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多分これでも、感動しちゃったって意味なんだ

書きたかったことがあった。ボクの中に立派に建っていたはずだ。

しかし今日、横から前からチンケなそれをかっ喰らう存在と相対し、結果【なんじゃらほい】みたいな気分になった【ボク】を、これより文字にしていく。

ハヤカワ五味さんを体感する

正直なところ、こんな見出しをつけたくない。

他人を語る行為が得意ではないし、そうするに足るサーチが不十分であるから、結果「何言ってんだこいつ?」と思われてしまうのは、非常に辛いことなので。


もっと正直に言ってしまうと、名をあやふやにして未来どこかでその風呂敷をソッと取ってしまい、ドヤ顔でもしている方が割に合うんだ。

いや、そんなタイミングはとっくに迎えているし、有望株にツバつけとくなんて考えを、小物の小心者が持ったところでどこにも利は生まれない。それでもやっぱり、誰かを名指しで書こうだなんてするヤツではないのは本当だ。

今日参加したイベントはこちら

生理用品にまつわるお話を聞いてきた24歳♂

彼女は本当に建設的に話をする。そこに恐れ入る。ボクが彼女の講演を聴くのは2回目だった。シチュエーションはどちらも一緒、ハヤカワさんともう一人の話者、そして一応の司会者という三本のマイク。


彼女は話ながら相槌を打ちながら、そして都度都度、聴衆側に聞かせたい話をもう一人の話者に話させるよう自然と仕向ける、ところまでしていた。←これに関しては個人の感想であり、本人は否定するかもしれないけど、ただのトークショーでも立体的に見つめながら他者以上に向かいたいビジョンを持っているのは確かだ。
それは有意義な物を提供しようとする彼女のコンセプトによるものだろう。

それに倣うようにボクも出来うる限り建設的に書き連ねたいが、まあ、御免ください。

今日のイベントにおいて、ハヤカワさんは聞き手としての呼ばれだった。田中ひかるさんの刊行記念イベントと銘打っているので。だけど、ハヤカワさんから出る最前線の情報とその広さには、多くの対談相手は尻込みしちゃうと思う。

まあそれを、すごいな、と言いたたえることが彼女にとって望ましいことではないはず。
キュート&クレバーの燃料はそんなことではないだろうから。

急だが、ボクでさえ興味のないボクの職歴を述べると
自動車製造→小売(書店)→物流倉庫→小売(スーパー)だ。
学もなく志もないので、そのどれもに深く語れることはない。でも今日の「生理用品」に焦点を当てた話に対し、ボクが予想以上に膝を打ったのは後半の部分だった。

商品が何によって作られるのか×売れるのか。そこいらの話。
そして(×生理用品)って図式となると、やっぱりぶち当たる壁があって個人的にはちょっとワクワクしてしまった。
端的に言えば
生理用品のパッケージからPRに至るまで「可愛い・ラブリー主義」しかない現状に、もっと幅をきかせようよって話だったはず。

そこにハヤカワさんが持ち出した小売目線の話って、門外漢としては「へえー」ってなったけど、
その世界では割とベーシックな観点なのかな。

昔日経MJで読んだ記事の中で、ボタニカルシャンプーBOTANISTがバカ売れしているのを知った。
簡素でシックな見た目のそれがSNSが火種となって…みたいなリードだったと思う。記事はそれだけにとどまらず、ネット流通の繁栄と人々のライフスタイルの変化(手荷物を嫌う)により、トイレットペーパーやオムツなんかの大型商品に、なかなか売り場を割けないドラッグストアの現状も述べてあり、それが今日になって思い出された。(ほんとは複数の記事を記憶が捏造している可能性有り)


それともう一つの記憶、物流についての書物から。「物流がためにパッケージを変化・考案した商品事例」があることを知った。要は軽視するな、物流を!という一冊だった。
さらにボクはそれを読んだ後、Amazon、ZOZOTOWN、イオン系列、それぞれの段ボールの違いを実際の現場で観察したことがある。自宅にて顧客として受け取るのではなく、送り元(倉庫)に多種多様な段ボールの用意があるか無いかを見たわけだ。
実際、物流をどのように見ているのかがそこには大きく関わっていて、企業として革新的な順に、段ボールへのこだわりが感じられたのだ。

ハヤカワさんも物流の観点から話を持ってきたので、「ほえ〜」と会場最後尾から二列目で漏らしてしまったのがボクである。未来の次の段階「ドローンによる運搬」ってフェーズのことまでは多くを知らないけど、「現代人と自宅受け取り」という誰もが見ている当たり前になった景色を当たり前に講じることが、この人鋭いなって感じる共通点なのかな。

などという、参加者以外にはてんでわからない穴空きな書き方をしているのは重々承知している。
肝心のハヤカワさんの発言等はTwitterなどで探索してくだされ。

ボクの言いたいことは、彼女どれだけの世界に顔を出してんの?って不思議である。
彼女は話すときに「軸」という表現を用いるのだけど、それはつまり本人が話せる分野の数と等しい。「話したい・解決したい物事」とも言う。

今さらボクが知りうるハヤカワさんのことを述べると。

パケ買いした山科ティナさんのコミックに彼女が登場したときには「うげぇー」なんて声出したっけな。「ここでつながるんかいっ」みたいな、彼女らの背景なんて知りもしない、一読者としての驚きだったのだけど。


それからボクは彼女が作ったキュート&クレバーのTシャツを持っている。たまたまTwitterで見知ったのだが、字面が好きなのと単純にファッションとして着たいから買ったのだ。そしてフォロワーになったり外れたりやっぱりフォローしたり。

そこまで聞いて「コイツストーキングしてんじゃね?」と思った皆さんは賢明である。特に女性はぜひ、その危険予知能力とアンテナを研ぎ澄ましておくべきだと思う。

彼女は歴史の教科書、多分世界史の教科書にある「国ごとにまとめられた縦軸の年表が横並びになった図」のようなものを持っていて形成し続けていると思う。そこに書かれているのは出来事というより、各ジャンルの知識早見表みたいなものか。


建設的に話せる秘訣がきっとあるんだと思う。それは意識的に、例えば男性相手に議論を交わすために、みたいな目的に沿った手段でしかないのかもしれない。ほんとはダ〜ラダラ女子高生の牛歩みたいな非生産的な会話だって、人並みには好きだろうし。

意図して会話や主張を組み立てる力ってすごいなって、今日一番強く思ったこと。
問題や壁がある。そこには人が居てこれまでの時流や風潮もあって、それらを説き伏せることが必要になる。事実や根拠がいる、でも人を動かすにはそれだけで足ることは稀で、方法や手順を組む。さらには言い方って配慮さえ求められる。

そんなの…難儀すぎない?
彼女が掲げる解決って、人間がやれることなのかな?とさえ思った。

彼女のTwitterをフォローしていて垣間見える「トンデモナイ」質問箱なんて、いかにも人間という生物の関係性が露わになっている。
彼女の存在やキャッチコピーが鼻につくからという理由で、直接嫌悪感を突き立てる厚かましさがおぞましい。それこそパッとサッと水に流せる仕組みがネット世界にあればいいなと思う。
当人が少しでもすり減っているとすれば今すぐ閉ざしてほしい門戸だ。
でも開けたままなのは、本当に質問や相談に乗ることで誰かの芽を咲かせられたり、あるいは自らのためにもなると信じているからなのかな、と察する。

齟齬なく生きていける人間なんていないのにね。
成功を謳えば微塵の失敗さえ許さない風潮の、セイサンセーの無さに呆れる。

ここで、冒頭述べたとおり、主張の行方を見失ったところまで来た。
見切り発車でハヤカワ五味をにわかに語ってしまったのは、本日彼女に魅了されたことによるものなので、全く後悔や後ろめたさはない。
同世代の人が活躍することを嬉しく思うのが、ボクのただの本音なのでこれだけで満足だ。

建てちゃう女性、なんて呼んでみようかしら。
人の中に、その意志やビジョンを。

文字数がここまでで3000くらいなので、終わります。
本来この記事に書こうとした、その一部が今日のことになるつもりだったのですが、流石に一緒くたにするのはよろしくないと思い別記事に書きます。
題はこの一ヶ月、ボクがほのかに女性を覗いた件。

そもそもなぜ生理用品にまつわるトークイベントに顔を出したかとかね。


カミングスーン。


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