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詩 ・ 愛をしる人〜愛するひと、愛せるひと

酷い言葉で
思ってもいない言葉で
身近な人を
大切な人を
大好きな人を
突き放してしまった
傷つけてしまった
幼い日の不器用さを
恥じている
反省している

ちゃんと
いまも
いまも
ずっとわすれずに

だからわたしは想う

自分自身を見失わないこと
決して自分のことを
自分が置き去りにしないこと
それが
それだけが
人を傷つけない為に
何よりも決して欠かせないということ

自分が傷つくことに繊細なら
誰かを傷つけてしまうことにも繊細なはず

自分が傷つくことにしか
目を向けられないのは
自分の本心 本音を無視して
見て見ぬフリをして
自分を傷つけている証(あかし)

ちゃんと傷ついていたら
ちゃんて手当てをしているはずで
その痛みを知っているのなら
同じ痛みをわかってあげられるはずだから

誤魔化すのをやめること
ちゃんと話を聞くこと
それは目の前の誰かじゃなくて

自分の気持ちを誤魔化さないこと
自分の話を自分がちゃんと聞くこと

自分を真正面から愛せたら
いつかきっと
誰かを真正面から愛せるひとになれる

昔も今も、ひとは変わらず



2024.08.01(木)
二階堂 新太郎

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