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【1分で学ぶnote:四十肩が自己効力感で緩和した研究】

 こんにちは(o・ω・o)カエルです。

 本日のテーマは【四十肩】

 加齢とともに「なんか疲れが取れにくいなー」とか「関節が痛むなー」みたいな、10代20代では感じなかった身体の違和感には皆さんも覚えがあるのではないかと思います。
 カエルも同様でアラサー、アラフォーと年齢を重ねるごとに「アレ?」と思うことが増えました。
 
 なんだか肩に妙な違和感がある。腕を上げると肩の関節が痛い……。
 そんな四十肩の症状を緩和するための『自己効力感』と呼ばれるアクションを紹介します。
 
 
 以前【腰痛】に関してnoteを書いておりまして、

「慢性的な腰の痛みは脳のバグだ!」

「正しい痛みレベルを把握することで
腰痛は緩和する!」

 という研究があることを紹介しております。
 そして四十肩に関しても、「四十肩を脳にどう認識させるか」は非常に重要だという研究があります。

 イーストアングリア大学の研究。
 肩の痛みに悩む1030人を対象に、理学療法で肩の痛みが改善する人とそうでない人にどんな差があるのか?を調べたものです。
 
 結論から先に書きますと、

「この痛みは良くなる」
と強く信じた人は実際に痛みが改善する結果が得られた。

 とのことで、研究者はこれを

「pain self-efficacy:痛みの自己効力感」

 と呼んでいます。
 そして被験者(肩の痛みを訴える患者)に対し、

・患者が痛みの原因を理解する
・痛みの改善に自信を持つように治療法や運動を行う


とにかく患者が「痛みから復帰できる」と信じることが重要

 と言います。


□慢性痛のパターン

 骨やケガのような物理的な原因はしっかりと治療してもらうとして、

 冒頭に書いた「痛みは脳のバグだ!」に関しては以下のパターンが挙げられます。

①腰に痛みの原因となる異変が起きる

②異変に対し、脳が「大変なことが起きている!」と強烈に反応する 
↓ 
③実際の痛みよりも、激しい痛みとして認識する

 この「認知の歪み」に対しの治療法が2パターン。

①認知行動療法

痛みを客観視する。
正確な状態を認識することで、痛みを正確な度合いに調整する

②運動療法

ストレッチ・軽度の運動で身体・脊椎などを支える筋肉を鍛え、腰椎にかかる負担を軽減する

 
 となっております。
 もっと詳しく知りたい方はコチラを参照してください。
 
【『腰痛』の科学:腰の痛みにはどう対処する?】 

 腰痛、肩の痛みをはじめとする「慢性痛」に対してのアクションとなっております。
 
 日常的に運動習慣があったり、ストレッチなどで身体の柔軟性が保たれていたり、食習慣による血管や内臓機能が衰えていなければ、慢性痛にかかるリスクは軽減されますが、年齢を重ねるごとにリスクが上がるのは仕方ありません。
 
 いざ「慢性痛かも?」となった時にその痛みが認知の歪みによるものなのか、それとも別の原因なのかを知っておくことは重要でしょう。
 
 
 ぜひ参考にしてみてください(o・ω・o)ノシ


【参考記事】


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