【世界一学ばない国・日本~学ぶ必要がない日本を誇ろうよ😊】
「こんなに空気を読んでるんだから、本なんか読まなくてイイんじゃないのかな」
『そういうわけにはいかないんだよ』
「そういうわけ、ってどういうわけ?」
『どういうわけ、って、うーん、そうだな、、、』
「ほら、言えないんだから。そういう感じでイイんじゃない?」
『それじゃダメなんだって。生産性も落ちてるし、人口も減るし』
「ふーん。生産性が落ちたら、どうなるの?」
『生産性が落ちたら、、、ダメなんだよ』
「だから、何がダメなの?
もしかしたら、ダメじゃないんじゃないの?」
『モノが売れないし、日本が弱くなるんだよ』
「モノが売れないのは、人口が減っていけば、当然じゃない?
弱くなるのも、強い必要がないからだし」
『強い必要はあるよ。負けちゃうよ』
「何に?」
『他の国に、負けるんだよ』
「他の国?
例えば?」
『例えば、アメリカとか、中国とか』
「アメリカも中国も、仲間でしょ。負けるとか、勝つとか、ないんじゃない?」
『いや、あるよ。
勝たないとダメなんだよ』
「だから、それはなんで?
勝ちたいから、強くなきゃダメで、強くなるために、したくもないコトをするの?
それって、どうなの?
負けてイイじゃない、それで幸せなら。それ以上に、何か求めるコトがあるの?」
『、、、』
「ボォーとさ、のんびり朝陽を浴びて、のんびり美味しいモノを食べて、また、のんびり夕陽を眺めて。隣に私がいて、それ以上に望むコトなんて、あるの?」
『、、、』
「例えば、アナタが、無理して、頑張って、リスキリング?
それで隣に、私がいなくなったら、それで強くなって、アナタにどんな価値があるの?」
『、、、ないよ』
「だったら、イイんじゃない?
もう十分に、読んでるよ。空気も、雰囲気も。常に周りのコトを考えて、読んでるよ。
本なんてもう、読まなくてイイんだよ。それよりも私のコトを見てよ。私の話を聴いてよ。それでイイんじゃない⁉️」
『、、、そうだね』
「私たちには、子どももいないし、私たちが、おばあちゃんになって、おじいちゃんになって。それまで二人で、のんびり生きていけたら、それでイイんだよ。分かった⁉️」
『何だか、それでイイような気がしてきた。キミが隣にいてくれれば、それでイイかも』
「イイかも?
それでイイのよ‼️」
『ところで、お腹、空いたな』
「そうね。何を食べようかしら、、、」
『今日はさ、せっかくだから、外で食べようよ』
「外っていうのは、外食のコト?」
『そうだよ。何処で食べようかな。キミもその方が楽でしょ』
「あぁ、そっか。知らないんだね。そうか、そうか」
『えっ、何?
何を知らないって?』
「もう、この辺りに、レストランもカフェもないのよ」
『えっ⁉️』
「もう、ないの。全部、潰れたのよ。アナタは周りを見てないのよ。空気ばかり、雰囲気ばかり、読んでるから。リモートで働いてるから、外にも出ないし。
今日もアナタの好きな美味しいご飯を、私が作ってあげるわ」
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