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挫折した経験がある奴は仕事ができる

ピョートル・フェリクス・グジバチ『ニューエリート グーグル流・新しい価値を生み出し世界を変える人たち』を読んでいます。
著者は、グーグルで人材育成や組織開発などを行っていた方です。

●パフォーマンスと挫折経験は相関する

「大学を卒業したかどうか」はパフォーマンスと関係があるが(おそらく知的好奇心を持つ人が大学にいく確率が高いから)、「どこの大学を卒業したか」は、パフォーマンスとほぼ関係がない、という非常に勇気づけられる話の後に、以下のような話がでてきました。引用します。

ついでに言うと、パフォーマンスと最も相関関係があるのは、挫折経験であることがわかっています。 (中略) 要は、過去の挫折経験を乗り越えられたのなら、仕事で悩むことがあっても道を誤ることはないということです。
だから、学生時代にスポーツなどに本気で取り組んで負けたり、ケガをして夢をあきらめたりした経験を持つ人は、良いパフォーマンスを発揮する傾向があります。 (p.116~117)

●「できない自分」を乗り越える

学生時代に挫折を経験したことがある人には、

・「あの時よりはマシ」と思える

・思うようにいかない、結果がでない状況に(良い意味で)慣れている

といった傾向があるのでしょうか。

大学を卒業し、新卒で会社に入ることについて考えてみましょう。

会社に入ると、それまでの集団(大学、サークル、バイト等)ではそれなりに「できていた」自分が、新しい集団の中では、1番「できない」人間になります。
当然です。仕事を知らないし、できないし、実績もないんですから。

私はまだ大学生なのでわかりませんが、そのギャップは大きな衝撃、不安、劣等感を引き起こすんじゃないかと思います。
高学歴の秀才であればあるほど、そのギャップは大きいでしょう。

新人として、「できない自分」を乗り越えられるか。
挫折経験のある人、すなわち「できない自分」に打ちのめされ、苦しんだ経験を持っている人は、その状況を経験済みです。

挫折経験と仕事のパフォーマンスに関係があるのは、「できない自分」との向き合い方を知っていると、それを早く乗り越えられて、前向きな気持ちで経験やトレーニングを積めるからだろうと思います。


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