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就活おすすめnote

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共同通信の採用担当がピックアップしたおすすめ記事です。若手記者による取材note、コンテンツ制作の裏側。就活生向けイベントレポートも。職員のリアルをお届けします!
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#記者

いいことずくめのうまい話なんて…あった!漁師の新たな選択肢「完全受注漁」とは

こんにちは。大阪経済部の我妻美侑です。 私は岡山支局員だった昨年の夏、新たな漁業の形を生み出したご夫婦を紹介する新聞用の記事を書きました。そこでは書き切れなかった話を盛り込んだ「47リポーターズ」が、今年1月に公開されました。 記事はこちらです。 皆さんは普段、魚を食べていますか?私はお寿司や海鮮丼が大好きですし、定食屋さんの焼き魚、煮魚も大好きです。一方、さばいたり調理したりを面倒に思う気持ちから、自宅で食べることはほとんどありません。周りでもそういう人は増えている感

26卒の方必見?!共同通信のインターンシップを紹介します

こんにちは。共同通信採用担当の石崎です。 26卒のみなさん、そろそろ「夏インターンどこ申し込むか考えなきゃな~」と考えていらっしゃる方もいるのではないでしょうか。夏休みの大事な期間を使って参加するインターンシップ、できれば有意義な時間にしたいですよね。そんな情報収集中の皆様、今回は2023年に実施した共同通信インターンシップの様子やインターン情報をお届けします。最後に申し込み方法についても記載しています。ぜひ申し込んでくださいね! ■ スケジュール例◇DAY1 インター

阪神大震災から28年、当時を知らない若者たちが“誰か”の体験を伝える意味

「どうして私のことを取材しようと思ったのですか?」 昨年11月、阪神大震災を語り継ぐ人々にお話を聞く中で出会った米山未来さん(28)は、取材者である私にそう尋ねました。 あの大災害の発生から28年。当時の状況を直接知る世代も高齢者が増え、記憶や教訓の継承と風化の防止が年々大きな課題になっています。 神戸支局で阪神大震災の取材を担当している私は、今年の取材テーマを「震災を経験していない世代の継承活動」に決め、こういう記事を書きました。 記事でも紹介した米山さんは、被災当

「ずっと一人で生きてきた」元受刑者が学生たちと交流する理由

こんにちは、高松支局の広川隆秀です。 僕は今年1月に、香川大学の学生団体が手がける刑務所出所者との交流事業について取材し、以下のような記事を書きました。 この団体の名称は「さぬき再犯防止プロジェクト」。英語名の Prevent Re-Offense Sanuki の頭文字を取って、PROS(プロス)と呼ばれています。再犯防止を目的に刑務所を出所した人たちの居場所づくりを支援するという、学生の取り組みとしては全国的にもかなり珍しい団体です。 皆さんは「再犯防止」や「加害者

「普通の年になりますように」豪雨被害を受けた秋田の農家の願い、原点とつながり続ける記者の活動

こんにちは、青森支局の赤羽柚美です。私は昨年7月の秋田県での豪雨被害で知り合いの農家を取材し、以下の記事を書きました。 ただ、この記事では、私が農家の佐々木義実さんを豪雨被害の前から知っていたことには触れず、佐々木さんが米作りにかける情熱を伝えきることができなかったのではないかという思いが残りました。 なぜ佐々木さんが山あいの田んぼを続けてきたのか。 どうして青森の記者である私が佐々木さんを取り上げたのか。 今回は、記事を書いた理由をストレートに伝える大阪支社noteと

ニュースを視覚的に伝えるグラフィック記者の仕事とは

グラフィック記者とはこんにちは。23年入社のグラフィック記者、土屋さくらです。今回は共同通信グラフィック記者の仕事をご紹介したいと思います。グラフィック記者は、ニュースを視覚的に伝えるグラフィックスを作成する仕事をしています。具体的には、政治部や社会部などの出稿部から依頼を受け、デザインソフトを使用し、記事に用いる地図やグラフ、図解やイラスト、新聞紙面全幅にわたる大型のインフォグラフィックなど、さまざまなグラフィックスをデザインします。といっても、入社してすぐに「はい、じゃあ

「読者の声知りたい」noteで得た手応え

こんにちは。共同通信大阪支社です。記事を書いている私は大阪社会部の野澤拓矢と申します。 大阪支社noteは今年9月で開始から1年。近畿・中国・四国の若手記者が書き手となり、40本以上の記事をお届けすることができました。読んでくださっている方々からのスキやご感想が記者1人1人のモチベーションとなっています。本当にありがとうございます。 今回はこの1年のnoteを振り返りつつ、今後の展望もお話しできればと思います。 ■ どうして共同通信がnoteを…?「共同通信って何をして

杭州アジア大会 報道の舞台裏をリポートします!

書いているのは 総合事務職員として2017年に入社しました。財務や採用を経験し、いまは職員の労働時間などを管理する労務を担当しています。法律の知識はもちろん、社内の多様な部署の働き方を知ることが必要です。大学の研究室は中国文学でした。うろ覚えの中国語を果たして生かせるでしょうか…! 杭州へ到着 浙江省杭州市は、上海の南西に位置する水の都。大会のエンブレムや競技のピクトグラムも、潮がモチーフです。タラップを下りると、湿り気を帯びた空気が流れ込んできました。 迷子になっ

記者が中学校に出前授業、「幽霊っていると思いますか?」質問浴びてタジタジに

こんにちは、大阪社会部記者の野澤拓矢です。 「記者の仕事について、ぜひ中学生に話をしてくれませんか」 私のいる大阪社会部にそんなお誘いの電話がかかってきたのは、今年の6月か7月ごろでした。 連絡をくれたのは大阪市立港南中学校の先生です。情報提供の電話を受けることはありますが、このような依頼はなかなかありません。 数ある報道機関の中でもなじみの薄いであろう共同通信をどう紹介するか。不安はありましたが、認知度向上のチャンス!と同僚たちの後押しを受けて9月、中学校にお邪魔す

新人研修ってどんな感じ?雰囲気をレポートします

レポートするのは 【採用担当・三好】普段は説明会で会社説明をしています。いろんなきっかけで共同通信を知り、そして入社先に選んでくれた皆さんに感謝しています。会社という場を存分に使って、やりたいこと、なりたい姿を叶えていってほしいと思います。 共同通信の研修 入社するとまず、全職種合同で2週間の研修を受けます。毎年あっというまに過ぎ去るのですが、中身はとても濃密です。9つの職種全員が一緒になって、講演を聞いたりワークをしたり。社内研修を担う人材育成室というセクションが、皆

大学受験を巡る親子の愛憎が生んだ事件 教育虐待はなぜ起こるのか 「母という呪縛 娘という牢獄」齊藤彩さん(元共同通信記者)インタビュー

2018年3月、琵琶湖の南側に位置する野洲川の河川敷で、手足や頭のない、体幹部だけの遺体が発見された。県警の捜査で身元は近くに住む58歳の女性と判明。死体遺棄容疑で逮捕されたのは、同居する当時31歳の娘だった―。 5年前に滋賀県守山市で起きた「母親殺害・死体遺棄事件」の真相に迫るノンフィクション「母という呪縛 娘という牢獄」が昨年末、講談社から出版されました。 犯行の克明な描写から、大学進学をめぐって対立する母娘の壮絶な日々の記録に至るまで。濃密な取材結果が詰め込まれたこ

“撮影罪”創設で被害は防げるのか 取材現場で感じたジェンダー問題とは 「アスリート盗撮」著者インタビュー【後編】

共同通信運動部の報道をきっかけに、JOC(日本オリンピック委員会)や警察当局も規制強化に動き出した「アスリートの性的画像問題」。 今回の note は一連の取材を担った鎌田理沙記者と品川絵里記者のインタビュー後編です。 法整備の課題から、スポーツ取材におけるジェンダーバランスまで。若手記者2人が現場で感じた問題点を詳しく聞きました。(聞き手=大津支局・三村舞) インタビューの前編はコチラ↓ ■ 法律で取り締まることはできないのか――今回のキャンペーン報道では、被害の実

選手たちを狙う盗撮、悪質なSNS投稿 若手記者2人が性的画像問題を追いかけた理由 「アスリート盗撮」著者インタビュー【前編】

こんにちは。共同通信・大津支局の三村舞です。 私は2021年春に「運動記者」として入社しました。 共同通信の記者には、広く様々な分野を担う「一般記者」のほか、スポーツを専門とする「運動記者」、カメラマンを指す「写真映像記者」、図表などのビジュアル素材をつくる「グラフィックス記者」、「校閲記者」などの職種があり、それぞれが別採用になっています。 私のような運動記者には、若手の時期に1~2年ほど地方支局で勤務する仕組みがあります。運動部では携わることのない事件や行政の取材を

体長15mのマッコウクジラはなぜ標本にならなかったのか 松井一郎・大阪市長に聞いてみました!

こんにちは。共同通信・山口支局の岡優太です。 いつもは山口県内で事件・事故や司法関係の取材をしているのですが、今週前半の3日間は「2年目研修」で大阪支社の社会部に行ってきました。 この研修、大阪支社管内の支局に配属された入社2年目の記者が順繰りで大阪社会部に来ることは決まっているのですが、やることは人それぞれ。大阪は事件も多いのでなんとなく「警察取材とかをするのかな」思っていたのですが、私に下った指示は…     「大阪市長の囲み取材で、クジラの話を聞いてきて」