坂口諒之介

ミュージシャン。1992年8月生まれ。ギター弾き語り、坂口諒之介Band(休止中)。作…

坂口諒之介

ミュージシャン。1992年8月生まれ。ギター弾き語り、坂口諒之介Band(休止中)。作品「舟はまた壊れる」「もうさよならは言わない」ほか。音楽、絵、将棋(ウォーズ六段)、障害当事者活動(ASD、双極性障害)https://linktr.ee/skgtrnoske

記事一覧

家の引っ越し

5月16日木曜日、家の引っ越し。 搬出〜搬入までを1時間半で終わらせてくれた業者の方々にも感謝だし、またいろいろな方が今回の引っ越しをサポートしてくださった、頭が…

坂口諒之介
3週間前
3

傷つけないため/さらけ出すこと

自分の不幸を書くこと、たったそのことひとつとっても、これまでに僕はきっと沢山の人を傷つけてきたのだろうな、と思う。 一つ前の記事(「舟を沈めない」)を読み直して…

坂口諒之介
1か月前
7

舟を沈めない

このまま音楽をひたすらやって、狭い視野のまま葛藤しつづけながら、ひとりで死ぬのだろうか。 それはそれでひとつの生き方として美しいのかもしれない、とも思う反面、そ…

坂口諒之介
1か月前
8

引っ越し/レコーディング配信

昨日は寝不足の中、るんるん、ふんふんと文章をnoteに書いて、冗談もたくさん飛ばして上機嫌だったのだけど、冷静に読み直したら面白くなくて唖然としたのでいったん非公開…

坂口諒之介
1か月前
4

僕の五月病の正体(ASD+双極症による自己推察)+ライフハック

今日から五月。 みなさま、五月はお好きでしょうか。 五月。 新緑がきれいで、梅雨でもなく真夏でもなく、過ごしやすい季節だなと感じている方がきっと多いのではないかと…

坂口諒之介
1か月前
8

続・新しい生活

(写真は友人と入った祖師ヶ谷大蔵の蕎麦屋で食べて感動した鳥南蛮そば) 先日の記事(↓)を書いたあと、あるミュージシャンの文章を読んだり、また友人と話したりしたな…

坂口諒之介
1か月前
2

新しい生活(今考えていること)

いろいろな場面において バランスをとろうとするの そろそろやめたい 音楽のことがダントツで 何よりも一番好きなのに 世の中のものさし、常識に 自分の人生を当てはめて …

坂口諒之介
1か月前
2

「強さ」について(雑文)

メンタル、物事の考え方、打たれ強さ・・ 自分は昔よりだいぶタフになってきたけれど、まだまだ同世代の多くのひとと比較したら、いわゆる「豆腐メンタル」だし、特にスト…

坂口諒之介
2か月前
2

Songs of Green Pheasantの音楽

今朝は、Songs of Green Pheasantの1stを聴き返していた。自分にとってとても大切な音楽のひとつだけど、知ってる人にいまだ会ったことがないので、普及、布教、の意味も込…

坂口諒之介
3か月前
2

自分の音楽活動と障害(ASD+躁うつ)のこと 

(写真は、写真家の船木和倖さん撮影のものです、ありがとうございます) 前半が最近の音楽活動のこと。 後半からひたすら、精神障害と自分の音楽活動についてを書いてい…

坂口諒之介
4か月前
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宅録について(bandcampリリース作解説)

自分は普段ギターの弾き語りを中心に活動をしているのだけど、それとは別に昔から宅録、多重録音が好きで、時間や体力に余裕のあるとき、音をMTRであったりDAWであったりで…

坂口諒之介
6か月前
3

エルモア/道具は手段/音と生き方の話

エルモア・ジェイムス Elmore James についてXに投稿。 衝撃でした。 これアコギの音なのかよ!と。 ふつうにむちゃくちゃ音色がカッコいいエレキだと思って聴いていたの…

坂口諒之介
6か月前
11

五月5テイク聴き比べ

↑は、11月8日のライブから「五月」です。 (撮影kakizakiさん、ありがとうございました!)ミスもあったり、あとは目がちょっと怖いですが、いい演奏してると思います。 特…

坂口諒之介
6か月前
6

じぶんのことばかりだけど

自分のXやらインスタやらの投稿であったりを見直していた。 あまりにも自分のことばかり書いているなと思う。 自分を中心に自分の世界が回っている感じが凄まじく、それは…

坂口諒之介
7か月前
6

2023.11.14 Flint /11.15 短調

2023.11.14 Flint 友人のComic Up…こと河村くんと御茶ノ水の楽器屋巡り。彼はギター、僕はエフェクターを目当てに。眺めながら意見感想を交わし合ったりした。 5年ぶり…

坂口諒之介
7か月前
2

欲しいのは真実

安易な癒やし/共感/連帯/希望/絆/愛/一体感。 安易な絶望/狂気の物真似/逸脱/逸脱したフリ。 そうしたものに僕は背中を向けていたい。 安易でなければ良いけれど。思想や…

坂口諒之介
7か月前
3
家の引っ越し

家の引っ越し

5月16日木曜日、家の引っ越し。

搬出〜搬入までを1時間半で終わらせてくれた業者の方々にも感謝だし、またいろいろな方が今回の引っ越しをサポートしてくださった、頭が上がらない。
(その方々は誰もここを読んでないと思うけれど)ありがとうございました。

新しい家に搬入された20数箱の段ボールを2時間弱で全て解いたのは我ながら早かったけれど、それもあってか、当日・翌日は身体と脳の疲労がピークで、あまり

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傷つけないため/さらけ出すこと

傷つけないため/さらけ出すこと

自分の不幸を書くこと、たったそのことひとつとっても、これまでに僕はきっと沢山の人を傷つけてきたのだろうな、と思う。

一つ前の記事(「舟を沈めない」)を読み直して、冒頭の孤独死のくだりは傷つく人もいそうだな、要らなかったな、と考えたりしている。

他人を傷つけたくない。

(そこに文脈が存在する限り)誰も傷つかない言葉は存在しないのだろうと僕は普段から思っている。
けれど、傷つく人はすこしでも少な

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舟を沈めない

舟を沈めない

このまま音楽をひたすらやって、狭い視野のまま葛藤しつづけながら、ひとりで死ぬのだろうか。

それはそれでひとつの生き方として美しいのかもしれない、とも思う反面、そんな人生にはしたくない、とも思う。
音楽は大好きだから自然と続いていくと思うし、自分は実際はひとりではないはずなのだけど、このままいけば孤独死するのかなぁ、と考えたりはする。

2015年の僕の1stアルバム
「舟はまた壊れる」のなかの

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引っ越し/レコーディング配信

引っ越し/レコーディング配信

昨日は寝不足の中、るんるん、ふんふんと文章をnoteに書いて、冗談もたくさん飛ばして上機嫌だったのだけど、冷静に読み直したら面白くなくて唖然としたのでいったん非公開にしました🌸
真面目な事も書いてたから、冗談を9割ほどカットして再投稿しても良いかもしれません。
→再投稿しました。

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引越し日が決まりました。引越すことが決まってから、まるでこれが運命だったかのように恐ろしいくらいすべ

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僕の五月病の正体(ASD+双極症による自己推察)+ライフハック

僕の五月病の正体(ASD+双極症による自己推察)+ライフハック

今日から五月。
みなさま、五月はお好きでしょうか。

五月。
新緑がきれいで、梅雨でもなく真夏でもなく、過ごしやすい季節だなと感じている方がきっと多いのではないかと想像します。あとはゴールデンウィークがあったりも大きいでしょう。毎年五月を待ち望んでいる方もきっと沢山いらっしゃるのでしょう。

かく言う自分は、五月に対して、たいへんに、苦手意識を持っております。なんせ↑のような真っ暗な曲を歌っている

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続・新しい生活

続・新しい生活

(写真は友人と入った祖師ヶ谷大蔵の蕎麦屋で食べて感動した鳥南蛮そば)

先日の記事(↓)を書いたあと、あるミュージシャンの文章を読んだり、また友人と話したりしたなかで、いろいろと考えたり気づきがあったりした。

まず、この記事を書いた時点では、音楽をまだまだ全然やれていない、と思っていた。
しかし、過去を振り返ってみたとき、じつはいまが、これまでの人生のなかでおそらく一番、音楽をガツガツやっている

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新しい生活(今考えていること)

新しい生活(今考えていること)

いろいろな場面において
バランスをとろうとするの
そろそろやめたい

音楽のことがダントツで
何よりも一番好きなのに
世の中のものさし、常識に
自分の人生を当てはめて
考えたり動いたりする自分が
このごろはすこし情けなかったりして

どういうことかというと
ミュージシャンとして
日々生きられてるか、ということ

ちょっと変な言い回しをするなら
音楽の神様が仮にいたとして
その神様に堂々と
「音楽の

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「強さ」について(雑文)

「強さ」について(雑文)

メンタル、物事の考え方、打たれ強さ・・

自分は昔よりだいぶタフになってきたけれど、まだまだ同世代の多くのひとと比較したら、いわゆる「豆腐メンタル」だし、特にストレス耐性なんて信じられないくらい弱い。

過去の自分と比較すれば、確実にいろいろな面で強くなっているとはいえるのだけど。

でも一方で、弱い自分を肯定するつもりではないのだけど、「強い」なんてことは、何の自慢にもならないな、とも思う。

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Songs of Green Pheasantの音楽

今朝は、Songs of Green Pheasantの1stを聴き返していた。自分にとってとても大切な音楽のひとつだけど、知ってる人にいまだ会ったことがないので、普及、布教、の意味も込めてすこしだけ彼の音楽について、書いてみようと思う。

Songs of Green Pheasantは、イギリスで教師をしているDuncan Sumpnerのソロ・プロジェクト。

音楽性については、当時のディス

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自分の音楽活動と障害(ASD+躁うつ)のこと 

自分の音楽活動と障害(ASD+躁うつ)のこと 

(写真は、写真家の船木和倖さん撮影のものです、ありがとうございます)

前半が最近の音楽活動のこと。
後半からひたすら、精神障害と自分の音楽活動についてを書いています。

去年末から、活発に音楽をやっています。

自分の一番やりたいことは音楽だから、
自分の音楽のことを生活や思考の一番に置いてやろう!と腹を括った結果なのか、この頃は出す音が変わってきて、以前よりも良い演奏ができるようになってきまし

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宅録について(bandcampリリース作解説)

宅録について(bandcampリリース作解説)

自分は普段ギターの弾き語りを中心に活動をしているのだけど、それとは別に昔から宅録、多重録音が好きで、時間や体力に余裕のあるとき、音をMTRであったりDAWであったりで重ねていく作業をしてきた。

2000年代〜2010年代前半はまだ宅録という言葉が流行っていた時代で(今はひとりでDAWやらiPhoneのアプリやらで完結させるのも当たり前のことになって、若干死語になりつつあると感じる)、メジャーな録

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エルモア/道具は手段/音と生き方の話

エルモア/道具は手段/音と生き方の話

エルモア・ジェイムス Elmore James についてXに投稿。

衝撃でした。
これアコギの音なのかよ!と。
ふつうにむちゃくちゃ音色がカッコいいエレキだと思って聴いていたので。

そして、衝撃の後に、悟りました。
良い音が出れば、理想の音が出れば、どんなものを使おうが何をしようがいいのです。前から頭ではわかってたけど、心の底からはわかってなかった。

自分も最近はエレアコをアンプに繋いでライ

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五月5テイク聴き比べ

五月5テイク聴き比べ

↑は、11月8日のライブから「五月」です。
(撮影kakizakiさん、ありがとうございました!)ミスもあったり、あとは目がちょっと怖いですが、いい演奏してると思います。 特にギターは、しつこくここで色々書いてきた甲斐があった演奏だと思います。

ぜひご覧ください。

↑は、後日スタジオにてスマホで録音、隣の部屋のドラムのキックの音がところどころ薄く入ってますが。
Flint導入後の初の録音でもあ

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じぶんのことばかりだけど

じぶんのことばかりだけど

自分のXやらインスタやらの投稿であったりを見直していた。
あまりにも自分のことばかり書いているなと思う。

自分を中心に自分の世界が回っている感じが凄まじく、それはある面においては事実だし悪いことではないんだろうけど、もっと他人を想ったり、景色の写真を上げたり、犬や猫や鳥の写真を上げたりすればいいのにな、とも思う。

大切な人と恋愛をしている人、大切なペットと暮らしている人、大切な親と過ごしている

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2023.11.14 Flint /11.15 短調

2023.11.14 Flint /11.15 短調

2023.11.14 Flint

友人のComic Up…こと河村くんと御茶ノ水の楽器屋巡り。彼はギター、僕はエフェクターを目当てに。眺めながら意見感想を交わし合ったりした。

5年ぶりにStrymonのFlintというペダルを試奏した。5年前楽器屋で弾かせてもらったときも感動したけど、今回もすさまじく良い音がした。楽器屋の弦が錆びたレスポールからあんな音がするなんて。悶絶。

自分のプレイスタ

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欲しいのは真実

欲しいのは真実

安易な癒やし/共感/連帯/希望/絆/愛/一体感。

安易な絶望/狂気の物真似/逸脱/逸脱したフリ。

そうしたものに僕は背中を向けていたい。
安易でなければ良いけれど。思想や哲学、自我、意志、美意識、そのうちのひとつすらも感じられないような、「ほかのひとがやってるから自分もなんとなくやる」 ってことは、自分はしないように、したい。
欲しいのは、真実。本当のこと。嘘偽りないもの。

自分の演奏はまだ

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