友だちの増えた日本に隔世の感:同盟のある国は栄え、同盟のない国は滅びる
各国海軍・空軍が続々と日本へやってきているという報道があった。
地味だけど、世界情勢を読むうえで重要なファクターであるため、あえて取り上げてみる。
国際連盟を脱退し、ABCD包囲網により孤立し、戦争に追い込まれた1930~40年代を思えば、隔世の感がある・・・
どうしてこういうことになっているかというと、今や日本は明確な世界戦略を持ってそうたち振る舞っているからと言える。
上記記事中に出てくる国は、トルコ、オランダ、インド、イタリア、ドイツ、フランス、スペイン、そしてリムパックにおけるアメリカ、オーストラリアなどである。
大事なことなので、何度でも繰り返すが、トランプ政権時代の国防長官で、戦史研究家でもあるマティス氏の言葉によると、
「同盟のある国は栄え、同盟のない国は滅びる」
ということである。安倍外交以来、日本は明確なビジョンを持ってこの方針を継続している。
戦前の日本は、一応同盟国はあったものの、世界からはみ出し者にされていた者たちの寄せ集めという側面もあり、実質的には「同盟のない国」の立場に近かった。
いまや、実際の同盟国はアメリカしかないものの、準同盟国はかなり増えつつある。
日本の将来について悲観する内容の報道が多い昨今であるが、少なくとも世界の中で孤立化の道を歩んでいるわけではないことは明るい材料として捉えておく必要がある。
(画像は写真ACから引用しています)
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