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【世界の結婚式を巡る旅】スペインのウェディングプランナーを訪問した話

28歳の年に、約半年にわたって行った『世界の結婚式を巡る旅』。

旅に出ることを決意したいきさつについては、以下の記事を見てみてください◎

前回の記事はこちら。


南米・チリからヨーロッパ・スペインへ

翌日は朝8時頃の飛行機でスペインに向け出発。
ベニさんがチリの空港までの送迎バスを予約しておいてくれて、朝(というかもはや夜中の4時頃)にわざわざ起きて見送ってくれました。
ありがたすぎて、もうチリ側に足を向けて寝られないです・・・。

本当に本当にありがとう!いつか日本に遊びに来てくれたときには、今度は私がたくさんおもてなしするからね✨
そんな内容のお手紙を最後に渡してお別れをしました(涙)

こちらはチリの空港ラウンジ

楽天カードで空港ラウンジのプライオリティパスを持っていたので、旅中はできる限りラウンジに立ち寄り、休息・食事・メール対応をしていたのですが、スペインに着いてからのラウンジがとにかく綺麗&広くて感動・・・✨

と思って写真を探したらこのラウンジはトランジットのBOG(コロンビア)でした。記憶が曖昧。

写真撮り忘れたので公式より

ヨーロッパって都会・・・!

約2日後のお昼にスペイン到着。そのままマドリードのマヨール広場にほど近いビジネスホテルへ。2泊3日の滞在をここで過ごしました。

着いて早々私はカルチャーショックを受けていました。チリも南米の中ではだいぶ都会的に感じたけど、ヨーロッパはこんなにも空気が違うものかと。

まず狭い土地に建物がぎっしり並んでいて、道には人がいっぱい。そしてみんなセカセカ動いている。道に野犬がいない。お店の中は基本写真を撮ってはいけないし、なんだか全体的に人も街も冷たい感じ・・・。これが都会か。

とりあえずスペインに着いたその日は私の28歳の誕生日だったので、ホテルの目の前にあったケーキ屋さんでひとり誕生日会(笑)

人の多さに驚いていたら有名なケーキ屋さんだったみたいです。
こちら⇒La Mallorquina

スペインでの結婚式見学

最初に正直に言うとスペインでは結婚式の見学はできませんでした。

その理由は2つ。
1つ目は、スペインの結婚式は日本と同じく本当に近しい人しか招待しないことがほとんどのため、ウェディングプロデュース会社を通しても、見学の許可をいただくことができませんでした。

2つ目は、スペインの滞在期間が短かったことが理由です。
実はもう少し長く滞在していたら結婚式の見学の機会があるかもしれなかったのですが、確かな約束ではなかったし、何より前回の記事で書いた通り「ヨーロッパ・アジアを巡って最短で帰国する」というのがこの時の私のプランでした。

それではスペイン滞在中は何をしていたのかというと、ウェディングプロデュース会社にアポを取ってウェディングプランナーに取材をしに行きました。

以下にお話を聞いた会社をご紹介します。

■ SARA RIVERA

結婚式やイベントのプロデュース会社である SARA RIVERA

お邪魔した倉庫風のオフィスは、インダストリアルな雰囲気がとてもオシャレで、お仕事中の方がたくさんいました。こんないわゆる ”会社” にお邪魔するのは初めてだったので緊張したことを覚えています。

取材にはパトリシアさんというプランナーの方が対応してくださいました。私のつたない英語での初歩的な質問にも、丁寧に回答してくださってとても感謝しています。
以下は質問内容と回答です。

Q. スペインの結婚式の一日のスケジュールは?

セレモニーは通常午後 1 時 30 分頃に始まります。カトリックの挙式は教会で行われ、その他一般の方の挙式はパーティと同じ会場で行われます。
挙式の後約1時間後からスタンドアップカクテルが提供されます。
カクテルの後に着席のランチまたはディナーとなります。
食事中もスタンドアップカクテルのサービスはありますが、スペイン人は着席のカクテルを好みます。
食後はオープンバーとDJ付きの約5時間の盛大なディスコパーティーが開催されます。

Q. スペインの結婚式のトレンドを教えてください

数年前からスペイン人の花嫁は、装飾だけでなく、結婚式全体のコーディネートについてしっかりチェックしています。おいしい食事、よく整えられたテーブル、そして明るい照明とアニメーションのある楽しいディスコ。
結婚式は小規模になる傾向がありますが、よりこだわりは強くなっているように思います。

Q. スペインの結婚式ではどのような演出が行われるのでしょうか?

教会の挙式には必ず合唱団が存在します(現在では学校に所属する児童合唱団を雇うのが一般的です)。
スタンドアップカクテルではジャズバンドの演奏をし、パーティーではDJが演奏または、最初の1時間はグループによるライブパフォーマンスが行われます。スペイン人は普段のランチやディナー中は音楽を求めませんので、結婚式は特別ですね。

Q. スペインでの結婚式にかかる費用は?

結婚式によって異なりますが、私たちが行う結婚式は通常ゲスト 1 人あたり 250 ユーロから始まります。

Q. 印象に残っている結婚式は?

申し訳ありませんが、この情報は非公開のためお話しできません。 お客様は一般の方であるため、私たちはお客様のプライバシーを守る必要があるからです。しかしどの方も私たちにとって忘れられない特別な結婚式でしたので、どれが最高だったのかは言えませんが、私たちがすべてを完璧に作り上げた素晴らしい結婚式だったことは言えます。

■ la perfecta prometida

https://laperfectaprometida.com

続いて訪れたla perfecta prometidaは、今までとは違った観点でのウェディングサービスを提供する会社さんでした。

メインの事業は、「新郎新婦がウェディングプランナーなしで結婚式を企画できるよう一連のワークショップを提供する」というものです。

オフィス内にはDIYできるスペースがあり、こちらで花嫁さんが自分でウェルカムアイテムを作ることができるそうです。

手作りのウェディングアイテム
道具も豊富に揃っています

こちらはオフィス内にあるチャペル
実際に結婚式を挙げることもできるし、リハーサルに使うこともできるとのこと。
またこちらの会社では、ウェディングプランナーの養成事業も行われているそうなので、レッスンの場としても使用されているそうです。

今回、経営者のご夫婦にお話を伺いました。

お2人の結婚式の際、自分たちで結婚式の準備をすべて行うことに決めたものの、インターネットで検索しても見つかったのは装飾などに関するチュートリアルだけ。
「自分たちで結婚式を準備する方法を教えてくれる場所があればいいのに...。」
しかし世の中にはその願いが叶う場所がなかったので、自分たちでサービスを始めることにしたそうです。

ブライダル業界にはまだまだ未知の領域があるであることを教えてくれた、素敵な会社さんとの出会いでした◎

■ Peonías Eventos

結婚式やイベントプロデュース会社 Peonías Eventos
オフィスはマンションの一室にあり、そちらにお邪魔してプランナーのパトリシアさんにお話を伺いました。

プロデュース会社にも大小ありますが、こちらの会社はマンションの各部屋にドレスや装飾、招待状などの各アイテムが展示されていて、打ち合わせもほぼすべてオフィスで出来るそうです。

小規模だからこそ、アットホームな雰囲気で結婚式の準備ができる素敵な会社さんでした。私個人的には、こういう近い距離感で結婚式の準備がしたいと思う派なんですが、そういう人きっと多いはず◎

■ En Buenas Manos Bodas

サントマウロホテルのロビーにて

En Buenas Manosは、2007年に設立されたウェディングプロデュース会社です。なんとCEOのコンチャ・モリーナさんとお話をさせていただく機会に恵まれて、とても緊張しましたがあたたかく出迎えてくれ楽しくお話ができました。

En Buenas Manosでは、結婚式のプロデュースの他にも、ウェディングプランナーの資格取得のための学校も運営されているとのこと。

「プロのウェディングプランナーが、お客様一人ひとりに合わせたアドバイスを提供し、結婚式とそのトレンドについて年中無休で考え、人生で最も特別な日を完璧に仕上げます。」

その言葉通り、自身もウェディングのプロであり、未来のプロフェッショナルを育成している会社としての威厳と自信を感じました。

取材・・・の割に情報が少なすぎる件について

街で見かけたドレスショップのサッシュベルト
こういうお店がちらほらあるのもヨーロッパならでは

ここまで読んでくださった方の中には4つの会社さんについて取材内容が少なすぎるのでは・・?と感じた方もいらっしゃると思います。実は取材の際に使用していたメモアプリを日本帰国後に誤って削除してしまって、まさかの記録が残っていないのです。。
わざわざ貴重な時間を割いてくださったのに本当に申し訳なく、各プランナーさんに土下座して周りたいくらいです。意味がないことは分かっていますが、せめてものお詫びにと各会社のHPをご紹介させていただきました。

余談ですが、今は『大切なメモや忘れたくないことを残すときはノートに手書きで書く』ということに決めています。この時の苦い経験が教訓になっています・・・。

マドリードからバルセロナへ

取材終了後、その足でレンフェ(Renfe)に乗ってバルセロナへと移動しました。スペイン版の新幹線はとても静かで快適でした☺

車内の様子 ほぼ新幹線
こんな景色がずっと続いていました

到着したバルセロナですが、実は結婚式の見学や取材の予定も全く無くて、まったりと観光を楽しんでいました。観光バスの一日券を購入して、サグラダ・ファミリアやグエル公園行ったり(笑)

こんなTHE・観光バスに一人で乗ってみたり
ランブラス通り バルセロナを代表するメインストリート
カサ・ミラ ガウディの建築物
カンプ・ノウ FCバルセロナのホームスタジアム

でも私は観光したかったわけではないので、変に虚無感みたいなものを感じていました。「あれ私、建築物もサッカーも興味ないのに、スペインで何してるんだろ」みたいな。

その虚無感を埋めるため、ホテルでは常にパソコンと向き合い日本の企業さんに送る記事をひたすら書いていました。そうでもしていないと落ち着かなかったのもあります。

なんだかんだで4日ほど滞在したバルセロナを出発し、次回はフランス&ドバイ編です!
旅もいよいよ大詰めとなりました☺最後までお付き合いいただけますと幸いです✨

追記

①スペインのおすすめ:ランチセット『Menú del día』

スペインには、Menú del día(メヌー・デル・ディア)という、いわゆるランチセットメニューがあるのですが、バルセロナではこちらに大変お世話になりました!

お店にもよりますが、だいたい10€前後で『パン、料理2品、ドリンク、デザートが食べられるミニコース』のようなメニューです。
しかも、料理やデザートは選択式なので、その日の気分で好きなメニューをチョイスできます☺

パン
料理2品(スープ)
料理2品(チキン)
デザート

一般的にスペインのランチタイムは14:00~なので、ランチにこれを食べるともうお腹いっぱいで、私は夜ごはんは抜き(というかいらない)にして節約をしていました。
日によっては朝も飲み物だけにして、このランチメニューの1食をゆっくりいただく時間を楽しみにしたり(笑)

違う日のMenú del día お店の装飾も可愛い☺
パンとサラダ
チキン&ポテト
デザート
お店によっては食後のコーヒーもついてきます

スペイン旅行の際は、ぜひランチも楽しんでみてください◎

②スペインのおすすめ:リーズナブルで可愛い装飾アイテム

スペインはインテリア・生活雑貨がとても可愛くて、中南米では見られなかったセンスのいいお店がたくさんありました。しかもすべてリーズナブル!

こちらは宿泊していたホテル(ミーティング ポイント ホステルズ)の近くの、『Muy Mucho Sants』というお店です。

自宅に飾りたいインテリア雑貨はもちろん、

ウェディングに使えそうなハイセンスなアイテムがたくさん!

さらにウェルカムスペースに飾りたい大型のアイテムも充実していました✨

こまごまとしたアイテムが多いうえに値段もリーズナブルなので、色々買って帰りたかったですがここはグッと抑えて2~3個にしておきました(それでもちゃっかり買っているw)。

これから結婚式をむかえるカップルさんは、婚前の新婚旅行でスペインに行きアイテムをたくさん買い込むプランをおすすめします☺✨

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