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生きる意味はない

生きる意味とは何か。「胸を震わす恋の情熱、それが生きる意味だ。相手無しでは生きられないと思えるほどの経験がなければ、人生には意味が無い。」と言う人がいる。映画「ジョーブラックをよろしく」で、死神に取り憑かれた男は、そのように生きる意味を語るのだ。その男は最期に愛の本質について、次のように語る。

愛の本質とは、生涯をかけて相手への信頼と責任を全うすること。 そして愛する相手を傷つけぬこと。 それに無限と永遠を掛ければ愛に近づく。

死を前に語った男の言葉は重い。利己的な恋ではなく、利他的で無償であるべき愛の本質を見事に捉えた言葉だろう。しかし人生に恋だの愛だの、なくたっていい。

ニーチェが言ったように「神は死んだ」のであって、絶対に正しいことなどなく、何事も個々の思い込みに過ぎない。生きる意味はお金でも仕事でも友情でも何でもよいし、極論なくたっていい。

生きることについて間違いなく絶対的なことはただ一つ。我々はみないつかは死ぬということだ。「死ぬことを忘れるなーmemento moriー」である。言い換えれば、「その日を摘めーCarpe diemー」だ。意味よりも今を大切に生きる。

そんな生き方がしたいものだ。

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