(参考図書)「自身」と「部下」を成長させる「マネジメント」を学ぶ
こんにちは。楠浦です。
例によって読書報告を兼ねた備忘録ですが、以下で紹介した
「昇進しました」
のような方には、是非お読みいただきたい本を、3つ紹介します。
●「マネジメント・ノート」~自立する個人の生成、という副題もよい
最近の本です。初めて紹介します。
リクルートで人材開発を担当されていた方の、
「講義メモ」
を書籍にした感じです。
「内容が濃い」
ので、この本を軸に、参考書籍を読み進める、という使い方をお勧めします。
「すそ野が広い」
「奥行きが深い」
本で、僕の好みのスタイルの本ですね。
気になった部分を、取り上げておきます。
●クランボルツの「計画された偶発性」に関する内容
クランボルツの
「計画された偶発性」
は、簡単に言うと
「予期せぬ出来事を避けるのではなく、むしろ機会ととらえ、活かし、成長につなげる」
こと、そして、
「予期せぬ出来事を、意図的に作り出し、自身の力にする」
という、考え方です。
マネージャーの方は、
「部下に、予定調和や計画通りではなく、予期せぬ出来事が生じるように、環境が整備できているか」
自問してみてもよいかもしれません。
●「上司の哲学」「部下の哲学」~松下幸之助さんの言葉
稲盛さんと幸之助さんは、やはり、ちょっと別格の経営者かなと、昔から感じてきました。
この2冊は、
「セットで読むべき」
本です。発明塾でも、塾生にたびたび勧めています。
「上司に文句を言うだけの部下」
「部下に文句を言うだけの上司」
どっちも不要です。100円ですから、どちらも読んで
「裏表」
で理解し実践していくのがよいと、塾生には伝えています。
ほぼすべての塾生が、
「いずれ、上司になる」
からです。
そしておそらく、部下の大半は、あなたより優秀で、専門性もあり、人生経験も豊富、しかも、日本人ではない、ということになります。
僕は前職で、
「大半の部下が、自身より年上の方々」
「2名の、博士号を持つインド人研究者が部下になる」
という環境で、新規事業開発/経営をすることになり、学ぶことが多々ありました。
古い本なので、やや昭和感があるエピソードや考え方も出てきますが、そこは割り引いてお読みください。
楠浦 拝
P.S.1 次回の「本を語る会」もよろしくお願いいたします。
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