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学校で薬剤師を見たことがありますか?

薬剤師の楠木です💊
連続投稿23日目となりました。
今回は学校にいる薬剤師のお話です。


皆さんが学校に通っていた(or通っている)際、一度は学校医や養護教諭の先生と接した機会があると思います。しかし薬剤師と接した記憶がある方はあまりいらっしゃらないのではないでしょうか。
(もしいたらとても嬉しいです)

実は、幼稚園や小学校、中学校、高校など大学以外の学校には学校薬剤師を設置する義務があるんです。(学校保健安全法)
私もある小学校の学校薬剤師をやっていて、定期的に学校を訪問しています。

学校薬剤師といっても、調剤薬局での仕事のように薬を調剤したり、児童や生徒に対して薬を渡したりするわけではありません。
主な仕事は、児童・生徒が勉強する環境衛生を整えること、保険的な指導を行うことになります。

例えば、教室の中であれば、照明の明るさを計測やCO2などの計測による換気が十分であるかの確認、騒音の検査もしたりします。水質関係のことであれば、水道水の水質は問題ないか、プールの塩素濃度は基準内で保たれているか、水道設備(タンクや配管など)が適切に管理されているかを確認したりもします。
他にも、給食室での衛生管理の指導や保健室のベッドや音楽室のカーペットのダニの有無まで検査することもあります。

要は、児童・生徒の皆さんが安全に、安心して学習できるような環境が整っているかをチェックする役割なんです。(今回上げたほかにも学校薬剤師の仕事はたくさんあります)


実際に学校で検査をしていると、挨拶してくれる子や薬剤師が何をやっているか興味を持ってくれる子もたくさんいます。記憶の片隅にでも「学校にも薬剤師居たな~」と残ってくれればいいな、と思いながら仕事をしています。


今回は学校薬剤師のお話でした。
楠木🌳


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