【コラム:せっかく日本食が食べれる環境なのだから、地中海料理も食べたい。って話】
こんにちは(o・ω・o)カエルです。
日本が西洋料理、欧米食に親しんでからもう半世紀以上が経ちますが(戦後という意味で)、昔ながらの日本食が日本人の健康と密接な関係にあったことは有名な話です。
玄米しかり。味噌汁しかり。漬物や納豆などの発酵食品、野菜や魚を中心とした副菜しかり。
一汁三菜(一点の汁物と三点のおかずが含まれる献立のこと)の食事スタイルと、その中身が健康に向いたメニューだったこと、そして食に対して豊かすぎなかったことが日本人の健康と長寿を守った一因でした。
そんな日本食と並んで健康に有益だと言われるのが地中海料理。
地中海食は、イタリア料理・スペイン料理・ギリシア料理など地中海沿岸諸国の食事や食習慣のこと。
■地中海食とメタボリックシンドロームに関する論文
2020年の論文では、「地中海食は、体重の増減と関係なく肥満による病気リスクを低下させる」
というデータを示しています。
上記の地中海食の主だった食品を見る限り(ナッツ・オリーブオイル・野菜・果物・全粒穀物・豆・種子・魚・鶏肉・チーズ・ヨーグルト・赤ワイン)けっこうカロリー量が多いものが目立ちます。
にも関わらず病気リスク軽減との相関性があるのは、そのカロリーの質が高いから。
多価不飽和脂肪酸と呼ばれる二重結合を2カ所以上持つ不飽和脂肪酸。
必須脂肪酸と呼ばれているリノール酸、リノレン酸、アラキドン酸のほか、魚の油に多いイコサペンタエン酸やドコサヘキサエン酸など。
食材の質、油の質が高いことが理由となっています。
例えば油1つにしても、欧米食のようなサラダ油系ではなくオリーブオイル系を多用するなど、長寿、死亡率の低さと相関性の高い食材を使用しているのが地中海食です。
上記の論文内で行われた実験においても、
一般的な欧米食を地中海食に変えたところ、
という結果に。
腸内細菌が豊かな人ほど健康な生活を送れる可能性が高いのはこれまでにも何度も紹介している通り。
■【最強の腸活メソッド】腸内細菌を活性化させて最高の健康を手に入れる方法[2022年版]
地中海食も日本食も、腸内細菌を育てるのに適した食材、調理方法になっていることが重要(揚げたり過度に炒めたりが少ない)です。
長寿国として知られる(知られていた)日本や、100歳以上の老人が世界でもっとも多いイタリアのサルデーニャ島は、食生活によって健康を守られていることが解っています。
……(蛙・ω・)<ということをより多くの人に知ってほしいなぁ、とカエルは考えています。
「○○というサプリなら痩せる」とかの一過性のアクションではなく、根本的な生活サイクルの一部を良質なものにしないと、意味ないよなー。
って思ってます。
欧米食も食の幅を楽しむぶんには大いに結構ですが、せっかく様々な食事を楽しめる「日本」という国にいるのですから、「日本食」そして「地中海食」も楽しみたいなぁ。
(蛙・ω・)<という話。でした。
【参考記事】
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