見出し画像

Daily Select News[5.27.2020]Vol.1

5月27日のデイリー・セレクト・ニュース|国内記事版

今回は思ったよりも記事が少なめ.そのため,ジャンル別の目次は無し.

◇香港の行政長官、国家安全法を擁護 「権利は損なわれない」(5月26日,BBC News Japan)

 香港行政長官キャリー・ラム氏は25日,北京が制定を目指している「国家安全法」について,法に従っている大半の市民を守るための“責任ある”取り組みだと擁護した.同法が成立すれば,反政府的・分離独立を扇動する行為などが禁止される.ラム長官は同法の対象について,テロや反政府行為に関連している「一部の人」を標的にしていると述べたが,その定義に(北京の方針に反対する)民主派の活動家たちが含まれていると見なすことは,決して的外れではないだろう.現在,香港で同法の成立に反対している人々は,ラム長官のこの発言では到底納得し得ないだろうし,それどころか,よりいっそう警戒感を増すことになるだろう.
―――――

◇パンデミックによって、わたしたちは「場所や距離」を意識する時代へと回帰する(5月26日,WIRED)

 インターネットの登場は,従来の人々の交流から物理的な制約を大幅に取り除き,電脳空間での“直接的”な交流を可能にした.インターネットによって,人々はどこからでも「つながる」ことができた.物理的な場所の概念は埋没し,境界は曖昧になった.だが,COVID-19パンデミックは,我々に「距離」や「場所」の意識を思い出させた.いまや,人々は「場所」を強く意識するようにすらなったのだ.
―――――

◇保守派とリベラル派では認知の柔軟性や得意なタスクの種類に違いがあることが判明(5月26日,GIGAZINE)

 米シンシナティ大学の研究チームが発表した論文では,政治的イデオロギーにおいて「保守」と「リベラル」のそれぞれの立場を取る人では,認知の柔軟性が異なり,得意なタスクにも違いがあるという研究結果を示した.前者では「認知抑制的なタスク」,後者では「認知更新的なタスク」というように,それぞれで得意なタスクが異なることが実験で示された.なお,宗教心や知性は得意なタスクに関連しなかったという.
―――――

◇「ビル・ゲイツが新型コロナウイルスワクチンと偽ってマイクロチップを埋め込もうとしている」という陰謀論が大流行(5月26日,GIGAZINE)

 現在のコロナ危機による混乱の中で,富裕層が何らかの陰謀論のターゲットになることは,比較的よく見られる.ジョージ・ソロス氏に代表されるユダヤ人富豪による壮大な陰謀論などがそうである.そして,世界有数の富豪であるビル・ゲイツ氏もまた,そのターゲットになっている.米国の陰謀論者たちは,同氏が新型コロナウイルスワクチンと偽って,人々にマイクロチップを埋め込もうとしている,と主張している.
―――――


今日よりも素晴らしい明日のために――. まず世界を知り,そして考えること. 貴方が生きるこの世界について,一緒に考えてみませんか?