ところで私はジオシティーズ住みなんだ

2018年10月1日、Yahoo!ジオシティーズサービスが終了するという知らせが届きました。
ジオシティーズ上で作られた各ページを閲覧できるのは、2019年3月31日までとのこと。

私はTwitter検索でお祭り状態を眺めながら、色々と思い出していました。

というのも、私はつい昨日にもそこで自分のページを更新していたのです。

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私は不登校児でしたが、逃避先(「逃げる」という言葉に敏感な方もおられますが、私自身の体感としてこの表現を使います)はゲームとパソコンでした。目の前で生きて動く人間は信じられませんでした。

ネットを興味のままに閲覧しまくる日々。おもしろFlashでゲラゲラ笑ったりとか、意図せぬタイミングでドッキリやエログロ画像を踏んでしまったりとか、ゲームのファンサイトが夢のようだったりとか、個人の創作サイトに憧れたりとか。
(今思えば、あの頃相手をしてくれた人達は、よくこんなガキの相手をしてくれたもんだ)

そして「使えるものは使っちゃえ!」みたいな感じで親のYahoo!IDを使って(ルール的にはまずい気もするが)憧れのホームページをこしらえたような気がする。
「ゲーム」「擬人化」「イラスト」「同人」的なやつが好きだったので、そういうものを作った。欲望が直球ストレートだな。

バナーを複数用意してみたり、気合いの入ったトップイラストを貼り付けたり、更新の早い日記コンテンツを設置したりして。あの頃はマウス画だったな。

↑現展示で最古の作品。「風来のシレン2」のジャノメぼうず

いわゆる「裏ページ」みたいな存在も好きだったので、それもこしらえた。
「エロはありがちだからグロにしよう!」だとか、自分なりの創意工夫があった気がする。

(そんな思い出とかが色々あるので、私のとってグロというジャンルは今も大切な、一種の聖域でもある)
(そういうこともあって、年齢制限に厳しい考え方については未だに理解できなくて困っています。親の方がグロ怖がるしなあ)

とにかく、訪問者に「お得感」みたいなのを与えられるように頑張っていた気がする。裏ページの設置についても、1粒で2倍おいしい的な。

黒歴史がないかと言われるとそうでもなくて、私の場合は他者への攻撃性がものすごかったんですね。
すみません。これについては省略させてください。私のことは勝手に恨め。
(ダミーエンターはなかったが、エンターページでの威嚇はした)


ある時はサイトの擬人化もした。そいつはきっと私自身だった。


数年を迎えた時、自分のサイトのあり方にすごく悩んで、一度リニューアルをしたこともある。CSSを使い始めたのもこの前後だったかな。HTMLタグ打ちよりもオシャレに、しかし「製品的」になったような気もする。

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こうして振り返ってみると、サイトの本当の役割は「自己表現の場」だった。
自分のイラストも、性癖も、考えも、攻撃性も、リアルよりもずっと表現しやすかった。「いい子ちゃん」と「不良」を両方内在しているような私にとって、「正しくあるべき(≒それ以外は排除)」という世界は正直しんどい。

インターネット――不登校のせいか私がビビリなせいかはわかりませんが、漠然と「なにか悪いことをしているような気がする」と思いながらも、当時の私にとってそこは大変魅力的な世界でした。そう思うと私の青春も悪くない。といっても綺麗な空や海の色ではないな。ブラッディでサイケデリックな春だった。

そして私は今、大切に持ち続けていた自分のページをどうするべきかと迷っている。Twitterが自己表現の場として機能しているからである。まだ時間はあるため、これについてはじっくり考えよう。ああ、旅行していたら実家が火事になっていた気分。桃鉄なら「本社がピンチイベント」だ。


ジオシティーズスタッフの皆さん、ほんとーーーにありがとうございました。