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家は住めば住むほど、良くなっていく。

寒い季節がようやくおわり、あたたかくなってくると、今度は虫の季節がはじまるんだね......と我が家ではよく話しています。

今住んでるのは、築40年の家。裏には山を背負っていることもあり、ありとあらゆる虫が身近で生活しています。

最近では、黒いとげとげがついたわりと大きい芋虫(おそらくツマグロヒョウモンの仲間で、蝶々になるのかな…?)が庭中に出現しました。それはもう、芝生の上から窓の冊子部分などありとあらゆる場所に。

このまま庭に住みついてもらうのも困るので、一匹ずつトングでやさしくつまんで、裏庭に移動したのですが。(15匹くらい引っ越してもらった)

もともと虫が苦手だったわたしも、こんな感じに毎日のようにいろんな虫に出会うのでさすがに慣れてきました。......と言いたいところですが、いまだにどうしても苦手な虫がします。

それは、ムカデ。

見た目も苦手なのですが、素早い動きができるところも、どこにでもスルッと侵入できてしまうところも、刺されたらむちゃくちゃ痛いところも。ぜんぶがぜんぶ嫌いです。ごめんなさい.....。

去年はむすこと昼寝していたら、天井からムカデがぼとんと落ちてきたり。(ぎゃーーーー!!!)
夜中にイターーー!と、とつぜんの激痛で起きたら、足元にムカデがころがっていたり。(足にクルンとつたう感触が忘れられません)

もっといろいろありましたが......ここらへんでやめておきます。笑 外で見る分にはまだいいのですが、とにかく家へ侵入してほしくありません。いろいろ彼らの生活について調べました。

・目がほとんど見えないから、触れたものを瞬時に刺すらしい
・親子で生活するから、子がいたら親はちかくにいるし、子もたくさん近くにいる
・殺したら、仲間がやってくるというのは迷信らしい
・侵入場所は同じことが多いので、出没場所を中心に対策する

とにかく彼らの侵入口を塞ごうと、去年は考えつくことをいろいろと試しました。

・天井の隙間を埋める(和室の部屋の天井は、通気性とデザイン上、1.5cmくらいの隙間があるんです)。
・家の土台の通気口に細かい網目の金網を設置(古い家は通気口の穴が大きいので、土台から柱を伝ってのぼってきます)。
・床と壁の隙間をコーキングで埋める。

防ぐために思い浮かぶことをとにかくぜんぶやってみたという感じです。

そして、今年の春を迎えました。

実際、どうだったのかといいますと、、、、、

まだ出ます(泣)
去年よりはかなり減ったのですが、まだいます。でも、2階ではまだ見ていないので、そこは防げているのかもしれません。

今朝、こんなことがありました。庭を歩いていると、家の壁にムカデがスススーーっと歩いているのを見かけたのです。

あっ!!!いる!!!

騒いでいるわたしを横に、窓の冊子の3mmくらいの隙間(経年の歪みからできるもの)から家の土台へと涼しい顔でスルッと入っていったのです。

まだまだこんな隙間があるのか......。
こんな小さな隙間、この古い家のいたるところにあるんじゃないだろうか......。

そう思ったら、もう防ぎきれないような気がして、かなりショック。 いろいろ試していたこともあり、ガックリと落ち込んだのでした。
「もう無理かも....」と夫に話すと、すぐにその足でホームセンターに行き、穴を埋めるコーキング剤を買ってきて、穴を埋めてくれました。(夫よ、ありがとう〜)

そんなこんなで、ようやく落ち着いてきました。

すると、去年見つからなかった隙間が見つかったことはラッキーだったのかも......とだんだん思えてきたのです。

去年よりも今年、今年よりも来年はもっと家のことがわかっている。

家のことを知れば知るほど、長く住めば住むほど、家はよくなっていく。

だったら大丈夫だ!と思えて、心強くなりました。

今年もまだまだ出くわしそうですが、今できることをコツコツやって、家にはぐんぐんと進化していってもらおうと思います。

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裏庭で遊ぶ娘。

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今年は家庭菜園スペースも改良中。

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家の入り口にある、わが家の道祖神さま

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