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秋晴れの八ヶ岳

ご無沙汰しております。

山には登っていましたが、更新をサボっていました。

さて、感染状況が収まりつつあったため、感染対策を行いながら長野・山梨方面の山に登ってきました。

今回登った山は、学生の頃、ほぼ毎年登っていた八ヶ岳です。昨年は登れなかったため2年ぶりの八ヶ岳登山です。

八ヶ岳は、景色が大きく異なる北八ヶ岳と南八ヶ岳に分かれており、南北30kmに山脈が連なっています。登山口は、最高峰赤岳に通じる美濃戸登山口が有名ですが、山脈の東西、南部にも数多くの登山口があります。

今回登るエリアは、南八ヶ岳です。といっても赤岳や阿弥陀岳等ではなく、さらに南にある西岳と編笠山に登ってきました。

ルートは、富士見高原から西岳、源治新道を通って青年小屋、編笠山に行き、再び富士見高原に戻るルートです。主稜線から外れた西岳のコースを取ることで静かな南八ヶ岳を楽しめるのではと思いこのコースを選びました。

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朝6時に富士見高原駐車場を出発です。昨日、台風が本州の東岸を通過し、この日は台風一過の秋晴れです。南アルプス方面がくっきりと確認できます。

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緩やかな樹林帯のなかを進んでいきます。登山者は私の他にもう一人。静かな森のなかを進んでいきます。朝日が森の中に差し込み始めると、鳥の声が聞こえてきました。

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標高を徐々に上げると黄葉している広葉樹もちらほら。秋晴れの真っ青な空に黄色が映えます。

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登り始めて約2時間半で西岳山頂(2,398m)に到着しました。

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2年ぶりに八ヶ岳の峰々とご対面です。これから登る編笠山や、南アルプス、富士山も薄っすらと確認できました。

一休みして、次の編笠山を目指します。源治新道を約50分程度歩くと、青年小屋に到着です。青年小屋からは岩がゴロゴロ転がっている道を登ります。浮石が時々あるので慎重に進みます。

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最後の急登を登りきると、編笠山山頂に到着です。標高2,524m、山頂は360°素晴らしい展望です。

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南八ヶ岳の権現岳や赤岳、阿弥陀岳から北八ヶ岳の蓼科山まで八ヶ岳の主要な山々を眺めることができました。

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また、北西方向には先ほど登ってきた西岳、その先には諏訪湖も確認できます。

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山頂で昼食、そして山コーヒー。至福の時間です。


1時間程度、休憩を取り下山開始です。またも岩がゴロゴロある道が続きます。

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下山している際中、振り返ると紺碧の空が。美しい山の青空は、多くの山で見てきましたが、八ヶ岳の青空の美しさは群を抜いているように感じます。

岩場をしばらく下山すると、樹林帯の急坂に入りますが、徐々に傾斜がゆるやかになって歩きやすくなっていきます。朝、遠くから眺めた八ヶ岳の長く伸びた裾野のどのあたりに自分がいるのか、傾斜の変化から感じることができました。

2時間半ほど下って、登山口に到着しました。最後の下り道で道を見失いかけて少し焦りました。登り始めもそうですが、麓から登山道までの間は林道等が多く意外と迷いやすいんですよね。

無事に下山し、一休みをして今晩泊まる茅野のホテルに向かいました。

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幸運なことにホテルの部屋の窓から八ヶ岳を眺めることができました。最も右側の山が編笠山でしょうか・・西岳かな?

ゆっくりと休み、翌日帰途に就きました。

八ヶ岳に登ることができなかった2年間、社会や自分自信にも大きな変化がありましたが、八ヶ岳の自然は大きく変わっておらず、なんだかホッとしました。

来年もまたその次の年も八ヶ岳に行き、この山の多様な魅力を味わい尽くしたいと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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