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「今日もあと少しだけ」が「自信」を育てていく

今日は「習慣を味方にするって大切だなぁ」という手垢のついた話を、最近の自分の気づきを交えてもう1歩だけ踏み込んで考えてみようと思います。
少し遠回りをしますが、最終的には結局「習慣を味方にするって大切だなぁ」という結論に帰着します(笑)。

毎日書くという習慣

いま僕は「農」にまつわるZINEをつくっていて、この企画を立ち上げたタイミングで初めてnoteのアカウントを作成しました。それがこのアカウントです。当初は、ポツポツと気が向いたときに投稿していましたが、あるときから「毎日書く」ことに挑戦してみようと思い立ったんですね。シンプルに「毎日書く」を続けたら自分がどう変化していくのかを知りたくて、ちょっとした実験のつもりでスタートしました。

その実験の経過報告(続けてみて僕自身がどういうことを感じたか)については、ここでもちょこちょこと共有してきました。

なので今日はある意味で最新の(ささやかな)実験報告のようなものです。

最近はまた1つ習慣が増えました。ここのところはZINEづくりや移住の準備でバタバタしていて、でも転職するにあたり新たに勉強しないといけないことが山積みで…だから「15分だけ粘ろう」を心の中で呟いて、1日の中のちょっとした隙間時間に勉強するということを新しい習慣のようなものとして追加していてます。
そういったなかで「習慣」をつくる意義のようなものを、あらためてぼんやり考えてみたのです。

思い出したのは、「書店で本を売るときの1つの考え方」です。

②の確率を上げる

先月まで都内の書店で勤務していたのですが、例えば売場の平台のとある書籍Aを売るときに、単純に「売れるなぁ」「売れないなぁ」と考えるだけでは解像度がちょっと荒いので、お客さんの動きを3段階の確率に分けて考えていました。

①書籍Aのある平台にお客さんが立ち寄る(通過する)確率
②書籍Aを手に取る(立ち読みする)確率
③書籍Aを購入する確率

単純に①②③の確率をそれぞれ引き上げれば、書籍Aは売れます。こうやって分解して考えることで「②の確率を上げる施策って何があるだろう」と考えやすくなるので、この考え方をよく使っていました。

この話だけでいろいろ書けるのですがあまりに話が脱線するので割愛します。なぜこの話をしたかというと、「機会」という言葉がありますがそれもこの考え方が適用できるかもなぁと思ったからです(どんどん遠回りして勝手に風呂敷を広げていますが、最後はびっくりするくらいシンプルな「習慣を味方にするって大切だなぁ」に帰ってきます)。

「機会」というとリクルートの有名な「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」という言葉を思い出します。年々この言葉の意味がより深く刺さっていくのを感じるくらい個人的に好きな言葉です。

ここで先ほどの話に戻ると「機会を創る」というのはどこのことでしょう?

①あなたの前を「機会」が通過する確率
(例えば上司から「これやってみない?」と言われる)
②あなたがその「機会」を掴む確率
(「やってみます!」と答える)
③あなたがその「機会」をものにして成果を出す
(やってみたら結果が出た!)

それでいうと①より前からも大事ですよね。日々の信用を積み重ねていたり、「こういうことがしたい!」と周りにいって具体的に動くことで、「こういう話があるよ?」という情報が目の前を通過していきます。

でも(だからこそ)僕は②が大切なような気がしていて…そこで掴めなければ「機会」は「機会」になる前に終わってしまいます。どれだけ準備してもそこで掴めなければ③はない。ついでに特に準備していなくても①が訪れる瞬間は誰にでも日々あります。飲み会の席で周りから「あなた絶対向いているからやってみたほうがいいよ!」と言われたり、昔から興味のあった会社が突然採用の募集を開始したり。それも掴めなければ「機会」になる前に消滅してしまいます。

だから「機会を創る」は、②が分岐点になる。
そんなことを最近は思います。

で、なにが言いたいの?

って言われそうなので本線に戻ってきます。

こうやって毎日書いたり勉強したりするなかで、「習慣」がつくってくれるものは「スキル」のほかにもう1つ「自信」があるなぁと気づきました。例えば、毎日英語を勉強するという「習慣」は英語の「スキル」を磨いてくれるのはもちろんのこと、海外に一人で行ってみようかなという「自信」もつくってくれたりします。

今回のZINEのインタビューでも、ある方との会話の中で「自信を育てる」という言葉が出てきて…毎日のなかでいかに自らの手で「自信」を生み出し育てていくかが大事だなぁと思ったこともこんなことを考えたきっかけです。

「自信」が大事な理由が先程の②です。

「機会」が目の前を通り過ぎていくとき。忙しい日常のなかで瞬間的に判断して、必要ならば「掴む」ことができるためには「自信」がないとちょっと(ほんとにちょっと)判断が遅れてしまうように思います。そしてこの遅れが致命的になります。そのときにはもう忘れてしまったり、誰かが取っていってしまったり、気持ちが冷めてしまったり。そうやって見逃してきた「機会」はいくつあっただろうか。これは個人的な経験の実感値ですが。

だから毎日ちょっとずつでも「毎日続けられる」という「自信」を自分のなかに積み木のように積み上げていく・・・いつ何の役に立つか分かりませんが「そのとき」が来た時にさっと手を伸ばすために。

まとめると「習慣」によって「自信」を育てていくことで、「機会」が目の前に来た時に「掴む」確率を少しでも上げられるかもしれない、ということです。

それはつまり

「習慣を味方にするって大切だなぁ」

ということです(やっと帰ってきました!)。

長々とした文章にお付き合いいただきありがとうございます・・・
毎日更新しているこの日記も気づけば100本を超えましたが、もうちょっと続きます。

1冊ができるまで日記 : 21/04/15

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