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whole universe

完璧ないろかたちの花を見ておもう

かつてスペイン観光ツアーで見た
カトリック建築のおびただしい聖人像
イスラム建築の幾何学や植物模様にカリグラフィー

仏像は人がたの表現としては
うっとりとするものもある
その元となったヒンズー教の神々は強烈で興味深い

どの教典にも参考になる教えがたくさんあるだろう

日本人だからか
“なにごとのおわしますかは知らねども
かたじけなさに涙こぼるる”のは

岩や樹木ときに鏡である何か意味深げな
シンボルの背後にある
その自ずから然らしむありのままの世界であり

お宮の建築物はそこを望む拝殿に過ぎない
教典も何も無いようでいて世界全部ともいう

こなたかなた あまねく
うちにそとに はてない いれこ

曼荼羅はその構造を描いたのかもしれない

自ずから然らしむ世界を
見つめて見きわめていくのが科学
ときに讃え 新たな視点から迫ろうとするのが芸術
寄りそうのが暮らしだったのかなぁ
芸術と暮らしの間が工芸

それらの大もとは同じで
今は離れすぎてしまっただけ

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