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サッカーとトランスジェンダー

先日、元なでしこジャパンのサッカー選手、横山久美選手が、トランスジェンダーであることをカミングアウトしました。今日はそんな記事に、思うことをつらつらと。

こんばんは〜くつばこの、りこです。久しぶりに前髪を切ったんですが、巻き方忘れちゃって毎朝大変です。

☆元なでしこジャパンの横山久美さん

Yahooの記事を載せておきます。でも別に普段うたがとりあげるニュースのように難しい話ではありません。「とある女子サッカー選手がトランスジェンダーであることをカミングアウトし、今後は男性として生きていきたいとした」ということです。このニュースはあらゆる人から称賛を集め、アメリカのバイデンさんまでもが称えるほど。(現在ワシントン・スピリットというチームに所属されているそうです)

☆「公にしてえらい!」の先に

少なくとも日本ではカミングアウトをすると、まず、「マイノリティなのに言うのはすごい」「今後大変かもしれないのにえらい」、そんな感想になります。特に芸能人の場合、多くの人に知れ渡るので差別されるリスクがある、ということで、褒め称えられます。
でも、せっかく「すごい」というなら、これまでのその方の人生を想像できたら良いのになと思います。
スポーツという、いつも「男女」を意識させられる環境の中で戦い抜いてきたこと、活躍しても、「可愛い選手」が注目を集めること、W杯で優勝しても、賞金は男子の10分1であること、チームで同じ更衣室で着替えさせられること、子供の頃は男子と同じ環境だったのに、いつの頃からか体力面で勝てなくなり、女子だけのチームに入るしかなかったこと、「なでしこ」という花の名前の通称、サッカーと単に書けば男子サッカーで、女子サッカーとわざわざ書かれること。もちろん想像に過ぎないので、全てが全て横山さんの気持ちとして正しいとは思いません。ただ、ここまでの横山さんの人生で、社会がどのような生きづらさを与えてきたかに目を向けず、「なんかすごい」ではあまりにもったいないと思います。
(トランスジェンダーとスポーツとなると、「スポーツを男女でどう分けるか」の議論に終始しがちですが、もっともっとたくさんの改善できるポイントがあると思います)

☆いつかニュースにならない日を

「トランスジェンダー、そりゃいるよね、あたりまえ」誰かが自分のセクシャリティが周りと違うことを明らかにしても、それがニュースにならない、ましてや「子供に光を与えた!」と他人事にならない、(もちろんその効果も素敵ですが、トランスジェンダーは子供だけではないですし、夢と希望とかそんなキラキラした話じゃないし、社会側の問題として捉えたいです)そんな日が来ると良いなと思います。
あたりまえですが、他の元・現なでしこジャパンにも、性的マイノリティはいるでしょう。そのような人々のプレーしやすい環境づくりから、サッカー全体、スポーツ全体、社会全体へと変わっていきたいものです。
最後にご本人の言葉を引用します。
「この件に関しても『そんな時代もあったね』と、思える世の中になってほしいと思っています。」

☆9月にはWEリーグが開幕します

#これは新しい日本のキックオフだ

日本初の女性プロサッカーリーグ、
WE LEAGUE。

それは、世界レベルのサッカーが
繰り広げられるリーグであると同時に、
すべての人が輝くためのコミュニティでもあります。

ここから、性別に囚われない夢の抱き方が生まれる。
ここから、多様な生き方への可能性が生まれる。
ここから、あたらしい幸せのあり方が生まれる。

プレーでも、社会への貢献でも、世界一の女子サッカーを目指していくリーグ。

WE LEAGUE。2021年秋、開幕します。


日本初の女性プロサッカーリーグ、
WE LEAGUE。

それは、世界レベルのサッカーが
繰り広げられるリーグであると同時に、
すべての人が輝くためのコミュニティでもあります。

ここから、性別に囚われない夢の抱き方が生まれる。
ここから、多様な生き方への可能性が生まれる。
ここから、あたらしい幸せのあり方が生まれる。

プレーでも、社会への貢献でも、世界一の女子サッカーを目指していくリーグ。

WE LEAGUE。2021年秋、開幕します。

こんな「STATEMENT」が出されているWEリーグ。「女子」を一括りにしたこのリーグが、どのように「多様な生き方」を見出しているのか。どのように、男子リーグとは「同じで違う」スポーツ文化を確立していくのか。注目度の低い女子スポーツをどう「プロ」化するのか。期待しつつ、見ていこうと思います。そもそも選手にあまり浸透していないらしいですが…とりあえず、ホームページが赤とかピンクじゃなくて、黒と金であるところは、好きです。

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