見出し画像

【noteで学ぶ健康習慣の科学79:『ベジタリアン・ビーガン』と『健康意識が高く、野菜だけじゃなく肉も食べる人』の差】

 こんにちは(o・ω・o)カエルです。
 
 最近、「健康に良い食生活とは?」を考える事がありまして、身体(脳含む)全体に対して良い影響のある食生活とはなんぞや? 
 をちょっと調べてみたりしたんです。
 
 で、近年何かと話題になる『ビーガン・ベジタリアン』と、『健康意識が高く、野菜だけでなく肉も食べる人』だと、どっちが総合的に健康なのか。
 みたいな論文があったので、面白い研究室してる人はいるもんだなぁ、と思った次第でした。

「肉は食べない!」というグループと、『肉も食べるけど健康意識が高い!』というグループで、死亡率や病気の発症率を調べた論文です。
 対象人数は10700名。
 かなり多いデータです。

 で、どんな差があったかっていうと、

✅死亡率・病気発症率ともに大差無し

 とのこと。
 特別ビーガンだから長命ってことはなかったそうな。
 
 一方で「野菜だけだと栄養が不足する」という論もあります。
「肉・魚からしか摂れない栄養があるから絶対に必要でしょ!」という意見です。
 具体的には以下。

・オメガ3脂肪酸
・ビタミンB12
・カルシウム

 上記は野菜だけでは摂りにくくベジタリアン・ビーガンに不足傾向が高いのだそう。

 で、不足のデメリットですが、

✅必須脂肪酸欠乏症
必須脂肪酸欠乏症の臨床的兆候には、乾燥皮疹、乳児および、幼児の発育不全、感染感受性の増加および、創傷治癒不全が含まれます  。
 
オメガ-3不足の兆候は、視覚障害と感覚神経障害(「神経障害」)を含みます。

動物実験では、学習と記憶においてオメガ-3欠乏症の著しい障害が現れることを明らかにしました。これらの研究では、オメガ-3PUFAの認識力の発達と認知機能の低下へのインパクトを査定するためのヒトにおける臨床試験の早期実行が急がれます。

✅ビタミンB12欠乏症
ビタミンB12は成熟した血球細胞をつくるのに必要であるため、このビタミンが欠乏すると 貧血 脱力感や息切れを覚えたり、顔色が青白くなったりすることがあります。 神経が機能不全を起こすことがあります。 血液検査でビタミン欠乏性貧血を示す異常細胞が認められることがあります。

✅カルシウム不足による症状
カルシウムが不足すると、骨や歯が弱くなります。幼児では骨の発育障害が起こり、成長が悪くなります。不足状態が長期間続くと、骨密度の上昇が妨げられて丈夫な骨が形成できなくなり、高齢期、特に閉経後の女性では、骨粗鬆症が起こりやすくなります。また、神経や筋肉の興奮が高まり、テタニー(筋肉の痙攣)やてんかん(全身の痙攣)が起こります。

 など、それぞれに大きな悪影響があることが解っていますが、また別に「肉・魚を食べない」人は脳に必要な栄養が不足し、メンタルヘルスに悪影響が出る。
 ということも懸念事項だそう。
 本来満遍なく摂るべき栄養が足りてなければ、身体を動かすための脳の機能が低下するのはごく当たり前の事象なので、心身共に悪影響が出るのも頷ける。

 主義主張は自由なのでビーガン・ベジタリアンであることは個人の自由ですが、本来摂るべき物が一部不足になりやすい。ということは覚えておいた方が良さそうです。


■参考記事


ここから先は

0字
心理学から腸活・細菌学まで。 狭いようで広い知識を1分で読む。 時間のない人向け。

1分で読めるnoteのまとめ それぞれは全部無料で読めます   読んでみて「これは価値がある」と思えたら、100円投げ銭してくださいませ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?