎豊子/新潮文庫) 『初夏ものがたり』(山尾悠子、酒井駒子・絵/ちくま文庫) 『ミステリー小説集 脱出』(空木春宵ほか/中央公論新社) こちら、タイトル通り「脱出」をテーマにしたミステリーアンソロ

          読書日記2024年6月 『ミステリー小説集 脱出』など

          読書日記2024年6月 『異形コレクション 屍者の凱旋』

          大好きな書き下ろしアンソロジー、『異形コレクション』。 その57冊目となる最新刊『屍者の凱旋』を読みました。 テーマはタイトルにあるように、「屍者」。 蘇る死体、動く死体、いわゆるゾンビ。 テーマとしてはやや限定された印象があり、ネタかぶりしてしまわないかな……?などと心配してしまいましたが、杞憂でした。 わりあいにオーソドックスな「ゾンビ」を描く作品が多かったものの、その描き方は作者によって多種多彩。 どれも楽しませてもらいました。 グロテスクなのに、どこか切ない読後感を

          読書日記2024年6月 『異形コレクション 屍者の凱旋』

          2024年上半期の本ベスト10冊

          2024年も折り返し地点ですね。 上半期に読んだ本で、ベストを選んでみました。 小説のみで、読んだ順です。再読は除いて初読分のみ。 『忘れられたその場所で、』倉数茂/ポプラ社 『こうしてあなたたちは時間戦争に負ける』アマル・エル=モフタール&マックス・グラッドストーン、山田和子・訳/早川書房 『黄金蝶を追って』相川英輔/竹書房文庫 『紺青のわかれ』塚本邦雄/河出文庫 『Blue』川野芽生/集英社 『続きと始まり』柴崎友香/集英社 『恋紅』皆川博子/春陽堂文庫 『花紋』山崎豊

          2024年上半期の本ベスト10冊

          読書日記2024年5月 『吉原花魁日記』など 

          5月の読書日記です。 読んだ中から印象に残ったものについて書いていきます。 今月は(今月も?)ジャンルばらばら、あれこれ読み散らしております~。 取り上げている本は、下記の通り。 『吉原花魁日記 光明に芽ぐむ日』(森光子/朝日文庫) 『春駒日記 吉原花魁の日々』(同上) 『猫の文学館Ⅰ・Ⅱ』(和田博文編/ちくま文庫) 『予言怪談』(田辺青蛙・他/竹書房文庫) 『吉原花魁日記 光明に芽ぐむ日』『春駒日記 吉原花魁の日々』(森光子/朝日文庫) 大正時代に吉原へ売られて花魁と

          読書日記2024年5月 『吉原花魁日記』など 

          読書日記2024年4月と銀座の地下図書館

          夏みたいに暑くなったかと思えば、急に冷え込んだり。 落ち着かない気候が続いていますね~。 そんな4月に読んだ本から、印象に残ったものを振り返ります。 取り上げる本は下記の通り。 『続きと始まり』(柴崎友香/集英社) 『恋紅』(皆川博子/春陽堂文庫) 『散りしきる花』(同上) そのほか、銀座の素敵なお店についても書いております! 『続きと始まり』(柴崎友香/集英社) 東京在住の男性一人、女性一人、滋賀県の女性一人。 三者それぞれの視点から、コロナ禍の日常が語られています

          読書日記2024年4月と銀座の地下図書館

          所属同人誌『カム』のほうで嬉しいニュースがありました。5/7発売の『文學界』、楽しみです。 https://note.com/fine_swan201/n/n26668a300faf

          所属同人誌『カム』のほうで嬉しいニュースがありました。5/7発売の『文學界』、楽しみです。 https://note.com/fine_swan201/n/n26668a300faf

          読書日記2024年2月・3月 『文藝百物語』など

          いつのまにやら4月になってしまいました。 年度の切り替わりで仕事が忙しく、落ち着かない日々を送っていますが、本は相変わらず読んでますよ。 通勤時間は読書時間! くたびれきって眠る前にも、睡眠薬代わりに活字を読みたい! さて2月、3月に読んだ中で、印象に残ったものを振り返っておきます。 いつものようにホラー、ミステリ、怪談多めです。 取り上げる本は下記のとおり。 『黒揚羽の夏』(倉数茂/ポプラ文庫ピュアフル) 『魔術師たちの秋』(同上) 『やまのめの六人』(原浩/角川ホラー

          読書日記2024年2月・3月 『文藝百物語』など

          文学フリマ広島6 出店レポート&文学フリマで買った本&広島のおいしいもの

          2月25日(月)、広島にて文学フリマが開催されました。 とても楽しかったです! 出店してきた感想などを書いていきますね。 広島への出店は昨年に引き続き二回目。 昨年は所属同人誌『カム』と並んで出店でしたが、今回は『カム』のメンバーが都合がつかなかったため、一人での出店です。 当日の設営はこんな感じ。 広島は大阪や京都と比べると出店ブース数が少なめで、その分、会場がゆったりしています。 来場したお客さんも、落ち着いて見本誌コーナーをチェックしたり、一つ一つのブースを丁寧に

          文学フリマ広島6 出店レポート&文学フリマで買った本&広島のおいしいもの