【1%の人"財"】
試験監督の現場よりお届けです。
私の学校では先週まで2学期中間テストが行われていました。
教員7年目。テスト監督をしていて気づいた、学校で見るビジネスで使えそう、苦労しそうな人材たちについて書いていこうと思います。
タイプは3パターン
定期試験における生徒のパターン
①授業のときからコツコツ積み上げタイプ
②テスト前に帳尻合わせてくるタイプ
③どっちもやらんタイプ
①のタイプが全体の1~2割
②のタイプが全体の2~3割
③のタイプが全体の半分
というのが体感です。
まだ10代前半なので、これから割合の変化はあるはず。
順番は前後しますが、それぞれを解説してみましょう。
帳尻合わせタイプ
普段あまり勉強しないけど、テスト前に死ぬ気で間に合わせてくるタイプ。
これ、私!という、〆切前に本気出してくる方多いんじゃないでしょうか。
このタイプの中から、仕事できる人、仕事こなせる人たち生まれてくるんだろうなと思います。
過程はどうあれ、"結果を残さないといけない"という意識があるところが強みです。
期日に迫られて、効率の良さを発揮するし、ちゃんと仕上げてくる。
初動が遅いのが玉にキズなのですが、これを改善できれば、かなりクオリティの高いものができるでしょう。
ただし、自分はこのタイプと思っている人で、ちゃんと帳尻合わせてこれる人は多くはないです。
平均点しか取れない人は仕上げられたことにはならないので。
コツコツの中に稀人(まれびと)がいる
コツコツやってる人には勝てないということをよく聞きます。
コツコツやれる人は、大きなミスをすることなく、〆切前にあわてることもない安定感があります。
"あの人なら間違いないよね"という人材になれるでしょう。
その分、振り幅狭くて、大化けしないというのが痛いところかもしれません。
ただし、コツコツタイプの頂点には、計画的に進めながら、最後に洒落てるアクセントまで器用に加えて、120点の完成度に仕上げてくるセンス良い人が一握りだけ存在する。
こういう稀人には誰も勝てない。
こういう生徒は、毎年200人ぐらい受け持つ中で1人出会えたらいいかなというぐらいしかいません。
どっちもやらんやれんタイプ
この人たちはどうしたもんかなと頭を抱える。
とりあえず、そのままでは使い物にならないので、どうにか活きるチカラをつけてあげなきゃいけない。
50%もいる理由としては、授業でしっかりメモ取ってる、宿題も出してる、テストでは50~60点ぐらいという生徒も含まれるから。
"普通"にカテゴライズされる人たちなのですが、結果が求められるときに半分しか成果をあげられないのではまずい。
ここからの変化ができなければ、"使う側でなく使われる側" "いてもいいけど、いなくてもいい人" になる可能性は大いにある。
ただ、頭を抱える理由としては、本人は頑張りたいのに頑張れない、できるようにならないという、脳の性質を持った生徒も少なくない人数いるということ。
自分の性質を理解させ、やれる方法をともに見出していかないといけない。
"人財" になるキッカケを与えなくてはいけない
若者たちが財産と言われるほどの人材になれるかどうかは、周りの大人たちがどれだけチャンスやきっかけを与えられるかにかかっている。
生き物は環境に育てられるものですから。
そのために教員や親だけでなく、関わる大人たちが、私達と同じ社会人の土俵に上がってくる未来の人財を育てていかないといけないと、私は考えています。
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きゃん
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