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スキルの掛け算からオンリーワンへ

 12月2日。教員に転職して8年が経ちました。9年目に突入し、サーヴィス業に携わった期間よりも長くなったのですが、サーヴィス、ホスピタリティの精神を忘れずに頑張りたいと思います。

 本日まで2学期の期末テストを実施してまして、今回もテストの裏に書いているコラムをnoteにも書いておこうと思います。中3向けに書きました。


◎個のスキルが活きるカギとなる

 令和3年が終わろうとしていますね。新時代スピードは凄まじく、発展を止めません。そこで、君たちに個人スキルについて考えてもらいたい。これからの世の中、“誰でもできる”無難な人がしんどくなってくると私は考えています。

 “多様性”が叫ばれる時代となりました。沖縄においても、多くの外国人労働者が働いているし、LGBTQへの理解も少しずつではあるが浸透してきました。多様が求められるということを逆に考えると、“普通が求められない”と捉えることができます。外国人労働者の方を見てもわかるように、ほとんどの方が流暢な日本語を話し、とんでもなく複雑なコンビニのレジ業務やマクドナルドのドライブスルー業務をこなしている。普通じゃないスキルを持った方々がいろんなところで活躍しているのです。


◎持っているスキルの掛け算が普通じゃないを生み出す

 なにも、全国トップレベルのスキルを持つ必要なんてないので、落ち込まないでほしい。君たち10代はこれから多くのスキルを獲得していけばいいんだ。(でも、スキルは勝手に身につくものではないので要注意)

 スキルは掛け算することで、とてつもなく飛躍します。
私のスキルを例に取ると、
≪物理の大学院卒≫
≪ディズニーキャストをしていた≫
≪ウェディングプランナー・披露宴会場の会場責任者≫
≪営業職経験≫
≪教務主任≫

 ≪物理の大学院卒≫は、理系の学科いけば学生の2~3割は大学院に行くので珍しくはない。≪ディズニーランドで働いてた≫のだって、東京・千葉あたりに住んでたら普通にいっぱいいる(うちの過去の職員で私以外にもいたぐらいだ)。≪ウェディングプランナー≫は専門学校卒でもいっぱいいるし、≪営業職経験≫や、今やってる≪教務主任≫という役割の経験者もそれなりにいる。だけど、『国立大の大学院まで出たのに、ディズニーキャストやウェディングプランナーになり、結婚式の新規営業では月1600~2500万の成績を過去に持ってて、学校の先生に転職したら5年で教務主任になった人』というのは、おそらく私以外にいる気がしない。おかげでありがたいことに、社会人12年ほどやってて、職に困ったことはありません。

 わたしみたいに変なスキルを持つ必要はないですが、君たちにもまだ芽が出始めただけのスキルはたくさんあると思います。育てるか育てないかはあなた次第。スキルかけ合わせて強みにできるかはあなた次第。


◎人よりできるを増やせるかどうかは、君の興味次第

 興味のないことのスキルは身に付きません。そして、興味は自然発生的に、待ってたらいつかやってくるものではありません。自分からアンテナ張っていかないと、関心をもつことは絶対にありません。1つでも多くのスキルを得たいと思える人たちは、常にいろんなものに目を向けて、興味を持ってみましょう。そこに新たな発見があり、世界が無限に広がっていくはずです。



 私立に勤めてまして、ある程度裕福なご家庭が多いからか、ハングリー精神や大きな野望を持った子が少ないように感じます。そんな子たちに、自分を成長させることに貪欲になってもらうためにはどうしたらいいか、考えつづけている物理教員なのでした。


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きゃん

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