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メーカーでの機械設計からスタートアップでの新規事業立ち上げまで、「発明塾🄬」の手法の実用性は圧倒的

「会社の業務で作成した発明提案書も、知財部の方に「今まで技術部から出た中で、最も明確かつ詳細な提案書」という評価を頂けました。」

という感想を、発明塾OBの方より、いただきました。

この「今まで・・・最も明確かつ詳細な・・・」という言葉、実は、企業内発明塾で参加者が企画された企画提案書への感想でも、しばしば出る言葉です。発表当日、いや、発表の直前まで、私も入って徹底的に詰めますから、そこを評価いただいている、ということでしょう。

ここでは、学生向け発明塾OB/OG、つまり、高校生・大学生時代に発明塾へ参加した方からいただいた、発明塾、および、企業内発明塾への参加者・参加希望者に向けたメッセージを掲載しています。 以下、補足です。

✓ 多くの方は、既に大学などを卒業され、社会人として、研究・開発・設計・新規事業などに携わっておられます

起業家の方も、おられます

✓ あきらかな誤字脱字を除き、いただいたメッセージは、できるだけ原文そのままを掲載させていただいております

発明塾(学生向け)と、企業内発明塾では、指導内容に若干の差はありますが、(相互に)参考にしていただける部分があると思います

✓ 長文のものについては、私の方で、要約になりそうなタイトルをつけている場合があります、ご了承ください

以下、冒頭の大変ありがたい一言をくださった、初期の塾生の方からのコメントを紹介します。

楠浦は、起業家であり発明家であり、誰も理解できないアイデアの価値を目利きできる人

以下の「」内が、いただいたコメントです。

「発明塾、というか楠浦さんと最初に出会ったのは知的財産マネジメント研究会(Smips)という勉強会で、大学院を修了し、就職する少し前の時期(たしか2010年)でした。大学院では分子生物学の研究をしていたのに、工場設備設計のエンジニアとして就職することに決めた私は「バイオと機械の交点となる仕事がしたい」という漠然とした目標があったものの、自信はなく、周囲の反応もイマイチでした。

ただ、楠浦さんにそれを話したところ、「それ、オモロイね」と言ってもらえ、なんか元気が出たことを覚えています。話の流れで発明塾のことを知り、参加することにしました。なので、当初の楠浦さんのイメージは「発明家」とか「起業家」というより「”まだ本人も良く分かってないゴチャゴチャしたアイデア”を否定せず、価値を見出してくれる人」に近かった気がします。

それから2年ほど、発明塾@東京の初期メンバーとして活動に参加させて頂き、楠浦さんや参加メンバーのおかげでいくつか発明を出すことができました。」

これ、よく憶えていまして、私は逆に、機械屋でありながらバイオの新規事業立ち上げをやりましたので、この交差点には何かあるな、という感じでした。

お互いに、他の人には見えてないものが見えてるよね、みたいな感じで接していた気がします。

現在、大学での講義では、「細胞産業」が生まれつつあるよ、というお話を、胸を張ってさせていただいております。私も、その黎明期に、新規事業を立ち上げ、その事業は後に、大手企業にエグジットされました。

微力ながら産業の発展に貢献できたと自負しています。

絶賛される発明提案を経て、スタートアップで事業立ち上げまで~「発明塾🄬」の実用性は圧倒的

以下の「」内が、いただいたコメントの続きです。

発明塾の経験の「実用性」は圧倒的で、会社の業務で作成した発明提案書も、知財部の方に「今まで技術部から出た中で、最も明確かつ詳細な提案書」という評価を頂けました。

アイデアを言語化し、先行特許を調べまくり、差分を整理しながらアイデアを育て直し、伝える、という発明塾では誰でもやっている作業を、技術者で実践する人は殆どいない、ということかなと思いました。それでも、自分はまだ発明塾で議論されている内容のごく一部しか理解できてないし、もっと発明を出したいという想いはあり、個人的にアイデアを練って、ときどき楠浦さんに相談させて頂いたりしていました。

ただ、転職して医療機器系のスタートアップの事業立ち上げに関わり、発明塾の活動はいったん停止しました。」

発明塾での指導内容は、すべて、楠浦の実務経験、具体的には、カワサキでのオートバイ設計者としての経験、小松製作所での新規事業開発の経験、ナノテクスタートアップでの CTO 兼 事業責任者としての技術開発から資金調達までの経験、および、今のTechnoProducer株式会社での、マイクロソフト元CTOが立ち上げた投資ファンドから大変高く評価いただいた発明家としての経験、にもとづいています。

ですので、確かに実用性は、圧倒的でしょうね。

大手企業で設計や新規事業で成果を出し、スタートアップでも成果を出し、今度は発明家としても成果を出した方法、そんなものを教えてくれる人は、他にはいないと思います。

少なくとも、僕は知りません。

新規事業の立ち上げの厳しさを知り、ギリギリまで粘り強く取り組んで得られた「知的体力」

以下の「」内が、いただいたコメントの続きです。

スタートアップでは機械と診断薬それぞれの開発に関わっていたのでハードでしたし、力不足な部分も多かったですが、「事業創出の厳しさ」の現場感覚は養われ、「バイオx機械」の交点にも関われました。

この時期は、発明塾の「手法」というよりは、発明に粘り強く取り組むことで得られた「知的体力」のようなものが、限界ギリギリの場面で支えになったと思います。

2019年から独立し、縁あって、「業務」として改めて発明塾に関わらせて頂くことになりました。改めてゼロから発明塾の手法を学ばせて頂き、理解不足を痛感しつつも、教材開発などで少しずつアウトプットを出せるようになってきました。

長文になりましたが、発明塾に参加し始めたころの「原点」から振り返ってみて、改めて「自分の手に負えるかわからないけど、取り組んでみたい難題」に「挑戦する人」は全力で支援したいし、自分も挑戦を続けたいと感じました。今後ともよろしくお願いします。」

発明塾は、知的体育会系、を自負しています。知的体力は重要ですね。

また、スタートアップと新規事業の修羅場で得られたモノは、ぜひ、他の方のチャレンジの支援で、生かしていただきたいです。

貴重なコメント、ありがとうございました。

OB/OG の方のコメントは、今後も随時紹介していきます。

皆さん、それぞれにご自身の道で大活躍されており、非常に頼もしい限りです。

楠浦 拝

P.S. 発明塾での指導内容の一部を、メール講座(無料)で、配信しています。





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