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かけっこ教室2回目

こんにちは。熊本YMCAアスリートクラブ・ヘッドコーチS(○○○ッ○リーダー)です。

2回目の今回は、前回から4日後の開催となりましたが、前回も来てくださった参加者の皆さんが、スタートダッシュの方法やリーダーたちの名前を覚えていてくれました。「走り方を学ぶ」とタイトルに銘打った教室でしたので、リーダーと一緒に学んだ成果が出ていたことをうれしく思います。これからも、走るときには教室で覚えたことを思い出して、かけっこが得意になってほしいですね。

さて、2回目は「トップスピード」編です。スタートダッシュの後、どんどんスピードが出て体が起き上がってきたら、トップスピードで走る場面になります。トップスピードの走り方を学ぶために、下記の内容に取り組みました。

真っすぐの姿勢

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スタートダッシュ編では、体の姿勢を真っすぐにして、進みたい方向に体を倒しました。トップスピードの場面でも、体の姿勢を真っすぐにすることは、地面に足がついた時の力を体にしっかり返すことや、手足の動きをうまく行うために重要です。写真のように、体を真っすぐにした状態をつくり、その状態で足を上げて歩いたり、走ったりして、真っすぐの姿勢を意識するようにします。その際に、棒などを持って手を上方に真っすぐ上げると、背中が丸くなりにくく、真っすぐの姿勢を作りやすくなります。

足を上げるスピード、足の入れ替えのタイミング

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トップスピードの場面では、足を上げるスピードがとても大切です。スピードを上げようとすると、どうしても地面をもっとたくさん蹴ってスピードを上げようとしてしまいます。しかし、そうしてしまうと、上がってきたスピードについていけず、足が空回りしたり、体の前に着いてブレーキが大きくなったりしてしまいます。スタートダッシュの後、体が起き上がっていくと同時に、体の姿勢を真っすぐにして足をどんどん速く上げることで、トップスピードでも空回りせずに足がついていけます。その練習として、着地した足を後ろに蹴りださず、素早く上げる「もも上げ」という方法があります。脚が着いた瞬間には、反対の足は一番高い位置に太ももが上がっているようにします。真っすぐにした状態を意識するためには、写真のように棒を上方に真っすぐ上げたまま行ってもよいでしょう。最終的には、速く走ることにつなげるために、何も持たずに真っすぐの姿勢を意識して、腕の振りともも上げを素早くタイミングよく行います。

動きのスピードを上げる

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トップスピードを上げていくことには、1歩で進む距離を伸ばすことや、1歩にかかる時間を短くすることが大きく関係しています。1歩で進む距離は、どれだけ地面に強く早く力が加わって体に推進力が得られるか、つまりスタートダッシュからスピードを上げていく場面が特に大切です。一方、1歩にかかる時間は、どれだけ早く効率よく動けるかで短くできるため、トップスピードの場面では地面を蹴ろうとせず素早く動くことがとても大切です。写真のように手足の先がブレて見えないくらい早く動かしてみましょう。早く動かすための練習としては、メトロノームのアプリを使って1秒間に4回~5回のリズムに合わせてもも上げをしたり、走ったりする方法があります。動きを早くするコツとしては、手足に力を入れすぎると早く動けないので、もも上げのときや走るときに、体の姿勢はまっすぐにしたまま手先や足先をブラブラにして早く動かしてみましょう。

走るスピードを上げたいという人は、前回のスタートダッシュのポイントを押さえた上で、以上のような練習に取り組んでみてください。また、繰り返しになりますが、一度だけの練習ではあまり効果は得られません。足を本格的に早くしたいなら、続けて練習していくことで効果がしっかり出てきます。今回の教室で覚えたことを、ぜひ続けていってくださいね。

続けるなら、熊本YMCAアスリートクラブへ!

さて、今回で特別な会としてのかけっこ教室は終わりとなります。今後は、アスリートクラブの中で、走り方を身につけるための様々な練習を行っていきます。アスリートクラブでは、熊本県でトップレベルの選手が一緒に練習をしたり、お手本を見せてくれたりします。

アスリートクラブでは、走る、跳ぶ、投げるといった多くのスポーツの基本となる運動を行い、運動能力を全面的に養うことができます。また、陸上競技のパフォーマンスアップはもちろんですが、サッカー、野球、バスケットボール、バレーボール、テニスといった球技のフィジカル向上や、柔道やボクシングといった格闘技の身のこなしの改善にも役立てることが可能です。

様々な目的を持つ人が、お互いを高めあうことができる。そんな熊本YMCAアスリートクラブに、ぜひご参加ください。

お読みくださりありがとうございました。

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