ジェンダー平等について

国際ビジネスのクラスの中で、日本がジェンダー平等が遅れている国として取り上げられていました。
正直、驚き。
平等性を表す数値の低さはもちろん、自分が日本にいる時に、ジェンダーによる不平等性をあまり実感していなかったことに驚き。
先進国とされている日本で、同じ位置付けにある国とこんなにもジェンダー平等について差があるとは思わなかった。

左のグラフは男女の賃金格差を示す図であり、右は女性管理職の割合を他国と比べた図。もちろん人口も少ないし、すぐに他国と比べて日本は遅れていると言う議論の始め方は好きではないが、自分がアメリカに留学にきて感じた実感値とそれに伴う日本に対しての危機感があり、この記事を書こうと思った。

Japan gender gap statistics for women in positions of power (Source: Akane Odake)


Japan sinks to low of 125th in global gender gap ranking By SHINYA WAKE/ Staff Writer

2023年のジェンダー平等のランキングでは、146ヵ国中、125位というランキング。先進国の中で圧倒的、最下位。


私の所感で、現地の友人と交流したり、話をするたびに日本では、女として求められる役割があるなと感じた。
テレビ番組でも、”あざとい”という言葉がよく取り上げられ、モテ仕草や戦略が度々取り上げられているように、
合コンでの"さしすせそ"とか、"守ってあげたくなる”、モテしぐさとかそういったものが日本の女性に対する役割を示しているなと思う。

あざといって戦略で武器で、それを悪いとは思わない。それをやりたい人はしたらいい。だってそれが得意な人が自分の強みでそのフィールドで勝負してるから、その努力をできない自分がとやかく言えた立場ではないし。
でも、ただ疑問なだけ。
女性が気に入られるために多少演技してる、そう言う状況を求められること、役割があること、その役割が男性よりも下手に出てること、
女は気に入られるために”演じなきゃ”いけない?女だけが努力してるみたいな。なんとなく日本にいる時から疑問に思っていた。

上機嫌で、話をよく聞き、自分の意思よりを言ったり議論する人よりも程よく物知らずで、加護欲をくすぐられるような女。もちろん愛想や愛嬌って大事だと思う。でも、それって女性だけに限った話ではなく、性別とか関係なく人間として気に入られる要素じゃない?と思う。

さて、じゃあアメリカはどうなのかというと、もちろんステレオタイプは存在するし、日本の控えめな女の子と付き合いたいみたいな人も山ほどいる。
でも、何より違うのは何かトピックについて話している時、それに対して自分の意見を持っていたり、語れたりする、ジョークをうまく返せるみたいなスマートさや知的さが、魅力に入る。
正直、男女で大きな魅力に感じる部分の差は感じられなかった。
(私の所感でしかないが、、、)

日本ではどうだろう?
何かについて考えることが好きで、自分の意見をまとめてこうして綴ったりすることが好きな私は、日本ではよく日常会話の中で、自分の意見を少し言ったつもりが周りからは”語りすぎ”と言われていた。よく自論を展開する私は、何か当たり前で話されることに、自分の意見を言いたくなってしまう私は(もちろんTPOも伝え方も弁えている)、口が立つとか、可愛げが無いと言われることもあった。祖母には、昔の時代にいたら間違いなく変わり者と言われるくらい、現代でもモテとは程遠い。でも、アメリカではそれでも少し足りないくらい。
それくらい、みんな意思表示がはっきりしている。

男女平等と謳われていて、もちろん女性の立場がもっと低く、性別だけで選択肢が狭められてしまう時代よりは大きな進歩だと思う。
でも、多くの制度が変わりつつある中でも、認識や考え方などまだまだ変わってないと日常生活の中でも、データからもよく分かる。

ジェンダー平等、難しいが自分ができることを考え続けていこうと思う。


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