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それを、分かるという。

いつの間にか切り取っている。

この世界の景色を見た時、
言葉によって切り取ってしまっている。

これを、具体化という。

そして、切り取られた要素に、関係性を見出だす。

これを、抽象化という。

抽象化は、理を探すことともいえる。
具体化は、分解することともいえる。

2つ合わせて、理解するという。
理解すると、全体の構造が見えてくる。

ここまでは論理の話だ。
頭の中を出よう。

外に出ると、風を感じる。

春の予感がする柔らかい風の日もあれば、
雨で寂しい日の冷たい風もある。

風で動く感情がある。
これを、心で感じるという。

風の肌触りを知っている。
これを、体で覚えているという。

心と体で、感覚という。

そして、論理と感覚が、
境界なく混ざりあった状態がある。

それを、分かるという。


※見出し画像はProcessingを利用して作成しております。

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