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思春期の娘Ⅱ

音楽を聴きながら書いたので
流しながらお読み頂ければ幸いです。

若くして子供ができたわけじゃないけど
今年大学を卒業して無事就職した娘がいる

1はこちらになります
勉強に対する姿勢などを
俺なりに書いた話になります。

就職先は素敵な会社で
きちんとリモートワークが確立していて
有休もあって消化させてくれる
有休なんて都市伝説くらいに思っていた

流行り病の時期はあまり遊びにいけず
慣れていない仕事に不安定になるときは
時々電話があり馬鹿話をすることもある

今は一人暮らしをはじめて自立した
きっと彼女なりに気を使ってなのだろう

帰ってくるときは
びっくりドンキーでカレーバーグデッシュを
必ず手土産に帰ってくる

「気を使うなよ」
「通り道だから」

結構びっくりドンキーには
連れていったけどその記憶の残骸か?

話を聞けば今はやりのマッチングアプリ
実際男性とあって
何度かデートをしていたらしい

おらびっくりだ!(笑)
そうかそうだよな

別に大学時代に彼氏ができても
不思議ではないほどひいき目を抜いても
わりと美人に思うけどな

変に生真面目なんだよな
それが心配だから

もっと狡さを身につけろと
人の親としてはどうなのだろう?
と思うようなアドバイスを平気でしていた

「付き合うことにしたのか?」
「まだまよっていて1か月後新潟の長岡で
 花火大会があるからその時まで考えたい」

なんとなくだけど
成立しないだろうと思った
決まる時は一瞬だよな
そんな感覚はどこかにあって

なんだか男の子のほうに
シンパシーしてしまった(笑)
俺なら1か月またされるのはしんどいな

そしてまた後日談を聞いた
「新潟にいってきたよ」

おーまじか!!赤飯じゃ!
赤飯を頼もう!赤飯ってどこに頼めばいい?
けど話しを聞いたら

「やっぱり駄目だったと」
「手をつなぐのがどうしてもいやで」

つなぎ方が、なんかみて手に汗かいた
つないでいい?みたいな
説得力の無さが愛らしくみえないらしく
生理的にダメなのだろうな

だけどやっぱり男の子にシンパシー
花火大会までついてきてくれたら
ここ一番はYESがでると思うだろうけど

彼女は彼女なり
好きになろうとは努力したそうだけど
残酷ねって思った(笑)

さらにはこうやって
誰かを傷つけることになるから
マッチングアプリなんかしないで
出会いは諦めないと迷惑をかけるかな

「あほか」

そこがどうもお前は生真面目なんだよ
だから大学に行く時
娘に約束させたことがある

「この大学にいかせてもらったから
 なんとしてでもその道で頑張らないと
 いけないと思うなよ。遊べ」

「大学費用がもったいない」
という娘に

「それがもったいないと思えるお前だから
 違う道にいきたいときはためらうな」

結局教えは守らずに
浪人することもなく
いい会社に就職してやがる

その男性を想えば
一発くらい試してみればいいじゃないか
とここまで出かけたけど
それは親の言うセリフじゃないのは
俺にもわかる。

折れないことは強さじゃない
隙がないことも強さじゃない
どうして俺みたいなダメ親から
お前みたいな素敵な娘が育つかな

「気にすることはない
 マッチングアプリはまたやれよ」

そんなセリフを吐いたときに
時代の流れを感じるんだよ
ミクシーが壊滅的な状態になったとき
出会い系の日記コーナーで書いていた

いかがわしい場所にいる感覚はあった(笑)
その俺がマッチングアプリを薦めている

そうでないと浮かんでしまう古事成語
どんな槍も防ぐ盾があるという
どんな盾も突き崩す槍があるという
同じ場所で売られたら
それをなんというのだろうか

マッチングアプリを利用することは
あまり心配していない
変な男性も多いけど
俺みたいにいい男もいるからな(笑)

ただ俺の槍は何も貫くことができず
腐ってもげた。

もっと上手にいきる
狡さを手に入れてほしい

奇麗な人生じゃくていい
輝しい人生じゃなくていい
楽しい人生を歩んで欲しい



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