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【あれ、ファイルをダウンロードするの、少し面倒で、、、だから、まだ、読んでなくて、、、】

そうか、、、
たしかに、、、
だから、ここにコピーします、、、と思ったら、少し直したくなっちゃった、、、仕方ない。

こうやって、世に出るまではずっと、書き直し続けるんだ、、、仕方ない。

世に出たら出たで、誤字脱字が沢山、見つかるし、「高額な悪徳セミナーに励んでください」と、Amazonレビュー★1つでこっちが励まされたりするし(悪徳かどうかは別として、高額なセミナーができる内容だったんだな、、、うしし✌️)、まぁ、色々、面白い体験をした、山羊さんと田中さんとはまた別の、、、ヤギさんとタナカさんの対話のつもり、だったんだけど、、、

それでは、張り切って、どうぞ‼️


「珍しく、感情的になってしまって」
随分と久しぶりに会ったヤギさんは、どことなく優しい感じになっていた。
白髪と皺が増えたから、そう僕の目に映っただけかもしれない。

「今度、またお会いして、色々と話してみたくなりました」
突然のヤギさんからの丁寧なメールに、当然に驚いたし、少しだけ混乱してしまった。

「短い時間で毎日少しずつ対話するのではなくて、週末とか、例えば、時間の十分に取れるタイミングで、時間を気にせずに話せればと考えています」
確かに、細切れの時間で話すのは、心地良い反面、物足りなさを感じていたことを思いだした。それも仕掛けなので、と納得していたけど、時間を気にせずじっくりと対話を重ねるのは悪くない。
僕もあれから色々なことを経験して、話したいことや聞いてみたいことが溜まっていたのは、噓ではない。
でも、そんな機会がもう、僕達にはないのだと決めつけていた。

「タナカさんがあれから、どんな人生を過ごしてきたのか、どんな人生を過ごしているの か、すごく気になってしまって、ついつい連絡してしまいました」
一昨年、思い立って、キャリアコンサルタントという国家資格を新たに取得したと話すヤギさんは今も、Internal Controlの仕事をしていた。
外資系大手保険会社の日本法人のIntenal Control責任者を担ってるそうだ。
キャリアコンサルタントが何をする資格か、ハッキリとは分かってないけど、キャリアに関するコンサルティングをするのだろう、と漠然と考えて いた。それもあって、僕の人生がその後、どのように進んでいるのか、気にかけることになったのかもしれない。

予定がそれなりに詰まっていたので、実際にヤギさんにあったのは、それから2週間後の土曜日。
ヤギさんの住んでいる、郊外の国道沿いの大きなファーストフード店だった。

「色々と大変だったんでしょうね。ご家族も増えて、自分の時間もきちんと取れない生活と想像してますが」
なんで知ってるんだろう、とは思わない。知ってて当然だ。彼の後ろ姿を、僕は追いかけているのだから。

それにしても、雰囲気が大きく変わっていることを自分で気づいているのか、それが気になった。相変わらず、コーヒーを飲んでいるけど、あのコーヒーチェーンに通うのはやめたのだろうか。

「席が、、、テーブルのことですが、狭くなって、どんどん周りとの距離が近くなってしまって落ち着かなくなりました。サービスも少しずつですが、私の望む形ではなくなってきたのと、何より、、、」
やはり時間の経過とともに、ヒトは変わるし、社会も変わる。優しい感じが強くなったヤギさんは同時に、言い方が難しいけど、自信なさげに見えた。それは決して悪い感じはしないのだけど。

「理解されないことや心の距離みたいなものを、昔より感じるようになって、諦めてしまう自分も分かってて、今、結局、独りで生活してるんだけど、それが意外と向いているんですよ。食事も一日一食だし、自炊みたいなことはしてるけど料理や調理と呼べるようなものではなくて」
生活感がない、というより、あまり生活のことを話さなかったヤギさんから、日常のことを聞くことも新鮮だったけど、何だか複雑だ。

自分に、独り暮らしをする未来が待ってるのか、と考えていたら、急に昔を思い出させる刺すような視線を感じた。

「そうはならないのかもしれませんよ。タナカさんはもう、私ではなく、全く別の、私とは違う人間として生きていくのだ、そうでなければならないのだ、と、捉えるようになりました。挑戦と失敗は沢山すればするほど、その分、多くを学べばイイと今も信じてはいるんだけどね」

そうやって、ヤギさんと僕の対話がまた、始まった、、、

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