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『問いかけ』によって生まれる関係

ここ最近、教育について考えることが増えています。
「先生と生徒」、「親と子」、「先輩と後輩」、「上司と部下」のような関係の中で、教育は不可欠なものです。


このような関係の中で、対等(フラット)な関係を築くことができていますか?
教育、つまり育てることにおいて対等(フラット)な関係が重要なのです。
反対に上下関係はもう必要のない時代になってきています。

大人は、単に「大人だから」という理由で、子どもよりも優位な立場で話をしたり行動しようとします。
これは、大人と大人、子どもと子どもでも起こっているものです。

例えば、「上司と部下」の関係だと、上司の命令は絶対という考え。
中学や高校の部活での「先輩と後輩」の関係だと、たとえ間違っていても先輩の言う通りにしなければならない。

これらのように対等ではなく、“上から目線”になってしまうと、子どもや部下、後輩を育てることはできません。
「叱る」が「怒る」になり、暴言になり、エスカレートすれば暴力に代わる危険性もはらんでしまします。

サッカーの指導者である「池上 正」さんのお話の中で

欧州の人たちから見ると、日本のコーチ(先生や上司)は怖い顔でいつも立っている印象があるそうです。
これの理由も明確で、「日本ではコーチと選手の関係がフラットでないから」です。

ここで疑問になるのが、どのようにして対等(フラット)な関係を築き上げるのか

この答えは、「問いかける」ことです。
池上さんは、問いかけ続けることであることに気づきました。
問いかけられた選手は、答えるときに良い顔をすること。意見を求められている。尊重されている。
これは、自尊感情につながります。

小学生はほめる、高校生や大人は認める、そしてそれらはあなたの居場所はここにあるよというメッセージにもなる。

子どもや後輩、部下にいかに問いかけるか。
マジメな質問から変わった質問まで何でもいいです。
どれだけ会話ができるかが大事です。

しっかり会話しているつもりのあなた

「話をする努力はしているがいい関係性にならない」
と言う方もおられると思うのでいま一度確認しておきます。
あなたがした話は一方的ではありませんでしたか?
それは、対話でしたか?

一生懸命話す努力をしていても、やり方を間違えれば逆効果になります。
そのような人もまずは「問いかける」ことを意識してみてください。

大人のポジションをキープ

皆さんにも、自分のことを認めてくれた親や先生、先輩、上司などが1人はいたんじゃないでしょうか。
その人たちが自分を認めてくれたようにあなたも指導する子どもや生徒、後輩、部下を認めてあげてください。
リスペクトしてください。

たまに、なめられることを嫌がる人いますよね。
僕もその1人でした。
しかし、なめられる、なめられないの尺度は持たないほうがいいことに気が付きました。
この尺度を持つことは、大人の悪い癖ともいえます。

リスペクトすれば、指導される側はすごくやる気を出すはずです。
教育する側の人間の思い通りに育てられるのが本当に幸せかどうか考えてみて下さい。

成長を見届ける過程で、この子に何が必要か、どんな風に育つのか、ということを落ち着いて考えられるのが「大人のポジション」と言えます。


まとめとして

一方的ではなく、対話をしてフラットな関係を築きましょう。
教わる側にも人権があります。
教える側に好き勝手にする権利はありません

対等な立場で対話する習慣を身に着けておくと、落ち着いて話を聞く必要があるので、感情的になりにくいです。

どう問いかけるべきか、話をどう持っていったら理解してくれるのか。
それらを考えながら対話するので、頭は常にフル回転。
教わる側も自分の主張を言葉にするトレーニングを積むことができるので、議論力もつくでしょう。

教える立場の人間にいるスキルは、「問いかける」こと。
ぜひ身につけましょう!

では、また!👋

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