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「発明塾🄬」が考える「創造性教育」とは、「批判」ではなく「補完」を教えること

「発明塾の経験で特に印象深かったのは、創造的な議論をするための心構えを学べた事です。自分と違う意見やモノの見方をやみくもに批判するのではなく、自分の思考を補完する ために使う(止揚する)考え方は印象的でした。」

という感想を、発明塾OBの方より、いただきました。

ここでは、学生向け発明塾OB/OG、つまり、高校生・大学生時代に発明塾へ参加した方からいただいた、発明塾、および、企業内発明塾への参加者・参加希望者に向けたメッセージを掲載しています。 以下、補足です。

✓ 多くの方は、既に大学などを卒業され、社会人として、研究・開発・設計・新規事業などに携わっておられます

起業家の方も、おられます

✓ あきらかな誤字脱字を除き、いただいたメッセージは、できるだけ原文そのままを掲載させていただいております

発明塾(学生向け)と、企業内発明塾では、指導内容に若干の差はありますが、(相互に)参考にしていただける部分があると思います

✓ 長文のものについては、私の方で、要約になりそうなタイトルをつけている場合があります、ご了承ください

以下、冒頭の大変ありがたい一言をくださった塾生の方からのコメントを紹介します。

「創造的な議論」に必要なものは、他の人の意見を「自分の思考を補完するために使う」こと

以下の「」内が、いただいたコメントです。

「私が発明塾に在籍致しましたのは 2013 年から 4 年程度になります。 発明塾の経験で特に印象深かったのは、「創造的な議論をするための心構え」を学べた事です。自分と違う意見やモノの見方をやみくもに批判するのではなく、自分の思考を補完するために使う(止揚する)考え方は印象的でした。人の考え方や活かし方を学び、アイデアを出す経験は、発明塾の経験が無ければ学ぶ事はなかったと思います。」

これは、以下の立命館大学での講義でも、たびたび指導してきたことです。

人との違いを、批判などという無意味で何の価値も生み出さない活動の対象にするのではなく、創造的な活動の資源として使いましょう、ということです。

発明を生み出すのに必要な特許の読み方・調べ方を学び、設計者として活躍

以下の「」内が、いただいたコメントの続きです。

「もちろん、アイデア創出を前提とした特許の読み方を学べた事も、実務的に役立つ経験として印象に残っています。(例えば、課題-解決-効果の構造を把握して特許公報を読む、一つ一つ請求項を拾って先行技術の権利範囲(特許網)を明確にする等) 私は現在、メーカ(製造業)の設計者として働いています。

上記の経験を経て、社内で人の意見を聴く時は意見をむやみに批判せず、出来るだけ人の考えを理解し、生かすように努めています。批判するのではなく代替案を出す癖がつきました。

また、「特許を読める」と評価され他社の特許文献調査を任されるようになりました。発明塾での経験が社会人になってからも十分に生きていると感している日々です。 未筆ながら、発明塾の一層のご発展と皆様方のご活躍を祈念致しております。」

先行技術調査などの特許の調べ方、調査結果の読み方なども、社会に出てから役立っているようです。

入社してすぐに、特許が読める、と評価されたとのこと。

素晴らしい響きです。

貴重なコメント、ありがとうございました。

OB/OG の方のコメントは、今後も随時紹介していきます。

皆さん、それぞれにご自身の道で大活躍されており、非常に頼もしい限りです。

楠浦 拝

P.S. 発明塾での指導内容の一部を、メール講座(無料)で、配信しています。


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