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『響け!ユーフォニアム3』7話所感。あと黒江真由についてちょっと考えてみたり。


エリエールのボックスティッシュ(旧デザイン)

松本 美知恵先生が持っているボックスティッシュは、おそらくエリエールである。

画像引用元

ただし、エリエールのボックスティッシュが波模様だったのは2011年までであり、果たして原作、アニメで描かれているのが西暦何年なのか定かでないが、少なくとも原作の『最終楽章』が発刊されたのは2019年5月であり、エリエールのデザインとは時間的な差異が発生している。
また、日本で有名なネピアやスコッティの歴代デザインには波模様は使用されていないため、時代背景的な矛盾は否めない。

(蛙๑╹ω╹๑ )<いや、原作もアニメ制作もそこまで考えないと思うよ。デザインもエリエールに似通ってるだけだしね?

美知恵先生の中の人

(蛙๑╹ω╹๑ )<美知恵先生の中の人は久川綾ひさかわ あやさん。
1968年生まれの54歳でいらっしゃいますが、演じる美知恵先生は43歳(原作公式ガイドブック、230ページ)であり、冒頭シーンでの「年を取るとな、若者が頑張ってるだけで涙腺が弛むもんなんだ」という言葉には、久川さん自身の実感がこもっているように思います。

(蛙๑╹ω╹๑ )<カエルも、10代、20代より明らかに涙が溢れやすくなった。

強い説得力がある。

ちなみにカエルが久川綾さんを認識したのは昔NHK枠で放送されていたアニメ『十二国記』

の陽子役で、それ以来、久川さんが出演していると気になってしまいます。



(蛙๑╹ω╹๑ )<と、さっそく小ネタから始めました、第7話の所感と+αです。
今回もカエルの好きに、好きな事をつらつらと書いていこうと思います。


B編成のさっちゃんと可愛いと噂の子

全国大会には出場できないけれど、自由曲を演奏できる枠。

写真中央には、コンクールメンバー(A編成)に選ばれなかったさっちゃんがいる。
また、アニメが放送されてから話題になっている新一年生の可愛い子が右側に写っている。



フェルマータ

フェルマータ
fermata[イタリア]

〈休止〉〈停止〉を原義とする西洋音楽の用語。
イタリア語では記号の形状からコロナcoronaともいう。大別して
(1)正規の拍節が停止されて音符や休符が延長されること(延長記号)
(2)曲の区切りや終止,の二つの意味がある。

コトバンク

(蛙๑╹ω╹๑ )<ダブルミーニングさせているならば、3日間のお盆休みの事と、これまでの区切り、今後の怒涛を意味していると推察できます。

十中八九、来週以降は激動になるのでしょう。
府大会は金賞で関西大会に進んでいるのですから、関西大会に向けてのオーディションが待っています。

2人で※ソリを務めたい(※複数人で旋律などを演奏すること。 soloの複数形)麗奈と久美子 共通の願いが、叶うか否かのドラマが待っているというのは容易に想像できます。


(蛙ω )<楽しみだなぁ(ニチャァ)


今日の眼鏡

第7話にして、遂に釜谷すずめが所持しているであろう眼鏡フレーム全5色(ホワイト・ピンク・イエロー・ブラウン・ブルー)全てが一話中に登場しました。記念すべき回(個人的に)。

(蛙๑╹ω╹๑ )<ただし、最後の一枚のフレームが本当にブルーだとしたらだけれど……。ブルーに見えなくもないんじゃぁ……。


京阪六地蔵駅のホーム

引用元

(蛙๑╹ω╹๑ )<有名な聖地の1つ。向かい側のホームから撮るとキレイに撮れるそうです。

「それなら私もさびしーよ?」

それなら私もさびし⤴︎よ↓?

(蛙*^ω^*)<発音カワイイ!



その軽はずみな発言が後のNTRを招くのであった……(毒されたオタク)

久美子「真由ちゃん誘ってもいいかな?」
麗奈「別に私はいいけど」


(蛙*^ω^*)<期待しちゃうね! 久美子を取られるのではなく、麗奈が取られる未来が見える!

原作最終楽章未読ゆえ、杞憂に終わればよいが。


なんかハムスターみたいなやつおるな

(蛙๑╹ω╹๑ )<すずめとセットで描かれる上石弥生。

この二人は今期ユーフォの中でも群を抜いて顔芸が達者である。
毎回二人の表情を目が追ってしまう。

「ガッ」

(蛙๑╹ω╹๑ )<『ぬるぽ?』


きっと制作陣、アニメーターさんの手のひらの上。


満を辞して『なかよし川』の登場である。

(蛙*^ω^*)<のぞみぞは!! のぞみぞは来ていないのですか!!!?

(蛙 ´ ^ω^`)<来てない……、そう……ですか。

新作小説が楽しみですね!!!!!!


のぞみぞも出ます!(声を大)

6/27発売です!!!
予約みんな急げ!!!
これは買うしかないので!!!!



暖簾のれんに腕押し。ぬかに釘。

暖簾に腕押し: 相手の反応がまるでなく、張り合いがないことの例え。

佳穂「1年の針谷佳穂です」
奏「すでに夏紀センパイより上手いです」
夏紀「それは良かった」


さすが達観した人格者の夏紀パイセン。
ママと呼ばれている黒江真由より遥かに、真に懐が深い。

そんな夏紀パイセンの初期の気怠げな、まだ本気になれていない頃が好きだ……。

本気で努力する夏紀センパイも好きだ

人の為に怒れる夏紀センパイも大好きだッ!


(蛙*^ω^*)<犬猿の仲のなかよし川も良いぞ。


(蛙๑∂ω∂๑ )<そんななかよし川がヘアピンオソロってホンマでっか!?

て、てえてえっすな……
(´・ω・`).;:…
(´・ω...:.;::..
(´・;::: .:.;: サラサラ......



葉月がカワイイ(3回目)

(蛙*^ω^*)<3期の葉月かわいいが過ぎんか?

これはアニメーターに葉月推しがいますねぇ!

(蛙๑╹ω╹๑ )<ストーリー的にも、久美子に進路、つまり「将来」をより鮮明に考えさせる機会を与えているので、キーパーソンの一人になっている。
順当に行けば、全国大会で久美子・麗奈・緑・葉月の4人の、北宇治カルテットの演奏する姿を見ることができますね。

葉月ちゃん見所たっぷりやんけ!!



「どうしてそんなに簡単に決められるのか。自分がおかしいだけなのか。『これこそ私がなりたいもの』だなんてものが突然見つかるとは思えず。だからと言って、何となくで決める気には、どうしてもなれなかった」

(蛙๑╹ω╹๑ )<これ、もし葉月ちゃんに対して本気で「簡単に決められるのか」を当てはめてるとしたら、けっこう酷い言い草だと思うのだけれど。

久美子から見た葉月は「先生に薦められたのがきっかけで保育士を目指して進路を決めた」ので、他者からの言葉に決断を左右される事に違和感、または拒否感を持ってるのかなと感じる。

近くに麗奈という「我を貫く」生き方に確固たる価値観を持ってる人がいるせいかもしれない。
自分もそうでありたい。そうなりたい。そうでなければ正解でない。
という強迫観念めいたものがあるのかも。

久美子の性格のイイ所、悪い所、両方がこの時の感情と言葉に現れてるな、って思います。


羽二重餅

出典

(蛙๑╹ω╹๑ )<姉からのお土産。福井にいるんだっけ?名古屋とかだったような気がしてる。
お父さんにお土産として「旅の湯」って書かれた入浴剤渡してたし、旅行のお土産の可能性もある。専門学校にそんな金銭的余裕あるかな?
両親からの仕送りは確か受けていないハズだけれど(大学を辞めて自分で道を選んだから)。

そんなふうに、最終的に自分で自分の道を選んだ姉が近くにいる事も、久美子が「自分で選ばなくちゃ」と思う要因である事は間違いない。

音大にしろ一般大学にしろ、母親の言うように「安定した仕事に就ける大学」に進むのも悪い事では無いとカエルは思うのだけれど。
物語的にはそういうワケにはいかんか。いかんのやろな。



そしてこの顔である

(蛙*^ω^*)<剣崎梨々花かわいいね。

先輩が水着交換している事にあえて触れない所が優しいね。
『リズと青い鳥』において、みぞれの小さな変化にも気付く聡さがある梨々花なので、人間関係における距離感や関わり方には卓越したものを感じざるをえない。
動きもかわいい。

それにしても第7話は「お揃い」がキーワードになっているように感じますよね。
なかよし川、くみれい。
これは久美子が進路についても「お揃い」を意識してるっていう暗喩なのかなぁ。
流石に、久美子の進路に関してはそんな安易なメタファーは使わないか?


今週のベストショット

(蛙๑╹ω╹๑ )<お前!? 本体はどうした!!!?

釜谷すずめの……眼鏡が……無い!!!!

一緒に来ていた姉のつばめは、少なくともプールサイドでは眼鏡だったというのに。

色んなビジュアルを公式から提供してくるなんて、釜谷すずめ、新キャラの中で群を抜いて優遇されている。

3期のキーパーソンである事は周知なワケだけれど、ここまで露骨にファンの取り込みが行われるだなんて、もしや……お前が未来の北宇治を背負って立つのか……?
釜谷すずめは未来の幹部候補だと思っていたが、部長候補なのか……?
チームメイトへの影響力から鑑みるにさもありなん。

(蛙๑╹ω╹๑ )<7話でしか見れないだろう、釜谷すずめが水着で暴れるシーンが今回のベストショットでした!



カメラが暗示するものは

(蛙๑╹ω╹๑ )<何なんだろね?

③期では、ED映像含めて真由、久美子、麗奈、葉月、緑の5人がカメラを持ってる。

ちなみに4人が持ってるカメラのモデルは以下だと特定班は見ている(細部が少し違う)

□AGFAPHOTO アグファフォト APC RD [AGFA Photo Analogue Photo Camera Red 35mmフィルムカメラ]

出典


黒江真由が使用しているカメラはCONTAXなので、ここでも1人だけ孤立している。
別の言い方をすれば「特別」に扱われている。

出典


(蛙๑╹ω╹๑ )<久美子らのカメラが定価¥5,000に対して真由のカメラは¥120,000てお前……。お父さんのって言ってたけど…黒江真由お前お嬢様なんか……?

ホンマに北宇治に何しに来た?

ユーフォ3期とのコラボモデルの【AGFAPHOTO アグファフォト】が発売されそうな予感をビンビン感じる。



さておき。

カメラは『記憶・記録・保持・再現』などのメタファーとして作品内で扱われる。

であれば、真由の記憶(思い出)だけ、4人と異なるものになる、という事だろうか?
もう少し引いて見ると、北宇治カルテットの4人はずっと北宇治の生徒だったので、そのまま=北宇治吹奏楽部と捉える事ができる。
そうなると、北宇治吹奏楽部:黒江真由、という思い出での構図になるということだろうか?

あがた祭り、プールと、北宇治のメンバーと思い出を確かに作ってきている真由ではあるが、真由がカメラを使う時は必ず自分を除外している。
7話でさえ、久美子の提案で真由込みの集合写真を撮ったにも関わらず、お披露目の場には現像した写真は持ってこなかった。(うまく現像出来なかったと話したが)
真由自ら選別・除外している。という事になる。

写真に写りたがらない人、というのは世に一定数いるが、わざわざ追加で撮った集合写真をお披露目の場に持って来ないというのは、「誰に指摘されても自分の意見を優先する」という強い意思を感じる。

第6話で、久美子に歩み寄ろうと久美子が吹いていた『響け!ユーフォニアム』について尋ねた真由の積極性とは対極にある消極性(または拒否の積極性/意固地)と言える。

プールサイドでの久美子との会話で
「普通の人は何かに固執するんだよ。久美子ちゃんもそうでしょ?あの人が好き、とかこういうのが嫌い、とか」
「そういうのが無い人の事、本気で好きなる事は絶対に無いって。だって、私がそうだから」
と話した真由。

言葉から感じる、黒江真由自身の " 固執 " はかなりの強度だ。
しかし、自分が何に固執しているのかは明示していない。
" コンクールメンバーに選ばれる事 " (コンクールメンバーとして本気を出す事。それによって生じる不和)がそれにあたるのは明白だが、では何故それに固執しているのか、というのはまだ明かされていない。

記憶・記録から自分を除外したい。
他者に自分の思い出を保持していてほしくない。

だから、部には関わるし努力もするが、不和や諍いの原因になりたくない。

誰かの思い出の中に自分を残したくない。

という推論は成り立つ。

それが「アイツさえいなければ」という他者が自分に向ける負の感情の記憶を指しているのか、
「黒江真由、そんな子いたね」という " 「固執されない自分」の記憶 " の存在が嫌なのか。

この辺りの、頑なに結ばれた黒江真由の想いを紐解くにはもう少し彼女の言葉が必要かな、と思う。
内に秘めたものが溢れ出すのはもう少し先のエピソードになるのだろうけれど、黒江真由が久美子に対し「一緒に写真を撮ろう?」と口にする瞬間を期待せずにはいられない。

黒江真由の中の人である戸松遥の、感情の乗ったキャラクターの言葉が、黒江真由の抑揚の少ない演技の壁を飛び越えて露出する瞬間をカエルは観たいのだ。

(蛙*^ω^*)<戸松遥は激情が格別に似合うと思ふ。



(蛙๑╹ω╹๑ )<今回はそんな事を思いながらアニメを3周しました。寝不足です。

ユーフォ3期は濃縮還元のミックスフルーツスムージーみたいな濃さなので、毎瞬目に止まるシーンが多くてすごいですね。
必然、この所感noteの文字数が多いです。
今回も5千文字オーバーです(^_^;)アセアセ


読んでくださる方が楽しんでくれてたらなぁと思います。
良かったら感想や気付きなどコメント書いてくださいね(蛙๑╹ω╹๑ )<カエルが喜びますので笑


そして前回の所感noteもたくさん読んで♡を付けていただきました。
ありがとうございます。

また面白いnoteを書けるように目を光らせますので、ぜひ『♡』ボタンとフォローお願いします(蛙*^ω^*)来週もユーフォ所感noteは書きますので!

それではまたᐕ)ノシ

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