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大学生。旅行記録、写真の自画自賛など

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最近の記事

タイ・アユタヤ探訪

※日本円での表記は、現在のレートに最も近い整数ということで、4倍にしています。 2023年8月1日、タイ旅行2日目 この日は宿泊しているバンコクから列車で約2時間、古都アユタヤの遺跡を巡りました。 タイ旅行記を全て書くエネルギーが無いので、1番楽しかったアユタヤをnoteに記録しようと思います。 アユタヤへ始まりはフアランボーン駅(バンコク駅)から。バンコクの玄関口、タイ国鉄のターミナル駅です。 フアランボーン駅の周りには偽のインフォメーションスタッフが何人かうろうろし

    • 小樽の波止場

      部屋の冷房をつけて最近読んでいたのは、『川瀬巴水探索』という本。川瀬巴水さんという大正頃に活躍された画家の絵について分析した本です。 川瀬巴水は「旅情詩人」とも言われ、日本中を旅して景色を描いた方。この本では巴水の絵に描かれた場所を根気強く特定し、記述した本です。 というのも巴水は、あっとわかるような名所をあまり残していません。どこにでもあるような、他の人が見落としてしまう風景を多く描いています。そんな「無名なる風景」を、絵に描かれた石などの細かい点に注目しながら特定する

      • 二眼レフ(海鴎seagull 4B-1)を下げて

        「フィルムカメラに嫌われている」 心を涙で濡らしながら書いたこの記事。読んでいただいた方、ありがとうございます。 この記事のタイトルには何ら誇張は無く、実際泣いた後にこの記事を書いた。つまり読んでいただければわかるように、私はフィルムカメラで失敗ばかりしてきたのだが、そんな記事を発表した次の日、棚から牡丹餅が落ちてきた。 なんと、母の友人から、使わなくなった二眼レフを貰ったのである。 それがこちら 中国上海のカメラメーカーだったと思う。海鴎(seagull)の二眼レフだ

        • 桜を見に岐阜へ行く〜樹齢1500年・根尾谷淡墨桜〜

          母「岐阜で見たい桜がある」 ということで、ついていきました。 根尾谷淡墨桜。私はその時に教えられて知りましたが、日本三大桜の1つのようです。樹齢は1500年と言われていて、継体天皇(聖徳太子の曾お爺さんらしい)が昔植えたと言われている、大昔からの巨木。そんな1本の桜を見るために、岐阜へ行きました。 京都から1泊2日、プチ旅行の記録をしたいと思います。 目次を見たらわかる通り、桜を見る以外はほとんど何もしていませんので… 1日目:大垣城観光、淡墨桜ライトアップ 9時半ご

        タイ・アユタヤ探訪

          中国・鳳凰のこと

          ※この記事は全て私の記憶に基づいており、事実と異なる可能性があります 2018年、高校2年生の夏、中国湖南省にある鳳凰を訪れた。正確には「鳳凰古城」と言われる、川に挟まれた美しい街を訪れた。昔はこの地方において政治の中心地だったため、「古城」と言われているのだろう。 母の故郷は湖南省省都、長沙である。鳳凰は、その長沙からバスで6時間ほど内陸に移動した場所に位置する。中国を離れて久しい母親は私達だけで行くのが不安のようで、長沙に住む弟(叔父)と母親(祖母)を連れて行った。祖

          中国・鳳凰のこと

          しまなみ海道縦断記

          普段は自転車屋で1番安かったママチャリを使って京都中心部をうろうろしているだけの私ですが、この度瀬戸内にあるしまなみ海道をクロスバイクで縦断してきました。 今治からスタートして尾道まで、2日かけてのんびり行きましたが、普段特別運動もしないので、全部漕げなくても仕方がないかな、位の気持ちで行きました。 ですが、結果的に1度も足をつくことなく(途中白滝山を登山した時は歩きました)、船を使うこともなく(向島から尾道は安全面から渡船推奨されているので、船に乗りました)、ちゃんと全部

          しまなみ海道縦断記

          フィルムカメラに嫌われている

          初めてフィルムカメラを使ったのは、大学1回生だっただろうか? カメラで写真を撮り始めて少ししたころ、フィルムに漠然とした憧れを抱いて、「写ルンです」を購入した。 自宅の周りの景色を撮り、撮影のために大阪の街をを歩いた 確かスマホが登場したのは、私が小学校4年生ごろ…だったように思う。 私にとって撮れた写真がすぐに見れないこと、いちいち見るのにお金も時間もかかること、どれも新鮮で、デジカメで撮った写真と比較して面白がった。 現像された写真を見て特別感動したかというと、そう

          フィルムカメラに嫌われている

          屈斜路湖再訪2~ハクチョウに会う~

          「ハクチョウねえ~見れると思うよ?」 「遠くから見るときれいだけどねえ~、近いとねえ。うるさいし」 タクシーの運転手さんは、のんびりとした口調でそのように話す。 思えばその時の私は、運転手さんが言っていた意味が分かっていなかったのだと思う。 屈斜路湖砂場に着く。懐かしい駐車場が雪で覆われているのを横目に首を伸ばすと、確かに鳥の頭が見えた。 「いる!」 かすかに興奮を感じながら車を降り、砂場の方へ歩いていくと、そこに待っていたのは凍った湖と、雪景色した山々と、ハクチョウ――

          屈斜路湖再訪2~ハクチョウに会う~

          屈斜路湖再訪1〜ハクチョウに会う〜

          (※1は屈斜路湖に辿り着く直前までです) 遡ること5ヶ月程前の9月末、北海道は弟子屈町にある屈斜路湖を訪ねた。 その日は知床半島から車を走らせて霧の摩周湖、硫黄山を観光し、屈斜路湖に着いた時、辺りはすでに薄暗くなっていた。 空全体が雲に覆われた日で、日の入り頃だったはずだが、太陽の気配はなく、ぼんやりと灰色の膜に覆われた世界が広がっていた。 詳しいメカニズムは理解できていないが、屈斜路湖は噴火関係で出来た湖であり、周辺を掘ると温泉が湧き出る。そのため付近には寂れた温泉

          屈斜路湖再訪1〜ハクチョウに会う〜

          胃が重い。肩も重い。そう言う君の凝り固まった体をほぐしてゆくと、グラグラと視界が揺れ、目の前にいた君はいつの間にかいなくなっていた。私が見ていたのは固体の君だったんだ。本当は君は自在に姿を変えられる。だから私の姿になっていたんだ。そう思うと私は段々溶けていくように思われた。ぐにゃぐにゃと崩れていく足を支えるために凝固しなければならないの。ところでタイトルに文字制限はないの?貴方の溶けた体を支えるフリをしてタイトルを引き延ばしても、いつまで経っても制限がかからない。いつも140字の壁に遮られて生きてきたか

          先月大好きな橋本奈々未さんソロ曲『ないものねだり』の聖地巡礼(よこはまコスモワールド)に行きましたので、記録したいと思います。 行ったのは2023年1月20日。ちょうど東京に用事があり、そんなこんなあって行くことが出来ました。 事前の下調べは大してしていなかったので、着いたのは10:45ごろ。まだ開園前で、適当に周りを歩き海を眺め、MVの復習をしました。 11時に開園すると、園内へ。 平日の昼間、開園直後で全然人はいませんが、入場料が無いからか、普通にただ散歩している

          胃が重い。肩も重い。そう言う君の凝り固まった体をほぐしてゆくと、グラグラと視界が揺れ、目の前にいた君はいつの間にかいなくなっていた。私が見ていたのは固体の君だったんだ。本当は君は自在に姿を変えられる。だから私の姿になっていたんだ。そう思うと私は段々溶けていくように思われた。ぐにゃぐにゃと崩れていく足を支えるために凝固しなければならないの。ところでタイトルに文字制限はないの?貴方の溶けた体を支えるフリをしてタイトルを引き延ばしても、いつまで経っても制限がかからない。いつも140字の壁に遮られて生きてきたか