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9月29日 実はコロナ前から売上が半減しているクリーニング業界

昨年8月から1年間に渡って投稿してきました「ビジネス頭の体操」からの再録です。従来は5日分まとめて投稿していましたが1日づつに分解して投稿します。
ご自身の仕事を離れた「頭の体操」ネタにご活用ください。
(最後に「問い」の例を載せています)


全国クリーニング生活衛生同業組合連合が制定した「クリーニングの日」です。
ク(9)リーニ(2)ング(9)の語呂合わせです。


クリーニング業界、実はかなり厳しい経営環境のようです。

売上のピークは1992年頃で8,000億円を超えていました。それが、徐々に減少し、2018年には半分以下の3,500億円に。この10年で店舗数も13万店から9万店に4万店減少しています。

隣接業界でリネンサプライ業界(シーツなどをホテルなどに貸出すビジネスで、毎日洗濯したものを届ける)は5,000億円超で安定していました。

まず、クリーニング業界の売上減少要因ですが、家計の節約志向、ブランド品などの高くて良いものを手入れをして長く使うという顧客の減少(ファストファッションの流行)、ノーアイロンシャツの登場、クールビズの定着、などがありました。

そこにコロナ禍です。

3月、4月、5月はコートなどの冬物がクリーニングに出されるため売上が大きい時期だそうですが、不要不急で来店なし。また、テレワークによりワイシャツ等も激減。売上が半減したところもあるそうです。

また、リネンサプライも、ホテルの売上減により、3〜4割の売上減。
今後もしばらく厳しい状況が続きそうです。

→コロナ以前からクリーニング業界の売上は減少しており、30年で半減している。先にあげた理由以外に、街中でコインランドリーを見かけることが多くなったがそれも売上減少の要因となっているだろうか?



最後までお読みいただきありがとうございます。
もう1年以上投稿しています。過去の投稿は以下にまとめていますので頭の体操ネタに覗いていただければ幸いです。


追伸:コインランドリーがクリーニングの売上を奪っているか否かですが、実は顧客層はほぼ重ならず、むしろ、無人のコインランドリーの管理運営委託を近隣のクリーニング店に依頼することが多く、共存共栄の関係とのことでした。



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