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夏休みの思い出

毎日とち狂った暑さですね

私が小学生の頃は最高気温31℃とかになるとテレビも大騒ぎして
毎日プールに入って、それでも2時間も入ったら寒くなっていたのに

今では暑すぎて学校のプールが中止になるところもあるらしい

小学生の夏休みは午前は誰かの家に集まって宿題をしたりして、午後から町民プールに行くのが定番だった

大人1人につき子ども3人まで連れてきてOK、というルールだったので、毎日友達とお互いのばあちゃんに午後の予定を確認して監視員を確保していた

昼に一度各々の家に帰ってお昼ご飯を食べ、
そして昼ドラ(五つ子、キッズウォー、温泉へ行こう等)を見て、
プールの更衣室が綺麗じゃないので家で水着に着替えてからチャリで集合する

14時ごろから営業終了の18時までひたすら泳ぐ

ばあちゃんはまた別のばあちゃんと話しながらベンチで孫を待っているのだけど、思い返すとまあまあ大変だっただろうな
私なら4時間も孫に付き合って真夏の屋外にいるなんてありえない...

18時ごろにはまあまあ涼しくなっているので体も冷えて唇が青くなる

明日の集合場所を決めて、
また水着のままチャリで帰宅するとちょうど水着が乾くので、帰ったらすぐ風呂に入ってみんなでご飯を食べる
うちは毎日最初に風呂に入るのはじいちゃんと、なんとなく決まっていたので
まだ少し空が明るいこの時間に一番風呂に入るのは最高の気分だった

夜は庭で妹や弟と花火をしたり、
ばあちゃんが作った育ちすぎなスイカを溺れそうになるくらい食べたり、
観たいテレビ番組が多すぎるので新聞のテレビ欄とにらめっこしたりして、
毎日とんでもなく充実していたと思う

小学5年生になった年に住んでいた町が市と合併して、色々な大人の事情により町民プールが自由に使えなくなった
プールが使えるのは学校の授業だけになった

私は心底憤慨し、市長に手紙を書いた
「自治体が変わったことで子どもの遊び場も奪われるのはおかしい。ここは田舎で他に遊び場がないのに。」
「せっかくプールがあるのに夏休み中一切使わないのはもったいない。」
「金をとってもいいから町民に解放してほしい。」
そんなことを書いた気がする

どうやって宛先を調べたのかは覚えていない

書いただけで満足していたが、なんと市長から返事が来たのだ
厳密には市長秘書からの返事だった
何が書いてあったかは覚えていないし、その後も夏休みにプールが解放されることはなかったけれど、返事が来たことで満足してしまった
ワードで作った文書の最後に秘書の直筆(?)サインが書いてあったことを強烈に覚えている
今でもあのプールは夏休みの間自由に使えないのだろうか...?

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